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稲妻を髪留め代わりに _ 詩

外はすごい嵐みたいで
こんな夜は言葉が怯えて
心から伝えたいこと
風の音と重なり合って
ポケットに穴が空いてたようだ
幾つか何処かに落としてきたよ
心から伝えたいこと
ちょっと大事にし過ぎたな
窓にひび割れるあの稲妻を
髪留めにして準備は終わり
心から伝えたいこと
その心まで一直線に
感電してよどうせなら
痺れるくらい二人だけの夜に





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