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いい詩なんて書けなくても _ 詩

そこにいるって何故かわかるよ
窓から流れる生温さと
何か言いたげな困った眉毛は
音がなくても伝わるよ
プラトニックじゃ朝は来ないよ
隙間から漏れる白色光の
分解を担うプリズム代わりに
午前二時に七色の夢を
ありふれた日々に愛は生きていて
勝手に気持ち決めつけないで
なんでも僕にぶつけておくれ
愛でも嘘でも棘でもゴミでも
唾でも月でも星でも夢でも

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