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月兎紬
2024年5月11日 20:24
雨傘の下肩がぶつかる殺した声が水を含んで心の奥に沈んでしまう見えているのにわからないわかっているのに見えてない君が選んでくれたから私は生きているのにな乾かない袖に夕陽が差して交わした約束の匂いがしたらまた明日も期待して傘がなくても肩をぶつける了
2024年5月10日 23:19
キスの後そっと頭を撫でて傷の痕もっと痛みが出ても優しい言葉準備してたよ予定通りにできないなもう一回って言っていいのもういっかって行っていいよ嘘だよ本当は思ってないでも君には届いてない私だけが知ってる君は君だけが知ってる私は桜だって散ってく春は夢だって知っても二人は了
2024年5月9日 20:42
雪も溶けたし月も欠けた花は鳥と共に空へと舞った風が教えてくれたけどまたいつか月が満ちるまでコンクリートが愛おしい日田園の方舟飛び乗った日ランドリーで目を回したり林檎探して電気屋巡りそんな全てが恋しくあれどでもねだからこれでおしまいグッバイマイスウィートハート了
2024年5月8日 22:45
河童が話しかけてきた胡瓜を分けてさよならしたほんとにいたんだとちょっとびっくりしたあなたにサヨナラ告げられたハートは半分にできなかった本気の恋だったと今更痛みで理解した季節が時間を四つにわけても春夏秋冬思い出があっていつまでたっても僕は一人だあの日の河童は元気かな了
2024年5月7日 22:43
結果として痛みとか苦しみとか死とか並べて飾るばかりのウタか一貫してくだらない救われない生を刻んで煮込んでばれないように恋には門限を愛には潜水艦を君には永遠を僕には鮎の塩焼きを折り畳み傘忘れてもこのくらいの詩をこの胸に了
2024年5月6日 20:05
何度だってやり直そう壁紙から塗り直そうああでもないこうでもないと言い合いながら確かめよう知らないうちに手を繋ぎコーヒーが冷めてしまうようなあんな夜を何度でもこんな風にこっそりと夜の端っこで確かめようかよわく強がる左手を迷ってばかりの右の手を了
2024年5月5日 18:56
言葉に溺れて息ができない言葉が詰まって血が流れない理屈や規則で縛れない卑屈で微弱で測れない詩がなくても生きていく詩がないなら生きれない高層ビルに咲く花に宇宙から涙で水をあげ余りをあなたの街に撒きあの蝶の傘に気付けたらどんな言葉で呼びかけようどんな詩を書いて届けよう了
2024年5月4日 18:10
だめだよ言葉になんかしちゃだめだよ理由なんか求めちゃどこが好きとかどうして私なのとか夕暮れ時の碧いオレンジサクソフォンの歌う声涙ごと頬にキスした甘み二度と回収できないサヨナラどれも言葉になんかできないだから僕ら詩を書いて両手で抱えた永遠も磁力が消えた一瞬も了
2024年5月3日 23:05
私だけもう夏服で警戒心が空から注ぐ兎の目の様に赤いならこの心もバレるのかもね五月晴れどうか煌めいて盛大に蒼く孤独が歌う太陽の火の様に黒いなら春が青くならずに済むわ傷が幾重にも重なって鱗の代わりに波紋作って君がただ一人輝いてこの心がバレるの期待して了
2024年5月3日 10:51
フライデイナイトふたりでいないとなんて美しい夜なんだなんで美しい夜なんだいろんな声で確かめ合って傷んだ箇所も確かにあってサンデイトワイライト3回唱えないとさよならできない寂しくてさよなら溺愛たなびいてまた一週間落ち込んでまた金曜日を待ち侘びて了
2024年5月2日 13:50
全自動の悲しみに引っこ抜いたコンセントLEDの眼差しをくたびれた猫が覗いてる赤い瓶を選んでおけば何も知らなくて済んだのにオイルの漏れたライターの様に火が点いたならどこまでも私の心が作り物ならばこの痛みをなんとするプラスチックの星屑で傷口照らせるわけもなく了
2024年5月1日 20:12
誰にも似てない銀色で守りたいもの包んだらチョコのように溶けてゆくほろ苦いの誤魔化して鋭く尖った銀色で傷つけるもの切り裂いて刃が走る一瞬にほろりと流す涙かな了
2024年5月1日 00:06
うたた寝の隙に飛び出した春の雪が舞っていた降り積もった時間の粉は小川に溶けて泡となれ明朝体の表情でバスカヴィルを気取っても芽吹いた緑の眩しさに霞んで透けて痣となれ何度何度繰り返そうとあの日の雪を待っていた僕の心臓を転げ落ちたならきっと此処に流転して了
2024年4月30日 18:20
スピーカー全部かきけしてさすがにその歌詞は泣いちゃうね君に会いにいくことなんてほんとはとても簡単だチョコも溶けだす暑い日も鳥かご抜け出す真夜中も思い知ったよぐさぐさと君に会いにいくことなんてこんなにこんなに困難で了