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相手の欲するものを提供するのが商売の鉄則かと思う。

セールスやマーケティングの勉強会に行くと、よく言われるのが『砂漠では水を売れ』という話。

3C、4P、STPといったフレームワークに則っても、至極シンプルだし簡単な話だ。

とはいえ、こんな誰にでもわかるこんなブルーオーシャンが、どこにでも転がってないからマーケターは悩むわけです。

そして、じゃあ私は何を売ればいいですか?とか勝てるフォーマットやテンプレートはありますか?とか甘えたことを言ってくるわけです。

あ、すみません。甘えてるは失礼ですね。“舐めてる”の間違いでした。

誰に何を売りたいかを決めるのは事業者の仕事です。
それを外注していたらただの下請けかと思いますよ。

というのは、そっと心のなかでつぶやいて・・・

砂漠で水を売るというのは、要は相手の求めているものを提供しようよってことなので、今一度社会や時代、業界の流れ、そして顧客・市場が求めてるモノ・コト、目の前のお客さんが解決したいこと、自分たちの持っている資産(ヒト・モノ・カネ・情報)を整理して、再設計してみたら良いだけかと思います。

なんでターゲットも決まってないのに商材やサービスが出来上がってるんだろ?と、不思議になるような相談も多いですが、、、まあ、単にセールスやマーケティング担当が知らないだけなのでしょうね。(アカンやん)

さて、それでも”砂漠で砂を売らなきゃならない”となったとして、売れませんと簡単に諦められないのがビジネスの非常なところです。

ほんとに売れないだろうか?

そりゃ、喉の渇いた人に売ろうとしても的外れだろうし、地元の人にも売れないと思います。

しかし誰にとっても価値のないものだろうか?

例えば「甲子園の土」「星砂ビーチの砂」「月の石」と言ったものに価値があるように、何かしらの価値を付加することで、お土産需要は作り出せるかも知れない。

単純に砂を袋や瓶に詰めるだけでなく、砂時計にするとかですね。

ターゲットを変えることで、新たな需要は作れるかも知れない。

例えば約10年前、人口減少や眼科医療の発達もあって縮小傾向にあったメガネ業界において、JINSさんが打ったPCメガネという「普段メガネを掛けない人向けメガネ」という戦略はこうしたターゲット変換の好例だと思う。

わたしもJINSのブルーライトカットメガネ愛用者です。

とは言え、顕在化されてない需要だとしても、需要のないところに新たなマーケットは作り出せないので、やっぱり未来のお客さんのことを考え、価値あるものを作り出さないといけないことには変わりないわけです。

しかも今の時代、環境など生み出したあとのことも考えておかないと、予期しないところからボールが飛んできそうですからね。

まあ、それもまた面白いのですが。笑

まあ、個人的な意見ですが・・・

はむ。

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PS.ふと手に取った下記の本、まさに自分が言いたかったことをキレイにまとめてくれている本だなーと感じました。

水野さん、4年も前にすでに言語化してくれていたんですね。

仕事における段取り・準備の大切さを伝えきれなくてモヤモヤしているチームリーダーやディレクターさんにおすすめです。


新しい書道具と読書費に充てさせていただきます。