Trip|フィンランドでカフェ散歩 〈08. Maja Coffee Roastery〉
外の気温は、まだまだ0度あたりを行ったり来たりしているヘルシンキ。道には今も雪が積もっていますが、たしかに春が近づいていることを太陽の光が教えてくれます。
そんなある日、お友達を誘って、わたしにとって特別な存在のカフェに行ってきました。
写真に写り込んでいるお友達のワンちゃんも一緒に行った先は、「Maja Coffee Roastery(マヤ・コーヒー・ロースタリー)」。
この小さなカフェは、レフティサーリという、ヘルシンキからエスポーへ行く時に通る島にあります。
カウンター横のスペースで焙煎が行われているので、コーヒーの香ばしい香りが部屋中に広がっています。
外にはアルテックのダイニングセット。店内の席は6人ほどのとてもミニマルなスペースですが、ガラスで覆われているので狭く感じません。
Maja Coffee Roasteryのオーナーは、日本人とフィンランド人のご夫妻。そのとてもやわらかく優しい接客に、日本に帰ったようなホッとした気持ちになります。
今回はまだ寒かったので、温かいカフェオレと、バナナブレッドをふたり分注文しました。
コーヒーは注文があってから、一杯一杯ハンドブリューで淹れてくださいます。とても丁寧なその所作は、なんだか映画かもめ食堂を彷彿とさせます。
毎回変わるデザートは、オーナーの手作り。
コーヒーもケーキも毎回おいしくて、家で真似して作ってみるのですが、こんなにおいしくはできないのです。かもめ食堂のように、おいしくなるおまじないをかけているのでしょうか。
ここで焙煎したオリジナルのコーヒー豆を買って帰るのも、楽しみのひとつ。今回は、プレゼント用にもう一袋購入しました。
この日にお友達を誘ったのは、お友達が少し落ち込んでいたから。
寒いけど、外に出ておいしいコーヒーでも一緒に飲みながら話そうよ、とお誘いしたのでした。
おいしいコーヒーとケーキ、そして居心地の良い空間でのおしゃべりにお友達も癒された様子。気分が晴れたと言ってくれて、わたしもうれしい気持ちになりました。
わたしにとってMaja Coffee Roasteryは、他のカフェにはない、特別な気分になれる場所です。
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