通訳について思うこと(0)
こんにちはMikiです。自己紹介はこちらから!
自己紹介で母が台湾人であることを話すと、「ハーフじゃん!じゃあ中国語喋れるの?通訳して!」と言われることもしばしば、、、
そもそも“ハーフ”だから話せるわけではないですし、話せるからと言って通訳できるとも限りません。
私は買い物で困らないくらいには中文を話せるのですが、通訳するとなるとそれはそれは拙いものです。そんな私が今まで経験した(広義の)通訳について振り返ってみたいなと思います。
初めての通訳?with家族
そもそも通訳とはざっくり言うと、使用言語が異なる人同士の意思疎通のために聞き手の言語に訳すことで
私が初めて通訳らしいことをしたのは、中高生の頃でした。
通訳といっても、家族に対してひとこと、ふたことという程度ですが家族と相手の意思疎通ができるように自分から働きかけた大事な経験でした。
父との買い物
ある年の台湾帰省の際、父と二人で夜市へ買い物に出たことがありました。帰りに弟へのお土産として今川焼のようなおやつを買っていくことにしました。
味は芋とチョコだったと思います。
「一個芋頭,一個巧克力」
ここまでは指差しでも伝わります
店員さんに「(袋に)一緒に入れてもいい?」と聞かれましたが、私と弟と別々で食べやすいように袋を分けてほしく、
「要分開」
と言いました。
「今なんて言ってたの?」と聞いた父に、「“一緒に入れていい?”って聞かれたから“分けてください”って言ったんだよ」と伝えました。
これが(広義の)通訳をした最初の記憶です。
自分で自分の言葉も訳しているので通訳か微妙なところではありますが、日本語話者の父に店員さんの中国語を説明できた初めての経験でした。
母との韓国旅行
また、大学生の頃は母と2人で行った韓国旅行で店員さんと母とのやり取りを拙い韓国語で手助け?できたのを覚えています。私が第二外国語として韓国語を学んでいたのと、母がパックなどの化粧品や服などを見てみたいと言っていたのもあり、一緒に行くことになったのでした。
当時はまだ覚えたての韓国語でしたが道を聞けたのも、「いくらですか?」と値段を尋ねることができたのも、自信になったことを覚えています。
何よりハングルを読めたことで地下鉄の路線図や標識、店名などを読めたのがとても役に立ちました。また、通訳というほどでも無いですが、試着をした母に店員さんが「きれいですよ、お似合いですよ」と言っていたのを母に伝えたりすることもできました。
ここまで書いてきたのはいわゆる「逐次通訳」と言って、相手が話す→訳して伝える→回答する→訳して伝えるのを繰り返すものです。通訳と聞いて真っ先に想像する方も多いのではないでしょうか。(他に同時通訳とウィスパリング通訳がありますが割愛)
私はこの「逐次通訳」を実際にボランティアや仕事として何度か経験したことがあります。正直もう二度とやりたくないです笑
とはいえ先のことは分からないので、将来の私がまた通訳をやりたいと思った時、これまでの「逐次通訳」の貴重な経験や感じた想いを思い出してほしい、『未来の私よ、初心に帰ってほしい』と考え、振り返っていきたいなと思います。
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