GW台湾滞在記(後編)基隆、迪化街、新北
こんにちは!Mikiです!この記事は後編です!
前回までの続きはこちらから!
中編では初めての場所で、食べ物や景色や食べ物や食べ物を楽しみましたが(笑)、後編では台湾在住の友人に会うのがメインになります!
地球一周の船旅で出会った友人Bと、鏡映しの存在Y。2人と会えたことでより一層、まるで地元の友だちに会ったような感じがして、台湾という場所が私にとって旅行先以上のものになりました。
今回の登場人物
友人B:地球一周の船旅で出会った。台湾の基隆(キロン)に住んでおり、今回船旅ぶりの再会を果たす。
Y:同じく地球一周の船旅で出会う。境遇が鏡映しの存在。
伯父3:母の3番目の兄。現在は故祖父母宅の家に住んでいる。
阿姨:伯父3の妻。
孫くん:阿姨の孫。たまに伯父3夫妻で預かっている。
8日目 基隆 友人の原付、夜市
バスむずいよ!!
台湾にいることをインスタに上げたところ、それを見た友人Bが連絡をくれました。友人Bは基隆(ㄐㄧ ㄌㄨㄥˊ / jī lóng)に住んでいます。『千と千尋の神隠し』の舞台となった…わけではなく、舞台になった『九份(ㄐㄧㄡˇ ㄈㄣˋ/ jiǔ fèn)』の近くにある港町です。台北からそんなに遠くないし行ってみっか!
と、基隆で会うことにしました。行きたい場所はあるか聞かれたので、海洋博物館に行ってみたい!と連絡したら『地下鉄のどの駅で降りてバス停までどう歩いてどのバスに乗ればいいのか』写真付きで詳しく教えてくれました。優しい…。
当日、教えてもらった通りに…行きはしたんですが、思った以上に時間がかかりました😇
まず地下鉄自体は問題ありませんでした。だてに西門と北門と一人で行ってないですからね(ドヤァ)。
しかし着いたバス停で乗りたいバスを探すと、なんとまだ出発していませんだと…!?
本数が少なかったのか、結局1時間近く待ちました…。
やっとバスに乗り込み、次かな次かなと待っていると、あれ?なんだか今回の目的地『海洋広場』から遠ざかっているような…
Googleマップで確認しても目的地からどんどん遠ざかってる!!!
あわてて友人Bに「今このバス停出たんだけど合ってる??」と連絡したところ、いわゆる各駅停車だったそうで「合ってるよ〜快速(?)のやつのほうがよかったかも」と言われ、「おい〜」となりながらもホッと一息。
"基隆に到着しました"
と車内放送が流れ、電光掲示板にも”『基隆』到了”と表示されました。
ついに目的地…?
でも海洋広場って名前じゃないし…
あれ?車内誰も居なくなった…?
すると運転手さんが終点ですよと教えてくれました。
「海洋広場に行きたいんですけど…」と聞いたら、
「ああここら辺一帯が海洋広場ですよ」と教えてくれて、
「あ!そうなんですね!すみません!」
と慌てて下車。
「ご乗車ありがとうございましたー」との声を聴きながら
あー良かった、ていうか運転手さん優し…!とまたまた台湾のあったかさに触れていました。
どこに行けばいいか友人Bに電話してみます。
私「着いたよー」
友人B「今どこ?海の近く?」
私「うん、そう」
友人B「あ!見つけた!そのまま前に進んで!」
私「え?私からは(友人Bの姿)見えないけど…」
友人B「向かい側にいるからね笑笑そこの横断歩道見える?そこから渡って」
私「あ!見つけた!」
手を振って4年振りの再会を喜びます。
オートバイで夜市まで!
友人Bのオートバイの後ろに乗せてもらい、写真映えするという虹の建物へ!
たくさん写真を撮って、次は元々の目当ての海洋博物館。まあ17時までなので結局周りを散歩しただけですが😇今度は空いてる時間に来ます!!
海に囲まれた台湾、景色もよくて今日は天気もよくて散歩にぴったり。さすがは港街の基隆。海風が気持ちよかったです。
お次は夜市(ㄧㄝˋ ㄕˋ/ yè shì よいち)!!友人Bはオートバイを駐車場に停め、2人で入り口へ向かいます。台湾で夜市に行かないなんて台湾に行ったとは言えません!というくらい、台湾では夜市が生活に根差しています。
観光客も多かったですが、友人Bが「この店が美味しいよ」とか「あの店はまあまあかな…」とか色々教えてくれたのが、地元の友だちに案内してもらった感覚で、新鮮なようで懐かしいようでそれはそれはもう楽しかったです。
小吃*を色々買って海洋広場に戻り、戦利品(笑)を食べます。
お腹も満たされ、友人Bに帰りの時間を相談したところ、バスの時間を調べてくれました。
西門の一件があって、21時までに帰ってね!と伯父3に言われていたのです。
友人B「どっちにする?」
時刻を見せてくれました。早いほうはすぐ向かわないと間に合いそうにありません。私は遅い方を指差しました。
私「んーこっち(遅い方)」
友人B「ok」
私「伯父3にお土産買ってて遅くなったって言える笑」
友人B「確かに!!(笑)その理由なら伯父3たちも(Mikiのことを)怒れないね!
友人Bおすすめのお土産を買って乗り場へ。
友人Bは改札ギリギリまで送ってくれて、「(ホーム降りて見たら電車分かるから)迷わないよ、大丈夫」と送り出してくれました。
帰りはバスではなく鉄道で帰ります。教えてもらった番号の鉄道に乗って番号から、何分頃に何駅を通って台北駅に着くのか調べます。
よかった見つけた…
便利な世の中になったもんだぜ…
40分ほどありそうだったのでスマホをいじり、イヤホンで音楽も聞くという余裕っぷり。
台北駅からは地下鉄に乗り換えて無事に家に着きました。ちゃんと連絡していたので怒られることもなく、一緒に夜食食べに行く?と誘われついていくことに。夜市で色々食べて割とお腹いっぱいなんですが!!!
夜食
連れてこられたのは夜遅くまでやってる近所のお店。どうやら油條*と豆漿加蛋*が食べられるみたいです。
これって朝食のメニューでは…?と不思議に思っていると、「夜食として食べることもあるよ。食べきれなかったら持って帰って明日の朝食べればいいよ。」と言ってくれました。実際に行ったお店は朝も開店していて、残してしまった油條は持ち帰らせてくれました(打包(ㄉㄚˇ ㄅㄠ/ dǎ bāo))。
夜に揚げパンはちょっとくどい気もしますが豆乳に浸すことで紛れ、ほどよくお腹が膨れます。豆乳は豆乳で玉子入れるの!?なんて思っていましたが、ほんのり甘く優しい味で、夜食にぴったりでした。
9日目 迪化街 鏡映しYとの再会、からすみ
あっという間に日本へ帰る前日となってしまいましたが、台湾冒険記と言わんばかりに色々なところに行っていて、お土産を買うのをすっかり忘れていました…。パイナップルケーキ(鳳梨酥*)とドライフルーツ(水果乾*)を買うつもりで、そのほかに家族からのお使い、即席スープ(酸辣湯*)とカラスミを買いに行きます。まずはよく行く市場に行ってパイナップルケーキとドライフルーツを探すことにしました。
市場
市場(ㄕˋ ㄔㄤˇ/ shì chǎng)にはお肉にお魚、野菜や果物屋さんはもちろん、衣料品や雑貨も売っています。お目当てはお菓子の量り売りのお店。毎年行っていたので慣れたもの。ドライフルーツはパック売りされていたのでキウイとマンゴーを選び、パイナップルケーキは個包装になっているものを袋に入れて行きます。箱で買うよりもかさばらないのでいつも助かっています。
市場を抜け近所のスーパーに行き、母に頼まれた酸辣湯もゲット!これでお土産はOK!
あ、カラスミはこの後迪化街*で探すことにします。
*迪化街(ㄉㄧˊ ㄏㄨㄚˋ ㄐㄧㄝ/ dí huà jiē):
歴史のある商店街、問屋街であり観光地としても扱われる。
迪化街 鏡映しYとの再会
午後は迪化街に行って鏡映しYとの再会を果たしました。実は今回の台湾滞在記、最大の目的でもあります。
Yは日本人の母、台湾人の父がいて、台湾で育ち母語は中文、日本語ペラペラという、私を鏡に映したような人です(詳しくはこちら)。
今回、実に4年振りに直接会えることになりました。
地下鉄の駅で待ち合わせ。昨日の基隆に比べたら地下鉄なんてなんのその。一緒にお昼ご飯を食べて、カラスミを見つけて、カフェに行って、夕飯を食べて、めちゃくちゃ話し倒しました。
お互いの母語が学習言語の私たち。中文も日本語も使って話をします。
他の9日間よりも濃い1日だったので、詳しくはまた別でまとめたいと思います。
10日目 荷造り、別れ。
遅めの飛行機にしていたので朝はゆっくり。
荷物をまとめて、忘れ物がないことを確認します。
重さも超過しないか心配でトランクとリュックとどっちも量っておきました。
さあそろそろ空港へ向かいますよ!となった時、なんと孫くんが自ら手を伸ばして抱っこをねだったのです!大人しく抱っこされてくれました!
最初は手繋ぐのも嫌がったのに今では自分の腕の中で大人しくしてくれてる…!と感動。
車に揺られ、帰りたくない〜とごねる私。伯父3も阿姨も「もっと居ていいよ~」と冗談ぽく言ってくれましたが、翌日午後から仕事なので帰らないわけにはいかず…。「仕事あるならしょうがないね、またおいで」とやさしく送り出してくれました。
空港に到着し車を降りて、バイバイと手を振って「また来るね」と言って別れを告げます。後から聞いた話では、バイバイした時は手も振らずポカンとしていた孫くんが、帰りの車中でずっと私のことを呼んでくれていたそうです。嬉しい〜。次会う時はどのくらい大きくなっているのかな。
まとめ
そんなこんなで今回の台湾滞在は幕を閉じ、無事に日本に帰ってきました(夜遅めの飛行機だったので、初日とは違い終電を逃さないかヒヤヒヤしながら荷物を待っていました…0時過ぎましたがちゃんと帰宅できました!)。
私、中文話せてる…!
今回の台湾、めちゃくちゃ楽しかったです(楽しくない台湾なんて祖母の葬儀を除いて無いんですけどね)。
1人という気楽さもさることながら、中文を話す楽しさや嬉しさを再び見い出せたのもあります(中文と離れていた時の話はこちら)。台湾の方々も優しいし、やはり小さい頃から私を知っている伯父3だけでなく、初めて会った人にもちゃんと通じたのが、本当に本当に嬉しかったです。
なんだ、私、中文しゃべれるじゃん。
『行く』場所ではなく『帰る』場所
実は台湾渡航前は台湾に『行く』と表現していました(『コロナ明け初めて台湾に行った話』)。毎年必ず帰っていた台湾にコロナの影響で4年もの間行けなかったため、今回の心情としては『行く』のほうが近かったのです。
でも台湾に着いたらそれまでの緊張が嘘かのように、ごく自然にぬるっと生活に馴染んでいき、最終日には台湾を離れたくないとゴネる始末。日本に戻って来る頃には、台湾に『帰って来ている/帰った』と表現するようになりました。
私にとって台湾は旅行先ではなく帰省先。行きたい、ではなく『帰りたい』と思える場所。
最後の帰省(特別な帰省)から約4年、今回台湾に帰ることができて本当によかった。
絶対、また台湾に帰ろう。
そう、思うのでした。
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