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GW台湾滞在記(中編)北門、淡水·碧潭、東門、宜蘭

こんにちは!Mikiです!この記事は中編です!
前回まではこちらから!

 前回は無事に台湾に着いて餃子を食べ、筍を取り、西門を一人散策しました。今回はその翌日からになります!
  伯父3のミニ菜園を見に行ったり、アプリで知り合った人とカフェに行ったり、ほかにも碧潭や小籠包のお店、宜蘭など初めて行った場所が盛り沢山の中編!では4日目からどうぞ!

今回の主な登場人物

  • 伯父3:母の3番目の兄。現在は故祖父母宅の家に住んでいる。

  • 阿姨(ㄚ ㄧˊ/ ā yí  アァイィ):伯父3の妻。

  • 孫くん:阿姨の孫。たまに伯父3夫妻で預かっている。

4日目 北門 アプリで知り合った人とカフェ

朝は蝶々

 4日目の朝は伯父3がトマトや瓜を育てているという場所へ。いわゆるミニ菜園といったところでしょうか。空気も良く、朝方から植物に囲まれて過ごすなんてすごく健康的!と思いました。蝶々もいっぱいいて、少年のようにはしゃぎました(笑)
   実は今回、花蓮(ㄏㄨㄚ ㄌㄧㄢˊ/ huā lián カレン)にある蝶々谷という場所に行きたかったのですが、今の季節は蝶々がいないこと、コロナの流行が台北よりひどいことから行くのをやめたのでした。
伯父3は私が悲しむのを見て、蝶々ならこっちにいっぱいいるよと連れて来てくれたのです。この後も午前中に都合がついた日は連れて来てくれました。空気がキレイで気持ちよかったです。

トマトとかキュウリとか色々育てているみたい
真ん中らへんに青い羽の蝶々。
モンシロチョウとかもいた。
素人が写真に収めただけでも勘弁してください🥺

午後は北門

  午後は前日にアプリで知り合った人とカフェに行きました。我ながら行動力がエグいw※何があるのか分からないのでおすすめはしません

  相手が行きたいカフェがあるというのでその最寄り駅で待ち合わせました。何番出口?何色の服着てる?みたいなやり取りの末、無事に対面!
  私は「中文おかしなとこあれば言ってね?」と言ってレベルを示しつつ、相手からの「台湾で育ったの?」とか「どうやって勉強したの?」とかいう質問に対して、「そりゃ私が中文を話せるの不思議だよな~」と思いながら答えて行きました。
  私が中文を話せるのは、”ハーフ”だからではなく私が一所懸命中文を勉強したからなので、出身などを聞かれるのはあんまり好きじゃないのですが、「どうしてそんなに上手いの?」というニュアンスを感じてまんざらでもなかったです(チョロい)。

  話しながら目的のカフェに到着!店員さんがメニューを持ってきて説明してくれます。
私が「店員さん早口で聞き取れなかったんだけど、さっきなんて言ってたの?」と相手に尋ねたところ、
「1人1品は注文しなきゃいけないっていうのと、店内自由に写真撮ってもいいけどフラッシュ焚かないようにって。」とシンプルな単語で教えてくれました。や、優しい…。

このラテアート、ハート…だよね…?

  注文したカフェモカとカヌレが届き、お互いのことを色々と話し始めます。今はスマホが便利ですねー。分からない単語があれば「ちょっと待って調べるね!」とか「写真見せるね!」とか活用して会話を進めていけます。同世代ということもあり、話も盛り上がりました。楽しかったー!
(そういえば、今日この日まで台湾で接してきたのは、伯父3夫妻とその友達、孫くんなので、親世代か幼児でした!両極端!)

  アプリで知り合った人とおでかけって結構ハードル高いですが、出会った方も優しい穏やかな方で安心しました。※何度も言いますが、何があるのか分からないのでおすすめはしません。自己責任で…。
相手の方とはインスタも交換し、日本に来たら連絡してね!と言って別れました。

  帰る時には昨日の反省を活かし、伯父3と阿姨の2人にLINE。西門の一件で心配させてしまったので、ちゃんと学習しました。伯父3の返信はいつも「OK」だけなのに、今日は「OK、みんな帰りを待ってるよ」との返事。

みんな?みんなって誰…?

夜は宴

  帰ってみるとあらビックリ。夜は伯父3の友だちと宴会(?)でした。
この日は勞動節(ㄌㄠˊ ㄉㄨㄥˋ ㄐㄧㄝˊ/ láo dòng jié ≒勤労感謝の日)でお休みだったのです。
  小さい頃に会っていた人もいれば会ってない人もいて、春節の時に私の父と母に会ったよという人もいればそうでない人もいて、

…カオスでした(説明が面倒になった)。

私、伯父3、阿姨+8人=11人の大所帯。いわゆる飲みの席です。西門に一人で行けたし、みんなが話していること聞き取れるかなあなんて思っていたら台語*の嵐😇
あ!今中文だ!と思って耳を傾けているといつの間にか台湾語になっていてティアーボ(台湾語で「聞き取れない」という意味。聽不懂)。

*台語(ㄊㄞˊ ㄩˇ / tái yǔ):
いわゆる台湾語のこと。台湾華語とは区別される。
ふだんの日常生活では、台湾華語と台湾語を混ぜて話す場面がよく見られる。

参照: 『台湾語が1週間でいとも簡単に話せるようになる本』
趙台㦊 著、陳豐惠 監修

  伯父3たちはビールを飲んでいましたが私はビールがあんまり好きではありません。でもフルーツビールだけは別です(笑)
パイナップルビールを片手にご馳走をいただきながら、30%も分からない皆さんの話に耳を傾けながら、時々質問に答えたり、分からない単語の意味を聞いたりして楽しい時間を過ごしました。
注音*分かるの!すごい!とちやほやされたのが嬉しかったです(笑)

*注音(zhù yīn / ㄓㄨˋ ㄧㄣ):
注音符号(ちゅういんふごう、ちゅうおんふごう、繁: 注音符號、拼音: Zhùyīn Fúhào チューインフーハオ)とは、中国語の発音記号の一つ。現在は主に台湾で用いられる。先頭の四文字「ㄅㄆㄇㄈ」からボポモフォ (bopomofo) とも呼ぶ。

Weblio辞書より

5日目 淡水、碧潭 海と川と噴水

  本当は5日目と6日目に花蓮に行く計画を立てていたのですが、色々あって中止に…代わりに伯父3が車であちこち連れて行ってくれることになりました。今日は孫くんも一緒です。

淡水(北海岸)

  最初に着いたのは北海岸。暑い天気の中、潮風が気持ちよく吹き、海辺ではみんな靴を脱いではしゃぎました。いや、みんなではなく、孫くんを除いてでした。海辺に降りるまでは楽しく歩いていたのに砂浜に着いた途端、孫くんは阿姨の脚に抱き着いてそばを離れません。汚れてしまわないように靴を脱がすと孫くんギャン泣き!!
「海見ようって言ってたじゃん~」「水遊びしたいって言ってたじゃん~」と伯父3と一緒に孫くんに説得を試みます。が、やはり海が怖いみたいで、伯父3が抱きかかえて波に近づくとそれはそれは大きな声で泣きわめき、3人であらあら~と頭を抱えました(笑)
  ひとしきり泣いた後、阿姨に抱きかかえられながら足についた砂を海の水で洗ってもらいます。泣き疲れたのか慣れたのかおとなしく、笑顔もこぼしていました。海辺を離れると嘘のように機嫌が良くなり皆ほっと一息。

波打ち際

  いつの間にかお腹も空いてきて、お昼ご飯を食べに行くことにしました。今日の昼食は肉粽(ㄖㄡˋ ㄗㄨㄥˋ / ròu zòng)!ちまきのことです。ちなみに台湾語ではバーザンと言います。近くには家肉粽、家肉粽など色んなお店がありました。

左:ちなみに私たちが行ったのは家肉粽。
右上:四神湯(ㄙˋ ㄕㄣˊ ㄊㄤ/ sì shén tāng)というスープ。もつとか入ってる。
右下:この肉粽には肉の他に栗と黄身が入っていた。

碧潭 水舞

  昼食を終え、続いて向かったのは碧潭(ㄅㄧˋ ㄊㄢˊ / bì tán ビータン)。孫くんが海辺!と舌足らずな声で興奮していました。が、ここは海ではなく川。多分こっちの『河』。
ここは海辺じゃなくて河辺だよーと言いながら伯父3は「ここでは水舞(ㄕㄨㄟˇ ㄨˇ/ shǔi wǔ)が見れるよ」と教えてくれます。水舞?「水舞って何?」と聞くと、「んー、水が踊っているように見えるものだよ。」と説明されましたがイマイチピンと来ません。

水が、踊る…?

「見たら分かるよ」と言われたので『水舞』を見られるところを探しに行くことにしました。
せっかくだから夕飯を食べながら見ようということで、屋外レストラン(?)みたいなところで夕食です。

全然台湾料理じゃない笑

『水舞』の正体は『噴水』!なるほど確かに、水が踊っているとは言い得て妙です。
夜になるとライトアップされて、向かいの山?にはプロジェクションマッピングみたいなのも映し出されて、とても綺麗でした!

噴水ってこんなにキレイだったっけ(褒めてる)

  こうして、にもにも行って、美味しいものを食べて、美しい噴水まで見るという贅沢な1日を過ごしたのでした。


6日目 東門 小籠包を食し本を買う

  この日は暑くてお出かけは日が沈んでからにしようということになりました。昨日はいっぱい歩いて疲れましたし、日中は家で孫くんと遊んだり、お昼寝したりして過ごしていました。

東門 小籠湯包

  夕方ようやく日が傾き始め、MRT*に乗って東門駅へ!あまり暑くなくてよかったです。
お昼寝をした孫くんも元気元気。伯父3と阿姨と孫くんと4人で歩いて南門まで行き、小籠湯包*をいただくことに!
結構人気なお店みたいで、日本語もちらほら聞こえて来ます。

*MRT:エムアールティー
台北の地下鉄。捷運(ㄐㄧㄝˊ ㄩㄣˋ/ jié yùn)とも言う。

*小籠湯包(ㄒㄧㄠˇ ㄌㄨㄥˊ ㄊㄤ ㄅㄠ/xiǎo lóng tāng bāo):
日本でいう小籠包のこと。湯=スープという意味で、中にスープが入っているものを指す。スープが無いミニ肉まんのような『小籠包』もある。

  注文の品を決め、順番を待っているとぐずりだす孫くん。歩いて疲れたのかな?お店の人も「ぼくどうしたの?泣かないで~」とあやしてくれました。ようやく席に案内され、小籠包を食べ始めるとあっという間に機嫌を直した様子。どうやらお腹が空いていたようです。

私たちも食べ始めます。肉汁たっぷりでとっても美味しかったので、日本にいる家族に写真を送り付けて自慢しました!!

絲瓜蝦仁湯包:糸瓜エビ小籠包
蟹肉湯包:カニ肉小籠包
蒸餃:蒸しギョウザ
蒸蛤蜊絲瓜:アサリと糸瓜の酒蒸し

  多種多様な小籠湯包を食べ終え店を出ると、伯父3に「この後どこか行きたいところある?」と聞かれました。私が答えたのは本屋。台湾に来るたびに何かしら本を買っている気がします。

本屋、注音、絵本

  注音がある本を探しに絵本売り場にやってきました。  台湾では、幼稚園や小学生向けの本、絵本などには注音があります。日本語で言うルビ(フリガナ)に近いですね。

  まず目についたのは星の王子さまの絵本!私は星の王子さまが大好きで、日本語はもちろん、英語・中文・韓国語でも読みました(次はスペイン語、ゆくゆくは原文のフランス語で読むのが夢です)。値段を確認するとやはり絵本…決して安いとは言えません。でもここで買わないと後悔する!と思って衝動買いしました。ちなみに注音はありませんでした…😇

  星の王子さまの絵本は本来の目的ではありません…。私は中文学習用の本を改めて探します(星の王子さまの絵本も十分役に立つと思いますが)。そして見つけたのが小学生の国語ドリル
阿姨に「(私のレベル的には)小学1年生かな?」と聞いたら
「なんでそんな低いの選ぶのよ。6年生のにすれば?」
と言われて嬉しくなったので(チョロい)、6年生のを手に取ると注音が無い…!
ただでさえ内容も難しめなのに…と思って5年生のにするとこれも注音が無い!!
1年生のには書いてあったってことは、学年を下げれば注音がある…?そう考えて4年生のものを手に取ると、ありました!注音!
頑張って勉強するぞー!

ちまちま読んでいますが結構難しい、、、

7日目 宜蘭 足湯と伝統的な街並み

足湯

  4日目の夜の宴に来ていた伯父3の友だちが、宜蘭(イーラン)に遊びに行くのもいいんじゃない?と言っていたのを思い出し、私は伯父3に「宜蘭に行きたい!足湯に浸かりたい!」と言って連れて行ってもらいました。

  助手席から見える看板が全部漢字で(そりゃそう)、発音の知っている漢字を見つけると口に出して読んでみたり、たまに聞いていた伯父3が直してくれたり、ひらがなを覚えたての子どものように、文字を読めるのが楽しくてしかたがなかったです。

※実は足湯のある公園がなかなか見つからず、道に迷っていたのでした(笑)

これは帰りに撮った写真

  やっと見つけた足湯スポット!恐る恐る足を入れます。半ズボンで来ていて良かったー!笑
  タオルを手が届くところに準備してから入るのをお忘れなく!

本当は清水公園に行きたかった。
でも足湯に浸かれたので沒問題!

  お湯は幼子には熱すぎたので孫くんは近くで見るだけに。足湯とは別の池みたいなところには魚や鳥がいたのでそこで遊んでいました。私は孫くんと伯父3と阿姨に見守られながら(?)、1人足湯を堪能させていただきました。

割と熱い足湯

老街

  次の来訪地は近くの伝統芸術センター(?)でした。いわゆる老街(ㄌㄠˇ ㄐㄧㄝ/ lǎo jiē)をめぐることができます。老街とは昔ながらの街並みといったところでしょうか。途中で劇をやっているところに出くわし、ほかの入場者と同じようにのぞいてみました。字幕もパンフレットもない中でほんのちょっぴりだけ聞き取れたのが嬉しかったです。面白い!もっと観てたい!と思ったところで、屋外で暑かったのもあり、「行くよ!」と伯父3に呼ばれて泣く泣く退散。最後まで見たかった…
  他にも糖葫蘆(ㄊㄤˊ ㄏㄨˊ ㄌㄨˊ / táng hú lú)やドライフルーツなど懐かしいような(小さい頃、夜市や朝市でたまに買ってもらっていました)、でも初めて来たからやっぱり目新しいような、不思議な感覚でした。

糖葫蘆(ㄊㄤˊ ㄏㄨˊ ㄌㄨˊ / táng hú lú):
いちご飴ならぬスモモ飴

  こうして伯父3に連れられ遊び倒した中編!8,9日目はいよいよ台湾に住んでいる友だちに会いに行きます!

気になる続きはこちらから!
GW台湾滞在記(後編)基隆、迪化街、新北

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