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積読娯楽紀

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僕の読書体験を紀行文です。肩肘張らず楽しんでください。
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#積読

『アルジャーノンに花束を』をどう読むか | 積読エッセイ

「あなたに私の何がわかるの」 僕は多分、この言葉に弱い。多分、この時は最も無力感を味わう…

野口一馬
1か月前
13

自然は意味を与えないが、人は意味を与える。

僕は長らく渋谷近辺に住んでいるが、早朝の渋谷というのはとりわけ好きである。クラブ帰りの血…

野口一馬
1か月前
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『ピアノを弾く哲学者』をどう読むか|積読エッセイ

今回のnoteでは、 「あえて言語化しないことも大切だ。」 という主張をしてみたいと思う。言語…

野口一馬
1か月前
32

【天衣無縫】皇族に相応しい人とはどんな人か?

本日の積読本彬子女王『赤と青のガウン』 完璧な人間一族。皇族。「友達に皇族がいます。」 …

野口一馬
2か月前
5

たった一度切りの人生を、なぜ「数学の証明」という無駄なことに割くのか。

本日の積読本サイモン・シン『フェルマーの最終定理』 数学者とは一体何をしているのか。数字…

野口一馬
2か月前
9

教養ブームの終焉。あるいは差別主義者にならないための処方箋。

本日の積読本三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 「教養がある人」=「知識が…

野口一馬
2か月前
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【負けられない戦い】多読は愚かな人間がすることだ。

前回の続きだ。 僕は今多読批判者のショーペンハウエル先生と負けられない戦いをしている。 今回は、僕がこのスパルタブッカソンで出会った本たちとの対話の様子を紹介していく。1日で24冊読んだが、その中で厳選して8冊を紹介する。 文字数なんと11000文字。気合を入れすぎた。ハウエル先生は偉大な哲学者だ。気合いはあってもありすぎない。 そんな強敵相手にノックアウト勝ちなど狙ってない。戦略は12ラウンド戦い切って、判定勝ちだ。そんな死闘を読者には一緒に味わってもらいたい。読み終

【12時間で24冊】スパルタブッカソンのすゝめ

なんてことだ。 今から多読の魅力を語ろうとしているのに、 偉大なるドイツの哲学者ショウペン…

野口一馬
2か月前
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