嵐がサブスク解禁したことに対する松本潤のコメントについて


2019年、嵐がサブスクを解禁したこと、これまでジャニーズがオンラインに消極的だったことについては基本情報として割愛する。


それについてNetflixだったかなんだったかで嵐のブレーンである松本潤の「(この流れに乗らないことによって、的な、よく覚えていないけど)自分たちの音楽がなかったことにされるのは悔しい」というコメントがあった。
最初に目だか耳だかにした時、恥ずかしながらその意味はピンとこなかった。
しかしその後改めてクラウドの価値について考えてみた時、その意味が腹に落ちたと共にこのコメントの正しさというか、彼の時勢を読む力に感嘆した。ちなみに私は松潤の担当ではない。

少し戻るけれど、「自分たちの音楽がなかったことにされる(ことが予想される)」という言葉を認識した時(目だか耳だか覚えてないけど)、反射的には何て大袈裟な表現だろうと感じた。
サブスク解禁なんて、彼らが世界に打って出るための地ならしでしかなくて、WWの認知度を高めることだけが目的なのだろうと感じたのだ。
それももちろんひとつの理由ではあると思う。

だって、既に世界中にある程度いるファンだかオタクだかは世界中どこにいてもどうにかしてCDやBDといった媒体をどうにか入手して、大切に抱え込んでいる。彼らの今年いっぱいまでの活動に於いて、敢えてそこにこだわり続け、メディアの売り上げで伝説を作ってフィナーレを迎えることだって無理ではないし、それでもファンだかオタクだかはそれなりに満足感を得たまま2020年を終えられる。
そもそも、今北米のマーケットで好まれる音楽や演出と嵐の、ジャニーズの音楽、コンサートは質が違う、というのは置いといて。
この先CDやDVD、BDというメディアの再生機が仮に潰えたとしても、何とかどうにかして吸い上げたデータは残る。マスターデータだって所有している。困ることは何もないはずだ。
しかし、それらは「各個人が違法な手段を使って共有する」か、「マスターデータを所有しているジェイストームがWWに公開する」以外、各個人またはジェイストームという1法人のローカルにしか存在しない。
どこかで誰かが共有しない限り、消える可能性があるのだ。たしかに、それは正しいと思った。
だからそれを、活動を止める前に自ら公開するためのインフラに保存しておくことは、この先変化し続ける時代への対応として、サブスクを解禁する理由として、適切だ。

それを、印象としてもこれまでの実績から見てもとても情報システムの最先端を活用してきたとは思えないジャニーズ事務所の、コンサートのプロデュースをしているとはいえ1タレントがそこに気づいたって、凄くないですか。凄いよね。感嘆とか言ってみたけどすげえなさすがだな!しかないわ。日々ぼんやり生きてる私には、言われても分からなかったよ。

本当はここから地方自治体や中小企業の基幹システムのクラウド化とCDやDVDというメディア媒体に拘る意味とかまで考えたんだけど満足したので以上。

とりあえず私は色々ニュアンスでしか捉えていないので細かいことはよく覚えていない。

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