【HSPの起業】お客さまに来てほしい気持ちと、来てほしくない気持ちの間で、揺れ動いていませんか?
起業初期のHSPさんから、
「お客さまに来てほしい気持ちと、来てほしくない気持ちが、両方ある」
という声を聴くことがあります。
この矛盾、実際に、私も体験したことがあるので、よくわかります。
「商売を始めたなら、どんどん、お客さまに来てほしいのは、当たり前でしょう?」と、思うのが、一般的な考えですよね。
でも、HSPさんの場合、こんなブレーキがかかることが、あるのです。
・「お客さまに、満足してもらえなかったら、どうしよう」と、失敗のリスクに注目し過ぎてしまう。
・「お客さまに来て頂く前に、まだ、準備する必要があるのではないか」と、完璧主義になってしまう。
・とにかく、「お客さまがいらっしゃる」という新しい経験に対して、圧倒される。
この時、「いやいや、商売を始めたのだから、とにかく頑張って、お客さまに来て頂くのだ!!」と、無理やり行動するのはNGです。
心にブレーキがかかったまま、行動するのは、苦しいですよね。
まず、「お客さまに、来ていただこう」という気持ちになれることが、大切です。
そのためには、丁寧に、心に寄り添うこと。
ブレーキの声に寄り添って、聴いてあげるのです。
「満足して頂けないかもしれないって、不安なんだね」
「準備が足りないかもしれないって、心配なんだね」
「新しいことって、緊張するよね」
と、ただただ、寄り添って、聴いてあげる。
くれぐれも、「説得」しないこと。
うっかりやりがちなのは、
「お客さまに出会えるって、嬉しいことじゃない?」
「お客さまがどんどん来てもらえる未来に、目を向けてみようよ」
・・みたいに、寄り添っているようで、ポジティブな方向に心を向けようと「説得」することです。
「説得」は、心を曲げようとする行為なので、やるほど逆効果です。
ただただ寄り添って、聴いてあげると、ブレーキがふっと緩まる瞬間が、あるのです。100%ではないにしろ、40%くらい、緩まる瞬間がある。
その時に、できる「一歩」を進める。
お知らせの投稿を、半分、書くとか。
販売の日を、決めて、スケジュールに入れるとか。
ごくごく小さな、できる「一歩」でいいです。
すると、小さく一歩、動いたことで、ブレーキがまた少し、緩まります。
そしてまた、次の「一歩」を、動く。
こうしていると、あるタイミングで、
「お客さまに、来ていただいて、精一杯の、サービスを提供するぞ」と、腹が決まります。
(もじもじする気持ちは、少し、残るかもしれません)
腹が決まったら、しっかり、アクセルを踏んだらいいです。
発信をしたり、販売活動をやっていきます。
実際にお客さまがいらっしゃると、「来て頂けて、よかったな」という感情が上回るので、ブレーキの声はグッと小さくなります。
何より、「やりたいことを、やると決めて、行動する」って、他では味わえない、気持ち良さがあります。人間は、エネルギーを出したい生き物なのです。
アクセルとブレーキの間で葛藤しているHSPさんは、まず、「心に寄り添いながら、小さく動くこと」を、やってみてくださいね。
無理のない進み方で、ビジネスを育てていけます。