薬機法ライターによる考察(6)小林製薬 エディケアEX
こんにちは。薬機法ライターのらはです。
某社サプリが薬機法に違反している、と話題です。TwitterでときどきPR投稿を見かける商品ですが、「完全アウトな表現なのでは…」と気になっていました。これを機に世間のサプリを見る目が変わりそうな予感です、厳しい方向に…。健全な売り方をしたい、と考えている人にとっては追い風かもしれませんね。
さて、前回は女性向けのすっぽんサプリを取り上げたので、今回は男性向けのサプリを取り上げてみます。小林製薬さんの「エディケアEX」です。ジャンルとしては「精力サプリ」ですね。
https://www2.kobayashi.co.jp/food/item/52200/
エディケアっていったい何を文字ってるんだ?と最初は謎でしたが、「EDI」と書かれた錠剤を見て納得。EDを想起させるようなネーミングなんですね…!?なるほど!
以下公式サイトと広告LPより、気になる表現をピックアップしてみました。精力サプリ系は「身体の変化を直接謳っているわけではないのに伝わる表現」の宝庫のようです。
「男の活力と自信 奮い立つ」
「男らしさみなぎらせる アルギニン」
「豊かな愛情生活へと導きます」
「妻を驚かせたい」
「夜も昼もパワー全開」
「生涯現役」
……いかがでしょうか。抽象的な表現でも、十分それが何に効果があるのか伝わってきませんか?これは読み手の妄想力のなせる技なのでしょうか。
極めつけは、広告LPのファーストビューにて、美しい女性の写真横に「すごい…」というセリフが書かれている点。この女性とこの一言で伝わる、このサプリの魅力。女性に何か喋らせる、というのは精力サプリあるあるなのでしょうか。
抽象的な文脈から読み手に「想像させる」「妄想させる」というのは、薬機法回避の観点から大事なポイントかもしれませんね。
それではまた次回!
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