薬機法ライターによる考察(3)クローネ
今回は最近私がターゲティングされている女性向けサプリ「クローネ」をピックアップ。(薬機法上言えませんが)白髪を黒髪にするサプリのようです。こういうジャンルのサプリがあるんですね…!
https://kurone.jp/shopping/lp.php?p=kurone01_01_sa
「内側から輝く黒さ」
「黒く輝くサプリメント」
「黒々成分」
など、ここぞとばかりに「黒」という言葉が使われていますが、決して白髪が黒くなるよ、とは伝えていません。「髪」という言葉も最低限の使用にとどめられているように見えます。白髪の女性と黒髪の女性が並んでいる画像は服用前後のビフォアアフターに見えなくもないですが、白髪とも黒髪とも言ってないのでセーフ…なのでしょう。
「見た目が若返った」
「気分が明るくなった」
といった言い回しは、サプリの体験談あるあるの言い回しです。体の変化ではなく、あくまで見た目や気分の話であればOKというロジックです。
「白髪が黒髪になる」ということを薬機法に触れずに伝えるためには、サイト上の色の扱いもポイントです。これが赤や青ベースのサイトだと、いまいちどんなサプリなのか伝わらないはず…。ここまでわかりやすく色で表現できるサプリは他にはないかもしれません。
薬機法の観点以外でも、このサイトにはいろんな学びが詰まっているように思います。
・冒頭で「販売個数制限付きだよ」と伝える
→あ、やば!早く買わなきゃ!と思える
・白と黒の違いをファーストビュー直下でどーんと提示
→一発でこうなれるんだ、と伝わる
・「4回目以降、いつでも休止/解約OK」ということをCTAにわかりやすいかたちで明記
→最近解約関連のトラブル多いらしいですからね…
自分がターゲティングされているサプリや化粧品の広告も、じっくり眺めているといろんな気付きがあります。中の人が一生懸命考えた言い回しなんだろうなあ、なんて思うような表現もあったりして唸ることもしばしば。
次回もよろしくお願いします!
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