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人生は経験の連続
多くの人にとっての仏教って、どんなものなんだろう。
ものごころつく前からあたりまえのように御仏さまがそばにいて、
手を合わせるのも自然だし、その存在を感じない日はなかった。
幼い頃、観音さまに出会って、仏陀に出会い、
気づけば、空と海を師と仰ぎ、幾年。
わたしにとっては、仏教は仏教ではなく、仏法で、
それは、この世界の真実を紐解く教えで、
なによりも、人を幸せに導く道。
歳を重ねるたびにそう思う。
仏法には「一経験一仏」と言う言葉があって。
毎日出会うすべてが、仏さま。
形のあるものもないものもすべて。
人生の中、出会うすべては、
命を確かに導いてくれる
見えない導師なのです。
その経験。
その想い。
その出会い。
その涙。
すべてが仏さま。
だから、粗末にすることなく、
生かして、
出来ることならば、
有益に、利他の心を以って、
働かせてゆきたいと思う。
どの経験(一仏)も無駄にすると、
もったいないから。
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一経験一仏
いちけいけんいちぶつ
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