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エジプト流・道路の渡り方

早速第一回目の日常投稿、何にしようかと考えていましたが帰り道にハッと思い浮かんだのでそれを早速記事にしたいと思います。

それも、『エジプト流・道路の渡り方』

道路?普通に渡ればいいじゃん!とお思いの方、いらっしゃいますよね?
のんのんのん・・・うっかり普通に渡ろうとしたら事故に遭うか一生渡れないのがエジプトの道路事情なのです。笑
今日はそんなところを詳しく解説していきます!


ザマレクからドッキへ向かう橋、ここの横断もなかなかの難易度。


初級編 ひとまず渡ってみる

まずエジプトの交通事情について。エジプトは基本車社会でどこへ行くのも何をするのも、基本的な移動手段は車になります。そして車の数が信じられないほど多く、交通ルールなどはあってないようなもののためもうほとんど無法地帯・・・びっくりなことに、まずほとんどの道に信号機などというものは存在していません。
何より危険なのは速度制限や車線などという概念もないため常にどこかしこにビュンビュンと車が行き交っており、向こう岸へ渡るためにはそれらを回避していかなければならないのです。(気分はさながらクソゲーの主人公。笑)

さて、ではどうすれば良いのか。

ズバリ、初級編としてまず行ってみて欲しいのが
知らない人(エジプト人)の渡るタイミングに合わせて一緒に渡ってしまおう!
ということです。

待っていれば車が止まってくれる?歩行者優先?
そんな考えはエジプトでは通用しません、悲しいことに・・・待っていたら一生渡れないのです。ですが、車は平気であなたを轢きにかかってきます!本当に、止まってなどくれません。
まずはしっかりタイミングとテクニックを熟知した現地の人々の渡るタイミングに合わせて一緒に渡りましょう!きっと彼らも状況を察して、なんなら手を引いてくれることもあるでしょうし憐れみの言葉(だいたい悲しげな顔でWelcome to Egypt…と言われる笑)もくれるでしょう。


中級編 1人で渡ってみる


さてようやっとエジプト人の後ろで渡るのにも慣れて、なんとなーくタイミングがわかってきました。
そろそろ1人で渡れるのでは・・・?では、中級編といきましょう!

1人で渡ってみる上で、まず心掛けて欲しいのは十分な車間距離と相手の速度です。まずは混雑の少ない、交通量の少ない道から渡ってみましょう。

車が通り過ぎたタイミングを見計らい、次の車がきてしまう前にササっと通り抜けます!その時気をつけて欲しいのは、バイクの存在です。バイクはどこからともなくスーパースピードで突っ走ってくる上にあちらは自分が最優先だと思っているのでなんと事故率は一番高いです! それらに本当に気をつけて、ゆっくり時期を見て中級編へ移ってください。中級編で渡るときも、無理せず焦らず、十分な車間距離が出現するタイミングまで待つことがポイントです。
時間はかかりますが、少しずつ慣れていくことが大事です。

(余談ですが、筆者は時期を見誤り自分に驕っていきなり中級に挑みタクシーに轢かれたことがあります・・・笑)


上級編 素早く渡ってみる

さて。ここに挑むのは在エジプト歴最低2・3年の猛者であるかと思います。
では上級編といきましょう。

⚠︎これはエジプト人流の渡り方なので、観光できたばかりの人は本当に真似しないでくださいね!責任は取れません!

ビュンビュンと行き交う車の中に、まず一歩足を進めます。
大体の車はあなたを避けるようにしてスピードは落としません。そこでやってみて欲しいのは進行してくる車に対して手のひらを向けながら歩くこと。これは、私は止まらず渡りますから!という意思表示になります。
そして衝突するかしないかのスレスレのタイミングになれば流石に多くの車は減速しますのでそのタイミングを待ち、歩みを進める という流れを繰り返していきます。一台一台を流していくような感覚で歩みを止めずにいきましょう。一度止まってしまうと、もう車の流れに呑まれてしまい進めなくなってしまいます!

そして最大の注意ポイント!それは女性の運転手です!
(筆者の経験に基づく印象ですが)エジプトでは女性は大切に扱われる傾向にあり、それを逆手にとってなのか滅茶苦茶な運転をする女性ドライバーの割合が非常に高い気がします。スレスレのところまで来ても原則しない車は大体女性です・・・なので、運転席に女性が見えたらその車は流して次の車の近くを通ることをお勧めします!笑


最後に・・・

色々と書きましたが、観光での一時滞在や留学など短期の場合はなるべく道路を渡らないで済むような移動手段を取るのが良いと思います。エジプトの道路は危険がいっぱい(その他の危険についてもまた詳しく書きます)なので、できればUberやCareem(中東版Uber)を使うのが安全です。


こちらが中東版UberのCareem。他の中東の国でも使えます。


初っ端からなかなかローカルな記事になりましたが、参考にしてみてください!

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