見出し画像

社会貢献性の高い仕事につきたい、を紐解くと?

久々の投稿です。特にプライベート(資格勉強)追われて記載できなかったのですが、ようやく落ち着いたので、今日から再度始めていきます。

復帰第一弾としては、よく求職者の方がおっしゃる表題の
「社会貢献性の高い仕事につきたい」
といった転職理由/希望条件についてです。

漠然と社会貢献性高い仕事つきたい思いは理解できるのですが、ここをもう少し深ぼっていくと、人それぞれ理由が違う/目指すべき企業が違う、と思うので、今日はこの議題についてつらつら記載していきます。

社会貢献性とは?

そもそも社会貢献性の高い仕事とはどういったものでしょうか?
社会貢献のウィキペディア的意味は以下の通りです(長文ですが)。

社会貢献(しゃかいこうけん)とは、社会の利益に資する行いをすることをいう。
社会貢献とは、法人または団体、個人による公益、あるいは公共益に資する活動一般を意味し、はじめから社会に資することを目的として行う直接的な社会貢献と特定の事業や行為をすることが結果として社会貢献につながる間接的な社会貢献とがある。 何を以って社会に資するというか、具体的な事例にもより、明確な価値判断の基準、あるいは合意がないことも多く、しばしば、独善的な価値を含む場合もある。

明確な価値判断基準はなく、独善的な価値を含むものもあるとのことなので、どの事業が社会貢献に値すると感じるかは人それぞれの価値観になります。

一般的には、医療や福祉、労働力減少、環境問題等がイメージしやすいですが、人によってはエンタメ領域等も社会貢献と解釈可能です。

例えば、以下の「okuly」というサービスはエンタメ領域ではありますが、生まれた背景は、「「喜んでほしい」という想いで誰もが社会に貢献できる世界」といった社会貢献の思いからです。

改めてまとめると、
社会貢献性の高い仕事とは、個々人によって異なるものなので、求職者の方の価値観に基づいて、何をしたら社会貢献につながると感じられるか、が重要です。

しかし実際に求職者の方に、「では社会貢献性の高い仕事とは、具体的に何をしたいですか?」と聞いてみて、具体的な内容がでてくるケースが非常に少ないです。

勿論一部には、「小さい頃から実家が農業をやっていて、農家の人手不足の深刻化に強い問題意識を抱いている。この社会問題を解決するためにエンジニアとしてなにか成し遂げたい」といった、具体的な内容がでてくる場合もあります。

ただ、大多数の場合は、「まだイメージできてない」とか、「なんとなく医療とかですかね?」といった抽象的な答えになっています。

また、SIerで官公庁向け開発PJに携わっている人の中にも、「社会貢献性を感じられない」と感じている人もいます。官公庁はまさに社会を支えている事業を行っているにも関わらずです。

どうしてこのようなケースがうまれるのでしょうか?なぜ強い社会貢献のイメージがない方も社会貢献を一つの理由に転職を考えるのでしょうか?そこを深ぼっていきます。

なぜ現職で社会貢献性を感じられないのか?

現職で社会貢献性を感じられない理由として、以下があると思います(勿論他にもあると思いますが)。

①PJ/プロダクトが自分のやりたい分野ではない
②自分がそのPJ/プロダクトに貢献しきれていない(と思っている)
③そのPJ/プロダクトがどう社会にインパクトを与えているかわからない

①は上記の農業志望の方の例です。今のPJ/プロダクト云々というより、そもそも自身がやりたい社会貢献の形が一定あって、そこに携わりたい方です。

②は、PJ/プロダクトそのものには問題がなくても、自分が役立っていないのではないか?といった場合です。例えば医療問題の解決に資するプロダクト開発に従事していても、スキルがあまり足らず貢献できていないと感じる場合です。

また、スキルだけでなく、そのプロダクトの本当に枝葉の部分しか触れていない場合も、社会貢献できていないと感じがちです。

③はユーザーが遠いケースです。SIerの多重下請け構造では、例えば4次請けの方とかだと、実際のユーザーが遠すぎて、何のシステムを作っているのかが理解できない傾向にあります。

また自社プロダクトの場合でも、内部の組織構造/プロダクトの種類次第では、ユーザーの声をあまり聞くことができず、何に貢献できているかがわからない場合があります。

つまり、社会貢献性の高い企業に行きたいと一口に言っても、上記課題を解決するには、
①本当に自分が社会貢献したい課題のPJ/プロダクトに携わる
②自分がPJ/プロダクトに貢献できるスキルをもつ・PJ/プロダクトの大事な要素を担っている感覚をもつ
③ユーザーの近くでサービス開発を行う
といった要素に分解されます(あくまで一例)。

社会貢献性の高い企業にいきたい人は、どこに行けばいいのか?

このように分解すると、上記ケースによって、行くべき企業は変わってきます。

まず①の自分が社会貢献したい課題のPJ/プロダクトに携わりたい人は、その業界を研究し、その中でも自分が一番やりたいものに近く、なおかつそこで貢献できそうなところを選ぶといいでしょう。

②の貢献感を抱くには、まずは自分のスキルアップができる環境を求めるべきです。そのうえで、できればPJ/プロダクトの中核を担えるようなポジションに上っていきます。

なお、一点注意ですが、PJ/プロダクトの中核を担っているかどうか、単なる枝葉になっているのではないか、といったところは、自分自身の考え方にも紐づくものになります。

所謂レンガ職人の寓話ではないですが、自分なりの目的意識/視座を高くもつように心がけるといいでしょう。

最後に③のユーザーが遠いケースですが、これはSIerであれば商流をあげる(一次請けにいく)ことで解決されます。もちろんSIerではなくコンサル企業にいくことでも解決されます。

自社プロダクトであれば、例えばSaaSプロダクトのように、顧客からのFBを受けやすく、それに基づいてサービス開発/改善をしていくような企業も良いと思われます。

まとめ

久々の記事で、相変わらず少しまとまりのない文章になりましたが、社会貢献性の高い企業に行きたい!を一定少し細分化しました。

もし漠然と「社会貢献したいなぁ」と感じられている方がいらっしゃれば、ぜひ上記を参考に、自分がどうして社会貢献を今できていないと感じられているのか考えながら、現職で努力をされたり、転職活動に踏み切っていただければと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?