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#菜根譚

『菜根譚』その②

『菜根譚』その②

 自然に接すると教わることも多いのですが、自然は教えようとはしてません。天地自然は最上の芸術作品ですが、その作品に込められた意図はなさそうです。もしそうであるなら、天地自然がどう見えるかは、それを見る人間の感性次第になるので。そうすると、天地自然とは、、、、。結局何なのでしょうか。う〜ん。わからないけれど。わからないことも含めて、天地自然の芸術性かも知れません。

『菜根譚』③ 意地悪い人達っていつの時代にもいるものだから、気にしないのが最良の対応策。 

『菜根譚』③ 意地悪い人達っていつの時代にもいるものだから、気にしないのが最良の対応策。 

 現代の日本でネットにしても現実の世間にしても色々言う人々はいて、明朝時代の中国でも人間の性質としてよくあることだったのでしょう。
 人生の哲理や警めを与える書のジャンルを、中国では「清言」と呼び明時代末期は特に盛んだったそうです。代表的な清言である『菜根譚』を読んだ当時の人々も、「そうか❢気にしなければいいんだ!」とか思ったかも知れません。

『菜根譚』その①

『菜根譚』その①

 『菜根譚』は、中国の明時代の末期に、供自誠という隠遁者で謎の多い人物が書いた本です。短めの文章で書かれた語録集で、前編は世俗の知恵や処世術、後編は風流ごとや自然の趣きについて書かれています。

  前編の、人間関係や処世術等の記述を読むと、「う〜んもっと学ばないとな~。」と思います。多分、自分の苦手分野かも知れません。まあ、人に怨まれることはないので、それで良しとしておきます。