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髪の毛は感覚器官です。

(2023.4.10.追記)参考になる書籍情報を文末へ追加。すごく面白いです。笑
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色々と敏感になってきた頃から、「髪を経由して外部からいろいろなものを大量に受けとっている」と感じるようになりました。鬼太郎のアンテナも髪の毛ですが、「巫女やインディオが髪を伸ばすのは(神や宇宙と)交信するため」という説もあります。わたしは良いものも受けやすく、感動してすぐ泣くのですが、よくないほうも受けっぱなしでボロボロになっていた時期がありました。今はだいぶバランスが良くなり、とんでもないものを拾うことは減りました。

ここ数年は、生きている人間や環境からくらう化学物質のほうが大変です。ミツバチのきもちになると泣けます、、、感覚過敏は人類の、じゃなくて「生物の」絶滅回避プログラム。加藤路瑛さんの著書に「感覚過敏は人類の絶滅回避プログラム」という言葉があります。ちなみに彼は、想像を絶するほどの凄まじい敏感さをお持ちですが、霊感的なタイプではないようです(今のところ)。

わたしは以前、髪が長いことの方が多かったのですが、最近はもっぱらボブからセミロングまで。今はショートボブくらいの短さです。やはり、髪の量が多いと単純な髪の重さ以外のものを感じます。一度だけヘアドネーションをしたくて、3年間かけて髪を伸ばしたことがあるのですが(腰まで)、大変でした。切った瞬間の開放感と達成感!!!あれ以来、髪は伸ばしていません。ヘアドネーションは大事な行為ですが、敏感体質の方は無理されない方がいいです。自分でコントロールできる達人でなければ、疲弊すると思います。

わたしは生来の部分もありますが、はっきりと自覚して以来少なくとも10数年、敏感さんとして生きています。HSPとはちょっと違う意味での敏感さです(HSPでもあります)。

つい最近あらためて「髪の毛は感覚器官ではないか」と思い至りましたが、そのきっかけはネコのひげ。あれはものすごい敏感な感覚器官です。そこで、似たような由来(構造)を持つ体毛や髪の毛(もしくは毛根)は、同じく感覚器官なのではないかと考えたのです。ネコに限らず、ひげや触覚や触毛のようなものを持つ生物はたくさんいます。植物もしかり、ですが話が広がりすぎるためここでは触れません。

毛髪についてちょっと調べたところ、それは当たっていました。

毛髪は爪と同じように皮膚の付属器官で、本質的には皮膚の一部です。単に皮膚の上に生えているのではなく、皮膚が形を変えて分化したもので、言い替えれば、毛髪は大地に生えている雑草のようなものではなく、大地そのものが形を変えて成長しているようなものと言えます。発生学的には外胚葉から発生しており、ここから発生しているものには表皮の他に神経系感覚器官、毛、脳髄などがあり、これらは色々関連をもっています。

全国理容生活衛生同業組合連合会WEBサイト「毛髪のしくみ」より

「髪は感覚器官」と主張している記事は複数見つかりました。また、論文なども探し出して読みましたが、わたしの仮説を全て実証してくれる内容ではなかったので割愛します。

それでもざっくりと「体毛を通して触覚を補っている」ということは言えそうです。しかしながら、このような感覚についての研究はメタバースに活用するために行われていることが多いようなんですね・・・わたしはそっち方向は全く、一切!!!求めておりません。とあるテレビニュースで知ったのですが、養老先生のメタバースへの関わりは残念に思いました。あれだけ(昆虫採集を通して)体験や生命を重要視されている方が「メタバースで体験の感覚を補うことができ、教育にも活用できる」とお考えになるとは・・・。教育に「体験」が不足していることこそが、今のこのアホだらけの洗脳者世界を作ったと言うのに。脳を錯覚させて現実を作るのは、マトリックスで生きるってことですが、今に始まったことじゃないか。

わたしの主張(リアル体験重視)と矛盾するようですが、同じ空間にいなくても、PC画面上だったり遠隔で姿すら見ていなくても「つながる」「感じる」ことはできます。そもそも巫女とかシャーマンは、そうです。今で言うエネルギーとか量子力学とかのウンチクを科学的に追求しなくても、昔から感じる人は感じています(南方熊楠も)。

話を戻しますが、「認知が、どのような機能で働くのか」ということに興味があります。特に、人間以外の生物。自分がそっちに近いからです。笑 

とりあえずネコのひげについて、正確には「洞毛」といって顔まわり以外にもあります。「触毛」「感覚毛」も、ほぼ同じ意味として使われます。絵だとこれくらい単純化してしまうことが多いですが💦、いっぱい生えてますね。ネコ好きな方はすぐ分かるでしょう。なんなら手の付け根とかにもあるんです。

「メリークリスニャス」水彩,2022.12.24  Lake.∞

皮膚の感受性としても頭皮と生殖器は体の中で非常に高い。また、髪の毛は「排出器官」でもある。こちらについてはレファレンス案件が見つかったので、丸ごとリンク貼ります。

というわけで、中からも外からも、髪を切ったり洗ったりするとデトックスされます。わたしの場合は体感があって、嫌な感じのものを放出するとき咳が出ますが、髪の毛(頭)と左手首、首回りが最も敏感な場所(出入りするポイント)のようです。場所として同じことを言う人は多いので、わりと一般的ではないかと思います。

というようなことを1週間くらい考えていたところ。ちょうど良いタイミングで、ぴろりーぬさんも「髪を洗うべし」と書かれてました。

わたしは直毛なので、縮毛協生やアイロンなどの熱殺作戦は出来ません。洗うしかない。でも髪の毛にとっては毎日って辛い・・・ので、シャンプーはしないけど、前髪の生え際と頭頂だけ水洗いする時もあります。外出先で緊急事態になったら、ほかの色々なグッズに頼ることが多いですが、とりあえず手首を洗うのは簡単にできる。簡単過ぎて忘れがちですけど。笑 

石鹸は使わなくて水でいいし(「良い」石鹸ならば浄化の効果は上がります)、水場に行けなければ手首を逆の手で「払う」だけでも効果あります。体感なくても、やってみてください。

*タイトル画(サムネイル)は「ミケネコ座の復活(部分)」水彩,2023 Lake.∞
使用した絵は、すべて自作です。

(追記)
すごく良い本を見つけましたので、紹介しておきます。「生きもの毛事典」。

第3章が「毛で感じとる」。イエネコやアザラシなど哺乳類の洞毛から、昆虫や食虫植物まで16ページに渡って感覚器官としての毛が説明されているのです!!イラストも、じわじわ来ます。おま毛も。笑

視点も書き方も相当面白いと思ったら、文一総合出版さんでした。さすが!ブンイチさんは、オンラインイベント(鳥ネタ)にも参加したことがあります。昨年末ごろからフォローしてはいたのですが、この記事は未読でした。

こちら、編集担当さんの文章。頭がもげるほど頷いたのは、あの売れまくった某シリーズの件。その著者さん、よくテレビに出てました。ある時「鳥が卵をあっためるのは単にお腹にあてるときもちいいからであって、愛情ではない」との発言を聞いた瞬間「そんなわけねーだろが!!」とブチ切れまして(鳥飼いさんなら絶対わかる)。それ以来、まーったく信用してないんです。笑 あースッキリした。ブンイチさん本当にありがとうございます♡


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