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「いただきます2」&菌ちゃん先生に会ってきた

2月のことですが、「いただきます2 ここは、発酵の楽園」を観てきました(オオタヴィン監督/プロデュース/撮影,2020年)。そのレポートと、オオタヴィン監督作品、発酵リンク集などをまとめました。

”食べたものが、わたしになる”

WEBサイトに掲載されていた監督の言葉がすばらしいので、長いですがそのまま(改行のみ編集して)引用します。

楽園への合言葉「いただきます」

先人たちは、草木山川に魂が宿るという森羅万象思想を生きていました。微生物のDNA解読で分かったこと、それは、敵だと思っていた微生物が、土の中にも、人の腸の中にも、どっさり共生していて この世界を静かに守り育てていることです。先人たちはその鋭いセンサーで見えない微生物たちを、森羅万象の一象として感知していたのかもしれません。土を書物のように読み解き、風の流れや地下水脈に耳をすまし、森羅万象と対話する「百姓」という生業。僕は、この百姓という語感に、なんだか、世界の秘密を解読した賢者のような響きを感じます。きっと、お百姓さんたちは人間の言葉ではない謎の植物語や微生物語で、植物さんと深く楽しく交流しているにちがいない、だから、あんなに幸せそうに笑っているのだ、、と僕は密かに羨んでいるのです。幼い頃から土と遊び、稲を植えるこどもたちは、ちいさな、かしこいお百姓さんのようです。ほんとうは、彼らも植物語や微生物語を話せるんですよ。植物や微生物と話せるこどもたちはやがて地球とも話すでしょう。楽園を追い求めて科学文明を築いてきたはずですが、わたしたちは、すでに、植物や微生物がつくってくれた楽園に住んでいたのです。人、植物、微生物は、森羅万象を形造る、平等な一象にすぎないこと、植物や微生物の命を貰わなければ、人は一日も生きていけないこと、そのことに気づく言祝ぎの言葉こそ「いただきます」なのではないでしょうか。 オオタ ヴィン

シリーズ1作目はこちら。これも観たい!(→2022年9月に観ました)

映画鑑賞のあとは、菌ちゃん先生こと吉田俊道さんの講演会。これがまた抱腹絶倒トークで楽しかった!昨年から各方面で(わたしの周囲では)話題の菌ちゃん先生、ようやく会えました。とにかく大切なのは「わたしたちのお腹も、地球(大地)も、菌ちゃんをいっぱい増やすことで健康になる」ということだそうです。

こんなイベントに来そうだなと思う友人にも偶然会えて、どっかで見たことあるなあって顔の人もいっぱいいた。同時開催のオーガニックマーケットでは美味しい食べ物やお菓子もたんまり買い物して、満足です。しかもお昼時には、振る舞い(無料)の味噌汁が!!これと、おむすびを一緒にいただきました。最高に美味しかった。漬物も、もちろん有機野菜の手作りです。

偶然会った友人からは、自宅で飼っている鶏の卵をもらった。レモン色で綺麗な黄身の、とっても上等な卵でした。「誰か知り合いに会いそうだから」と持ってきてたらしいです!そして、やっぱり会う。笑

でも、そのきもち分かる・・・。わたしも、野菜やら何やら自家消費しきれないとき、誰かに会ったらあげようと車に積んで出ることがあります。偶然会った友達や、よく買い物するお店の人にあげたりする。去年の夏、初めて泊まったゲストハウスにキュウリ(特大)数本持って行ったら、オーナーが別のお客さん(キャンプ中)に渡して、喜ばれたり。そんなのも面白い。

話を戻して、発酵のこと。いろいろ試してきていますが、去年は初めて納豆作りをしてみました。まあまあ成功。今年こそ、自分で味噌つくろう!と思っていたら母が最近、超簡単な「おからみそ」というのをやり始めた。ちょっと発酵が弱いので味噌汁にすると物足りないし、おからのもさもさ感が残るけど、ディップなどにすると美味しい。つまり、なんちゃって味噌です。

小学生でもできる、この本もおすすめ。発酵といえば小倉ヒラクさん。

最後に、オオタヴィンさん最新作がこれ!✨「夢見る小学校」早く観たい。(→これも2022年9月に観ました、素晴らしいです!)

菌ちゃんを含む微生物については、こんな記事も書いてます。よかったらどうぞ(手前味噌)。


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