生成AIによってこれからの消費行動やエンターテイメントの価値、コストは変化をしてくるのだと思っています。
それなりのクオリティである商品というものはこれからさらに大量に投下されてくるでしょう。おそらく、この最たる影響を与えるのは生成AIです。
こういったものの分野、領域は漫画やイラスト、音楽、youtubeなどの動画、ショート動画までに波及すると考えています。
おそらく人間がこの領域で勝とうとすると勝てず、今まで「アマチュア」というゾーンでこのエンターテイメントでの商品を提供していた人間は淘汰されていくのだと思っています。
では、人間が作るもので意味があるものは何かというと、それはアートと呼ばれる領域のものになってくるかと思います。
コスパは悪く、作るにも時間がかけられている。
そして、あまりSNSではバズっていない「通」だけが知っているといったようなものです。
このあたりは誰が作ったのか、どのように作成されていてどのようなストーリーがあるのかということも作品の一部として評価されていくと考えています。
生成AIの登場によってエンターテイメントの文化というものはさらに加速していき、その消費の速さは今まで経験したことのないものになっていくと考えます。
この生活様式の変化による人々の文化の消費というものなどの変化は何もここ最近はじまっているものではありません。
1970年の大阪万博の歌を歌った、三波春夫は浪曲師という人がいました。
彼はとても優れた浪曲を歌う有名な人でしたが、あるとき彼は浪曲をやめてしまいます。
代わりに選らんだのは歌謡曲の世界で歌手として生きていくことを決めました。
その理由は高度経済成長で社会の変化が目まぐるしく便益性も高くなっていくと人々は、浪曲という長い歌をずっと聞いてはいられなくなったからです。
彼は人々に受け入れられないのであれば、聞いてもらえるための変化をしなくてはいけないと考え歌謡曲の歌手へと転身したのでした。
この生活様式の変化というものは社会の移り変わりの速さに比例して、大衆の消費行動も速くなっていきます。
これは現代においても例外ではありません。
変化の速さに関与するのが生成AIというものであり、この変化をあらかじめ考えることによって次は何をするのか、またこういう流れにのること、乗らないという選択を自分でできることが大切なのかもしれません。