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I have a book hangover: “Bunny”

昨日、本屋さんに行ったのに、また本屋さんに行きたい。

こんにちは。おはよう。
来輝です。

Mona Awadの「Bunny」のお話は、
ほんのちょっぴり、以前の記事でしましたな。

頭がおかしくなりたい人にはおすすめ。

って書いたんだけど…
本当にその通り。
うさぎ好きは読まない方がいいかな。うん。



物語の主人公は強力な想像力の持ち主、Samantha Heather Mackey
アメリカ北東部New Englandに位置する、架空のWarren大学でMFA(Master of Fine Arts) コースを取る学生で、現在、スランプに陥っている。同じコースには、お互いを「Bunny」と呼ぶ、異常なほど、仲が良いお金持ち女子軍団が。授業以外に接点がない彼女たちから内輪のパーティーに招待されたSamantha。その日から少しずつ何かが壊れ、おかしくなっていく。

メルヘンなdark academiaという言葉がぴったりな1冊。「不思議の国のアリス」や映画「M3GAN」みたいなビジュアルを想像して頂くと分かりやすいのでは、と私は勝手に思う。ホラー要素があって、ちょっぴりグロテスクだけど、どこかかわいい。なんか笑ってしまう。推理小説ではないのに、最後の最後まで、おかしな世界の裏側に隠された真相が何気に分からなくて、ゾワゾワ。ブルブル。私も想像力を頼りに、幼少期&学生時代を生き抜いてきた人間なので、Samanthaに共感する反面、「え、私もSamantha化してる?」と自分を問いただしたくなった。

Avaという友達がかっこよくて、好き。Samanthaの優柔不断な感じが歯痒い時もあるけど、彼女を理解しているAvaがいつもズバッと切ってくれる。

女子軍団「Bunny」はほぼ「Mean Girls」。
彼女たちには、Cupcake, Creepy Doll, Vignette, The DuchessなんていうSamanthaが勝手につけたあだ名があったりする。想像力が豊かすぎるSamanthaじゃないと、こんなユニークなニックネームはつけられない。

この本の面白さを、
ネタバレせずに語るのはなかなか難しいな。

とりあえず、私は楽しんだということ。あと、これはうさぎ年に読むべき本だということ。この2点を伝えておきたかった。

最後に「Bunny」から好きな言葉をいくつか。

I used to go to bookstores but I can't go in them anymore because I buy too many books.

"Bunny" Mona Awad

分かる。
それでも行くけど。本屋さん。

The night becomes a page of literature that I would, at sixteen, press against my heart. 

"Bunny" Mona Awad

この表現がなんか好き。

How the not knowing was the most wonderful and terrible thing.

"Bunny" Mona Awad 

「Bunny」とはこういうお話。


「warren」って「ウサギの巣穴」という意味だってことを、
たった今、興味本位で調べて知った私。

次は何の話をしようかな。

本を読むペースとnoteを書くペースが比例してない日々。
ま、どうにかなるか。

Have a lovely day :) 
Laica



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