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I have a book hangover: “A Good Girl’s Guide to Murder” series

「the matcha diaries」という私のお気に入りポッドキャストを聴きながら、お買い物に行って来ました。
来輝です。こんにちは。


今回はちょっと久しぶりに、
「I have a book hangover」のコーナー。

A Good Girl's Guide to Murder」シリーズは、
instagramで私が信頼を寄せる本好きの方におすすめしてもらい、
昨年の夏から冬にかけて読んだもの。

自由研究には向かない殺人」、「優等生は探偵に向かない」、
卒業生には向かない真実」として創元推理文庫から邦訳も出ている。
ドラマ化もされるみたいで、もっと面白くなりそうだ。




"A Good Girl's Guide to Murder"

主人公は小さな町に住む高校生、Pippa Fitz-Amobi。
通称Pip。
5年前にAndie Bellという学生が殺された事件を
卒業研究のテーマとして選んだ優等生の彼女は、
その当時犯人だと非難され、
自殺したSal Singhは無実なのではないかと疑う。
Salの弟、Raviや友人たちの協力を得ながら、
SNSやスマホを駆使し、真相解明へと奮闘するPip。
二転三転する物語は誰も予想していなかった展開へ…


推理小説もシリーズものもあまり読まない私は、
正直、気に入るかどうかちょっと心配だった。
最初は慣れない法律用語、
作中に出てくる様々な資料を読み解くのに時間がかかったけど、
Pipが同世代ということもあって、
半分から後はどんどん引き込まれてしまった。

ドラッグや性的暴行などの話題が登場し、
ヤングアダルトと分類していいのかと思うほどの重さだけど。


”Good Girl, Bad Blood"

もう探偵業とは縁を切ったPip。
前作で解決した事件をポッドキャストで配信し、
注目を集めていた彼女のところに、
友人Connerが助けを求めにやってくる。
彼の兄が行方不明になった事件を警察はまともに対応してくれない。
友情のためならと奮起したPipは、
ポッドキャストも駆使しながら調べ始めるが…

シリーズの中で、この作品が私のお気に入り。
面白かったっ。
スリル満点なのに、泣けるし、キュンキュン出来るし。
最後の方は私、ずっとゴビゴビ泣いてました。

1作目の登場人物が大事になってくるので、
間をあけないで読むことをおすすめする。


"As Good As Dead"

これまでの捜査でトラウマを負ったPip。
それでも事件は彼女のもとへやってくる。
ストーカーにシリアルキラー。
今回は誰のためでもなく、
彼女の人生のために真相にたどり着かなければならない。
過去と現在、すべての謎が明らかになる時、
Pipが対峙するものとは…


ひー。怖かった。

前の2作品と比べると、だいぶ暗くグロテスク。
ゾワゾワ度が格段に違う。
まるで海外ドラマか映画の緊迫したシーンを観ているみたいで、
じっと座って読めず、家中を歩きながら読んでた。

Pipの性格がガラリと変わってしまって、
前のPipを返せー!と泣きたくなった。
こんなに人生って一瞬で変わってしまうものなのか。

やっぱり3作目になると、ちょっと間延びした感が出ちゃうけども。



小学生の頃は探偵かスパイになりたくて、
ひとりでごっこ遊びをしてた私はPipと仲良くなれるかな。



Have a lovely day :)
Laica






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