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デザイン、UI、UXってどう違うのかわからなかったので、デザイナーに聞いてみた話。その①

突然ですが「デザイン、UI、UX」ってどう違うのか説明できますか。私はできません。

以前、「受付に置くタブレットのUXデザインできる人紹介して。3日しかないから、ぺらいちの簡単なやつ作ってくれればいいよ」と言われたことがあります。

その時、直感的にUXデザインはぺらいちでサクッと作れないのでは?とモヤモヤしました。でも、そのモヤモヤを上手に説明できなかった。そして今でも上手に説明ができない。そこで、知ってそうな人に聞いてみることにしたのです。

「例えば、ここに包丁があるとして」

最初に話を聞いたのは、デザイナーのKさん。現職は、自社WEBサービスのデザイン。以前は空間デザインやポスター制作なども行なっていたという幅広くデザインをやっている方です。

うーん。確かに全部違う意味だけど、言葉で説明するの難しいね。

例えば、ここに包丁があるとして。

見た目の美しさだけを追求した包丁が、デザイン。
握り心地を考えた包丁が、UI。
使い勝手を追求した包丁が、UX。

じゃないかな?

なるほど。なるほど?なんかわかりそうで、わからない気がするぞ。

例えば、デザインのいい包丁

冒険に巻き込まれそうな胸おどるデザイン!素敵!(包丁じゃないけど)でもこれは料理の時は安定感がないだろうし、洗いやすさとか考えると包丁としてはイマイチ。

例えば、UIのいい包丁

こんな私にも握りやすい!軽いから扱いやすい!お肉もちゃんと切れる!けど、トマトは張り付くし、硬い骨を切るのは苦労するし、ジャガイモの芽を取る時はどうするか迷っちゃう。

例えば、UXのいい包丁

使い方に応じて、最適な形を用意。繊細に切れる果物ナイフ。鋭い肉切りナイフ。柔らかいパンが潰れないパン切り包丁。大きなキャベツも切りやすい包丁。見た目も統一感があり、握りやすさも考慮されている。

「使いやすい」と「目的に合っていて、使いやすい」の違い。

KさんがいうUIとUXの違いはそこなのかな。

UXで目指すゴールが違えば、UIも違ってくる

Googleのシンプルな検索ページと、Yahooの情報たっぷりな検索ページ。あれは目指している「ユーザーに体験してほしい理想像」が違うから、デザインも異なっているのでは。

Googleは、検索という目的を「速く」達成してほしい。Yahooは、ネットに集まる情報を「探すことを楽しんで」ほしい。だから前者は検索窓のみのシンプルなデザインで、後者は目線を1センチずらすと別の情報が見えてくるようなデザインなのでは。

ということも、Kさんは言っていました。

「理想とするユーザー体験設定の明確さ」がUIとUXの違い。ということになるのでしょうか。

正直私にはわかったようで、まだわかりません。

デザインとUIとUXの違い。みなさまはわかりますか。

わかってるよ!いやいや違うんじゃない?こういう説明の方がわかりやすいよ!というご意見あれば、お気軽にお寄せください。

文:メロンパン

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