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体調不良の記録

前回の記事でも書いたように、年末から体調を崩し続けている。
特に年始一発目にウイルス性腸炎をやった後から、どうも胃の調子がおかしい。具体的には、下記の症状。

  • 胃が焼けるような感覚(灼熱感と言うらしい)

  • 胃の違和感、重たい感じ

  • 食後の胃もたれ(軽いものから吐く寸前のものまで)

  • 胃の鈍痛、みぞおちの辺りの痛み(特に食後と空腹時)

  • 食欲不振(酷い時のみ)

  • 発熱(37.0°~37.3°)※最高37.6°

  • 倦怠感

  • 食後のげっぷ増加

  • 通常の半分~2/3程度しか食べられない(早期満腹感)

以下、症状の変遷を辿る。正味2ヶ月これに悩まされている。。

1月1日(月)

ウイルス性腸炎に罹患。それ自体は3,4日で収束したが、罹患日の一週間後頃から上記症状のうち冒頭の二つを感じるようになった。

1月13日(土)

友人とイタリアンを食べたら(正確に言うと食べる直前に何の前触れもなく身体がどっとだるくなってそこから)、店を出る直前に冷や汗と共に吐き気が襲ってきた。何とか吐かずに帰宅。

1月15(月)

かかりつけ医で軽い胃荒れでしょうね、と言われて薬を処方され、外食だけしないようにして普通に生活していた。この時はまだ自炊したご飯なら何でも問題なく食べられていた。しかし一時改善したかな、と思って試しに飲んだアルコールが駄目で、更に酷くなったのが1月最終週末。アルコール飲んだ翌々日から吐き気、胃痛、発熱(37.6°)。

1月29日(月)

かかりつけ医では、ここまで長いと胃炎か胃潰瘍の可能性ありと言われ、胃酸の分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬のランソプラゾールを処方された。そこから約3週間、胃潰瘍療養時の食事を参考にしながらかなり気をつけて生活していたが改善せず。(微熱は最初の5日間続いてそこからは測らなくなったので不明。倦怠感は最初の5日間以降はなくなった)
*胃潰瘍療養時の食事・・・辛い、酸っぱい、脂っこい、食物繊維多い、カフェイン、アルコール、ニコチンはNG。胃に負担がかからない消化の良い薄味の物が良しとされている

2月16日(金)

セカンドオピニオンを求めて胃腸専門クリニックを受診。
結果、胃潰瘍とは言われず、ウイルス性腸炎によって腸内細菌のバランスが崩れ、それが胃に影響していると思われるとのことで、半夏厚朴湯とミヤBM錠を処方。何もないことを確認するために胃カメラやりましょう、ということで一週間後に予約。(同日に行った元々のかかりつけ医にも、気になるようなら胃カメラしかないと言われていた)この日から、ランソプラゾール服用中止。

2月18日(日)

朝食をいつものように食べた後から吐き気、胃痛、久しぶりの発熱(37.3°)、倦怠感。この日から2日間、ほとんど固形物食べられず。

2月20日(火)

在宅勤務中、いよいよ吐き気が酷くなり、水すらも気持ち悪くなる状態になったので急遽胃カメラ。予定をこじ開けてくれた先生とスタッフの方々に本当に感謝。
結果、食道、胃、十二指腸全て驚くほど綺麗。血液検査も問題なし(コレステロール値と中性脂肪が若干高いかな、程度。これはこれで問題だが)。2月16日の診断がある程度証明されたということで、その際の処方薬+アコファイド錠100mgを追加処方。

そして今日に至る。アコファイド錠のおかげか、2月18日以前の量くらいは食べられるようになった。吐き気や胃痛も、あるけど程度が小さくなって時間も短くなった。微熱と倦怠感は継続中。まだ油断は禁物。2週間分処方してもらっているので、それで改善が見込まれなければ次の対応を検討。

これ、恐らく機能性ディスペプシアじゃないかと自分では勝手に思っている。クリニックの先生は明言こそしなかったけど、「検査で何の問題もないのに調子が悪くなる人ってたくさん居るんですよ。腸と胃は一本で繋がっているから、腸の不調が胃に影響することはあります」と仰っていた。
半信半疑だったけど、色々調べていくうちに機能性ディスペプシアという病状にたどり着いて、更にこれが感染性胃腸炎によって引き起こされることもあるとのことで、まさに該当するかもしれない、と思った。アコファイドもまさに機能性ディスペプシアの治療薬だし。
(一般的に機能性ディスペプシアは症状が3ヶ月~半年以上続く人が定義されるようなのと、後述のように他の可能性も捨てきれないので、先生も明言しなかったのかもしれない。知らんけど)

もちろんまだ他の可能性もないわけではない。機能性ディスペプシアは、大腸がん、膵臓がん、胃の内壁を厚くするタイプのスキルス胃がんなど、一つ一つの可能性を潰していった結果の消去法で診断されるものだと思うので、それらは着実に検査していく必要がある。(それぞれ大腸カメラ、造影CT、腹部エコーが有効かな?)微熱も腸内細菌のバランス崩れの影響だと先生は言っていたけど、どうなのか。
とにかくまだ機能性ディスペプシアと断定された訳ではないので、引き続き服用経過を見つつ原因特定にいそしもうと思う。
余談、大腸カメラは胃カメラと一緒にやっておけば良かったと後悔。。でも全て初めての状態でいきなりコンボはハードル高すぎてひよった。。

これまでは胃腸が強いタイプだった。感染性胃腸炎も今回で人生2回目?3回目?くらいだし、カンピロバクターにはなったことあるけど、それ以外でお腹を壊すことなんて本当に稀だったので、罹る時は罹るんだな、としみじみ(のんき)。

せっかく仕事が落ち着いている時期なのになかなか友人達とも遊びに行けず、毎日続く何かしらの不調とそれに対する不安感でQOLも上がらない日々ではあるが、でもこの一連の不調で、胃潰瘍と機能性ディスペプシアに詳しくなったので良しとしよう。勉強になった。

そしてこの経験で、やっぱり人間て1人なんだな、と実感した。
どんなにつらくても一生に体調不良になってくれる人なんて居ないし、自分の不調には自分で耐えるしかないので、独り身だろうが実家に居ようが結婚していようが、何も関係ないなと思った。強いて言えば、身体が辛い時に身の回りのことをやってくれるかどうかくらいなところで、それも十分ありがたいけれど、結局最終的には自分が踏ん張るしかないのだ。
「死ぬ時はみんな一人」という言葉の意味が、少しだけ分かった気がした。

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