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職種紹介:ビジネスコンサルタント

こんにちは!ラクラス株式会社・採用チームです。

今回は、ビジネスデザイン統括部の統括部長を務めるマツダさんにビジネスコンサルタント(導入コンサルタント)の業務内容や期待される役割などについてお話を聞きました。

なお、求人情報については以下のページをご参照ください。


業務内容

採用チーム:まずはビジネスコンサルタントの業務範囲を教えてもらえますか?

マツダ:ビジネスコンサルタントが所属するソリューションコンサルティング部・ビジネスコンサルティンググループは、お客様にシステムとサービスを提供するにあたり、お客様のご要望を整理して要件を定義し、仕様書を作成する業務を担当しています。

具体的には、以下のような業務があります。

・お客様のご要望の整理(要件定義)
・お客様企業の就業規則や業務プロセスの把握と分析
・システム設定のための仕様書の作成
・システム設定(一部)
・運用テスト
・運用部門への引き継ぎ
・導入プロジェクトのプロジェクトマネジメント全般

新規のお客様がご利用を開始されるまでの流れについては、以下の資料をご参照ください。

ビジネスコンサルタントは現在10名ほどおり、男女比は6:4といったところです。

ビジネスコンサルタントがお客様から業務要件をヒアリングし、システム・業務の両面について要件定義を行って仕様書を作成します。その仕様書に基づいて「システムコンサルタント(導入エンジニア)」がシステムの設定やテストを行うという流れになります。

※一部のシステム設定については、システムコンサルタントだけでなくビジネスコンサルタントも担当できるよう、業務共有を進めています。将来的には、ビジネスコンサルタントとシステムコンサルタントの業務の垣根を無くし、両方の業務が担当できるメンバーを増やしたいと考えています。

システムとサービス全体のことを理解する必要がありますので、人事労務とITに関する知識が広く必要になります。もちろん、ビジネスコンサルタントもあらゆる業務のプロセスやシステムの仕様を詳細に把握しているわけではありませんので、お客様への説明やヒアリングにあたってはシステムコンサルタントやその他運用部門のメンバーに同席してもらうこともあります。

プロジェクトごとに1~3名のビジネスコンサルタントと1~2名のシステムコンサルタントがアサインされ、2~5名程度のチームでプロジェクトを運用します。

プロジェクト期間は8ヶ月から1年程度となり、同時に2件程度のプロジェクトを担当することがあります(その場合はサービスインの時期が重ならないように調整)。

採用チーム:新規のお客様の導入プロジェクトだけを担当しているのでしょうか?

マツダ:いいえ、新規のお客様だけではなく既存のお客様についても担当しています。

例えば、お客様企業の就業規則が変更になった場合や、労働関連の法律が改正された場合には、運用プロセスやシステム設定の見直しが必要になることがあります。また、既存のお客様から今まで利用していなかった機能の追加導入をご依頼いただくようなケースもありますね。

コンサルタントの熟練度にもよりますが、新規導入のプロジェクトを主として担当しながら、既存顧客の追加導入を並行して担当することもあり得ます。

必要なスキルや素養について

採用チーム:ビジネスコンサルタントの業務を担当するにあたり必要なスキルを教えてください。

マツダ:人事労務やシステムに関する知識は業務を通じて身につけることができますので、入社時点でそれらの知識があることは要求していません。

お客様からのヒアリングや、説明・交渉などを行う場面が多いので、傾聴力や説明力があること、そして分かりやすい文章が書けることは必須です。

そして、なによりも重要なのは「物事を構造的に理解して整理する力があるかどうか」ということです。

勤怠集計や給与計算の流れはどこの会社でも基本的には同じようなもので、プロジェクトごとに「新規性のある画期的な手法」を生み出す必要があったりするわけではないので、「構造的理解」と言ってもあまり大げさにとらえる必要はありません。

ただ、お客様ごとに人事制度や組織課題が異なり、標準的なプロセスには収まらないご要望をいただくこともありますので、「なぜそれが必要なのか?」「そのプロセスが他のプロセスとどのように関係しているのか?」「そのプロセスを追加したとして、全体のプロセスにどのような影響が及ぶのか?」といったことを自ら考える力は必須となります。

採用チーム:求められる素養についても教えてもらえますか?

マツダ:必要なスキルと重なりますが、物事を分析・整理して構造化するプロセスが好きでないとこの仕事は難しいですね。何事に対しても興味と疑問を持って接し、よりシンプルで管理しやすい仕組みがないかどうか、より本質的な解決方法がないかどうか、などを考えられるようであってほしいです。

お客様からご要望を受けた内容や手法であっても、コンサルタントから見て効果的・効率的でないと感じる場合には別の手法を提案することがあります。場合によっては「そもそも本当に必要なことなのか?」「もっと本質的な改善策があるのではないか?」と意見することもあり得ます。

ですので、すでに決まっていることや指示されたことを正確に実行するというだけではなく、「人事労務業務のあるべき姿」をイメージしながら、それを実現するために創意工夫ができることが大切だと思います。

期待する役割

採用チーム:新しく入社される方に期待する役割についても教えてもらえますか?

マツダ:入社時点でのスキルにもよりますが、まずは先輩社員が担当するプロジェクトにメンバーとして加わっていただき、特定領域(勤怠・給与・人事の何れか)におけるヒアリング準備や、ヒアリング結果の仕様書反映、テスト実施などの初歩的な業務からスタートしていただきます。

例えば、以下のような内容であれば人事労務の知識がない方でもイメージできるのではないでしょうか。

勤怠
・1日の所定労働時間を確認して仕様書に記載する
・フレックス制度のコアタイムを確認して仕様書に記載する
・夏季休暇や年末年始休暇の期間を確認して仕様書に記載する

給与
・支給項目の一覧表を作成する(役職手当、家族手当、など)
・役職ごとの役職手当の一覧表を作成する
・通勤交通費の上限金額を確認する

人事
・組織図を見て組織の階層構造を表にする(部、課、チームなど)
・役職の一覧表を作成する(部長、課長、主任など)
・事業所の一覧表を作成する

勤怠集計や給与計算の運用方法やその根拠となる法令を知らないと判断できない部分が多いですが、社会人経験がある方であれば常識的に理解できる部分もそれなりにありますので、まずはそういったところから理解を深めていってください。

ちなみに、人事労務の知識を身に着けることを目的として、導入プロジェクトが完了して運用部門への引き継ぎを待っているお客様の給与計算などを担当してもらうこともありますね。

ある程度人事労務業務や当社のシステムに関する知識が身についてきたら、難易度がそこまで高くない案件の要件定義や仕様書作成をご担当いただきます。主担当としてプロジェクトを推進できるようになるまでにはだいたい2~3年はかかると思います。

将来的には、特定領域(勤怠・給与・人事)に特化したプロジェクトリーダーや、プロジェクト全体の責任を担うプロジェクトマネージャーを目指してもらいたいです。もちろん、グループや部門の責任者になって、主にラインマネジメントを担当するというキャリアもありえます。

最後に

採用チーム:最後に応募を検討中の方に向けたメッセージをお願いします。

マツダ:ビジネスコンサルタントは人事労務とシステムの両方の知識を広く身に着ける必要があり、また対顧客とのコミュニケーション力や社内も含めた調整力なども要求されますので、当社においても比較的に要求水準が高い職種であることは間違いありません。

その分、ご自身のキャリア形成において武器になる経験やスキルを身に付けることができますので、チャレンジしてみたいと思っていただけるようであれば、ぜひ一度お話しを聞かせてください。

ご応募をお待ちしています!