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【オンライン】新しい時代を自分らしく ワークショップ&交流会vol.3 これからの「コミュニティ」

在宅でも「自分らしくを、もっと自由に。」をモットーに始まった『LivingAnywhere Commons』と『ランサーズ』とのコラボイベント。

2020年6月4日、参加者同士が語り合いながら自分らしい暮らしについて考えるイベントが開催されました。

第3回目となるテーマは"これからの「コミュニティ」を考えよう"。

新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、外出自粛やソーシャルディスタンスが求められている現在、これまでのコミュニケーションが簡単に取れなくなっています。

その反面、リモートワークを体験した方が増えたり、オンラインでコミュニケーションを取ったり、コミュニティにおける変化を感じている方もいるかもしれません。

今回は、Withコロナ・Afterコロナにおけるコミュニティの変化や関わり方などについて、参加者のみなさんで話し合いました。

これからの「コミュニティ」についてのワークショップ&交流会

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今回のイベントに参加した方は約30名。ワークショップを始める前に6つのグループに分かれて自己紹介からスタートし、お互いの名前や職業、今回のイベントに参加したきっかけなどを紹介し合いました。

参加された方は、東京をはじめとする首都圏から、静岡や高松、奄美大島に住んでいるという方も!いろんな場所から集まって意見を出し合えるのもオンラインの良いところですね。

今回ワークショップのテーマについて、グループごとの発表があるため、発表者と書記担当を決め、その後にグループで記念撮影をして一旦チームでの自己紹介タイムは終了です。

テーマ1:どのような「コミュニティ」に所属しているか共有しよう!

自己紹介タイムが終わり、場が温まってきたところでグループごとにワークショップを行いました。

まずは、どんな「コミュニティ」があるか?また、現在どのような「コミュニティ」に所属しているか?についてグループごとで共有し合います。

同じテーマでも、グループによって考え方の切り口は様々。ここからはグループごとの気づきについてレポートします。

グループ1の意見:目的を持ったコミュニティに属することが大事

グループ1では、「コミュニティ=人の集まり」としたときに、オフラインを中心に集まったコミュニティに属している方が多かったです。

<グループメンバーが所属しているコミュニティ>
・家族や友人、オンラインでの集まりもある。
・女性の自立支援など 同じ目的を分かち合いながら集まっている。
・楽しむ目的を共有するために好きな人同士で集まる。
・主に仕事関係の集まりが多い。

仕事や友人など大きなくくりもありますが、自分と同じ目的を分かち合ったり、好きなことを共有できたりなど、目的を持つことでより濃密なコミュニティになっているという印象でした。

グループ2の意見:いろんなコミュニティに参加して、新しいことを発見することが大事

(グループ2の写真は取り忘れです…涙)

メンバーがそれぞれ、いろんなコミュニティに参加しているのが特徴的なグループ2。

オンラインとオフライン、仕事とプライベート問わずに所属していて、各メンバーの面白い部分が見られました。

<グループメンバーが所属しているコミュニティ>
・地域や世代別のコミュニティ
・民俗学、ジャズなど趣味に関係するコミュニティ
・言語系やデザイン系のコミュニティ
・企業交流会
・異業種交流会(オンライン)
・地方創生を必要とする人としたい人をマッチングするコミュニティ
・オンラインサロン

いろんなコミュニティに所属することで、出会いだけではなく、幅広い知識や新しい考えを得られるとのこと。コミュニティを通して、良いことにつながるきっかけになるのがよいですね。

グループ3の意見:新しくないコミュニティが何かを考えるみるのが大事

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グループ3ではまず、今と昔の違いをもとにグループメンバーが「新しくない」と思うコミュニティについて挙げました。

そうすることで昔は、「どうしてここにいるのだろう?」と考えることなくただその場に合わせていただけ、ということがわかったとのこと。


<グループメンバーが新しくないと思うコミュニティ>
・関係性の質が高くないコミュニティ(例:会社、学校、土地 など)
・存在意義がわからない制約が多いコミュニティ(例:伝統、しきたり など)
・自分の影響の外にあるもの、そのコミュニティから移れないなど選択肢がないもの(例:学校のクラス、会社組織 など)
・身近なもの(例:家族、親戚 など)

まだ会社の同調圧力や必要性の無いミーティングに出なければいけないなど、所属しているコミュニティによっては制限のあるところもあります。それでも、ようやく多様性が認められ、制約から解放されてきていると感じている方もいました。

グループ4の意見:オンとオフそれぞれ、自分なりのコミュニケーションを活用するのが大事

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グループ4では、グループメンバーが起点ごとに所属しているコミュニティについて挙げてもらいました。

<グループメンバーが所属しているコミュニティ>
・学校・習いごと起点⇒大学時代の友達、自由大学、トレーニングコミュニティ、ヨガの友達など
・仕事起点⇒会社、前職の人たち、ライター同士のつながりなど
・場所起点⇒子どもを取り巻く父母コミュニティ、自治体のコミュニティ、シェアハウス、住んでいるところで知り合った人たちとなど
・その他⇒占い師のコミュニティカフェ会、NPO団体、オンラインサロンなど

それぞれ仕事や習いごとなどのオフでのつながりが多いですが、そこからTwitterやFacebook、InstagramなどのSNS上でつながることも。

また、オンラインサロンなどをはじめ、リアルで会ったことのない人とのコミュニティに属している方が半分もいました。オンとオフの両方のコミュニティに所属することでうまく自分なりのコミュニケーションを活用しているようです。

グループ5の意見:オンラインとオフラインそれぞれを駆使するのが大事

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会社員、三味線をされている方、マッサージをされている方、下田で民泊を経営している方など、多彩なメンバーが集まったグループ5。

<グループメンバーが所属しているコミュニティ>
・コロナ前はオンライン+オフライン⇒現在は毎日オンラインでコミュニケーションをとっている。
・仕事は対面メイン

コミュニティにおいては、オンラインとオフラインを駆使しながらコミュニケーションを取っている方と仕事上、対面がメインになる方の2パターンにハッキリと分かれたのが印象的でした。

グループ6:色んなところに色んなコミュニティがあると認識するのが大事

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グループ6では会社や家族、SNSを通したコミュニティのほかに、グループメンバーが所属しているまたは新しいと感じているコミュニティについて共有しました。

<グループメンバーが所属しているまたは新しいと感じているコミュニティ>
・近所のバー⇒そこに行けば友人感覚で会える。
・近所でお手伝いをしている農家⇒5歳~80歳までの老若男女問わず。
・オンラインサロン
・ゲームで一緒にプレイをするために集まったグループ⇒ゲームの中で知り合ってボイスチャットをし、仲良くなってきたらオフで会うことも。
・VRの中でアバター上として会う人が増えた。⇒20代後半~30代前半が主な層。Twitterで知り合ってからVR上で交流をする。

それぞれが個性あるコミュニティに所属している中で、オンラインからスタートするコミュニティに所属している方が半数もいらっしゃいました。

とくにVR上での交流では、飲み屋やカフェで話したり、ワールドがあって一緒にドラゴンを倒したりできる空間があったりと今までにない形でコミュニケーションが取れるとのこと。

今まではオフラインのみでコミュニティを形成していた方でも、家にいる期間が多くなった今、色んなところに色んなコミュニティがあると認識し始めたようにも感じられました。

全体を通してみると、オフライン上でコミュニティに所属している方がほとんどですが、コロナの影響の関係なしに、オンライン+オフラインをうまく駆使しながら自分なりのコミュニティを形成している方が多かったです。

また、その中でも目的を持ったり、新しい知識やコミュニティを獲得したりすることで、コミュニティにも多様性があることを改めて認識しました。

テーマ2:新しい時代の「コミュニティ」について考えてみよう!

現在所属しているコミュニティについて、お互いに共有し合ったところで、今度は「これからどんなコミュニティになっていくか」「どういうコミュニティにしていきたいか」など、コミュニティにおける理想や変化について意見を出し合いました。

グループ1の意見:感覚を大事にしながら無理せず付き合っていくのが大事

リアリティな部分での繋がりが多かったグループ1では、「オンラインによっていろんな人と繋がりやすくなった」という意見が多く出ました。

繋がりやすくなった分、好きな人たちやこれまで関わりのなかった人たちと繋がることで何かが生み出せるのではないかとのこと。その人たちの視点や意見をもらえれば、自分の価値観が広がりそうですね。ただ、その反面で「所属するコミュニティが多くなったり、時には違和感があったりするのではないか」という意見もありました。

コミュニティには続くものもあれば続かないものもあるので、無理にコントロールをせず、自分自身の感覚を大事にしながら、コミュニティに参加し付き合っていくのが、これからのコミュニティの時代になってきそうです。

グループ2の意見:目的に沿ってオンとオフを使い分けていくのが大事

スポットやイベントを含むものをコミュニティとしたときに、共同体でグラデーションがあるものだということを定義としたグループ2。

これまでとは違い「人との出会い方が効率化され、それによって物理的な空間を跨いでフラット化されてきた」という声がありました。

また一方で「今までオフライン部分で解決していたところが、オンラインによって逆に孤独さを感じる」という声もあり、必ずしもオンラインが良い悪いで判断できるものではないという価値観の違いが感じられました。

オンラインとオフラインではコミュニケーションに違いがあり、価値観によっては人それぞれなので、目的の達成や情報のシェアなど、自身が思う目的に沿って上手に使い分けていくことが大事になってきそうです。

グループ3の意見:コミュニティを選ぶか作り上げるかは、自分次第だと認識することが大切

グループ3では、自分自身で所属するコミュニティを選ぶことや、逆に自分でコミュニティを作り上げることもできるのが、今の新しい時代のコミュニティではないかという考えが出ました。

インターネットの普及によって、無意識にいたコミュニティから自分が所属したいと思うコミュニティに取捨選択ができるようになってきたとのこと。

例えば仕事においても、働く場所や人、どういった仕事をしていくかも、自分自身で選べるように変わってきているというふうに感じられました。

グループ4の意見:コミュニティのために場所を選ぶ必要はない

グループ4では、「今までとは違い、コミュニティを選ぶフェーズにきているのではないか」という意見がありました。繋がりたいコミュニティや会いたい人、やりたいことを自分自身で選んでいいようになってきたとのことでした。

また、「参加者の中でも東京にいる人が多いけど、あまり東京にいる意味はない」という意見にはグループメンバー全員が共感。コミュニティがない人は悩む面もありそうですが、家族や好きな人に囲まれて生活するなら、場所は関係ないのかもしれません。

グループ5の意見:新しく増えてきたコミュニティを大事にしていきたい

グループ5では、メンバーが属するコミュニティの在り方がはっきりと分かれていたこともあり、こうして増えてきたコミュニティを1つ1つ大事にしていきたいという意見が目立ちました。

オフラインだと難しいことがオンラインだと簡単にできたり、時間と距離が近くなったことでコミュニケーションの多様さを感じるようになったり、という声も。

オンラインでできることの可能性が増えた分、これからのコミュニティについてワクワクしているように感じられました。

グループ6の意見:Withコロナ・Afterコロナだからといって変わるわけではない

オンとオフが混ざったコミュニティに属しているグループ6では、新しいコミュニティが今後どうなっていくかについて考えていきました。

今のコロナ渦において、企業でリモートワークやオンラインでツールを使う割合が増えて、「今だからZoomを使っています!」とやや誇張している感じがあります。今後は「リモートを活用し続ける企業」と「元の形態に戻っていく企業」にはっきりと分かれていくのではないか、ということ予想も。

Withコロナ・Afterコロナといって何か変わるわけではないので、自分たちが居心地が良いと感じるコミュニティの形(オンラインやオフライン)を選べばいい、という意見にまとまりました。

ここまで、ワークショップにおける「現在のコミュニティ」と「新しい時代のコミュニティ」についての意見をグループごとにお伝えいたしました。

グループでのワークショップが終わった後は、全体での発表会を実施。グループごとの意見を全員で共有します。

発表を聞いていると、参加者約30名の方はそれぞれのバックグラウンドやコミュニティを持ち、様々な意見があることがわかりました。

全体を通しての意見をまとめると、「新しい時代のコミュニティ」とは「場所や従来の考え方に縛られることなく、自分に合ったものを自分で選べるコミュニティ」であったように思います。

ワークショップ後は和気あいあいとした交流会へ

ワークショップの後は交流会へ。参加者同士でゆるゆると交流するリラックスタイムです。

交流会では、発表を聞いて興味を持ったことや、さらに深く聞いてみたいことを質問するなど、自由にコミュニケーションを取ることができます。

参加者には名前と一緒に居住エリアを記載してもらっていたので、「私も同じ場所に住んでいます!」などと盛り上がった場面もありました。

今回のテーマは「コミュニティ」でしたが、このようなゆるい交流会を通じて新たなコミュニティが生まれる可能性もありますよね。

今回ワークショップ参加者同士がつながることのできるフェイスブックグループができたということで、さらにコミュニティが広がりそうで楽しみです。

最後に、参加者全員で記念写真をパシャリ♪

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みんなバッチリいい笑顔!ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

《次回以降のイベントのご案内》

LivingAnywhere Commonsでは、ランサーズ株式会社と共催で、働き方やライフスタイルをテーマにしたイベントを随時開催しています。

多様な働き方やライフスタイルを持つ皆さまが集まるからこそ、「そう来たか!」「そういう暮らし方も、面白いかもしれない」など、新しいアイディアに出会えるかもしれません。

今後のイベントの詳細は、LivingAnywhere CommonsのFacebookグループにてご案内しています。イベント参加を希望される方は、ぜひフォローされることをおすすめします!

▼LivingAnywhere Commonsとは

株式会社LIFULLが運営する、場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約にしばられることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方(LivingAnywhere)をともに実践を目的としたコミュニティです。

メンバーになることで、日本各地に設置された「LivingAnywhere Commons」の拠点の共有者となり、仲間たちと共生しながら、自宅やオフィスにしばられないオフグリッド生活を体感できるだけでなく、理想の生き方を実現するための技術やアイディアを共創する、刺激に満ちた環境に身を置くことができます。

▼Lancersとは

Lancersは、日本最大級のクラウドソーシング・プラットフォームを提供する会社です。「個のエンパワーメント」をミッションに掲げ、「テクノロジーで誰もが自分らしく働ける社会をつくる」を目指しています。

Lancersのサービスを利用すれば、ホームページ制作、ロゴ作成などのデザイン、アプリ開発、システム開発、ライティングなどの仕事を、いつでもプロに依頼することが可能です。


《ライター・高橋美貴》

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