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美容師だった頃の経験を書くノンフィクション(2)

ここからは、わたし自身の素に近づけるために文章を少し崩して書いていこうと思います。
一人称はわたし=自分とさせていただきます。

お付き合いいただければ幸いです。


▶︎最初は美容師


社会人1年目から5年間ほど美容師をしていた。

最初の職業に美容師を選んだ理由については、特に深い理由はない。

なぜかと問われたら、
「美容師になってみたかったから」

この仕事を一生やっていくとか、親のお店を継ぐ(親は会社員です)といったそんな高い志はそもそもなかった。

高校3年生時の進路相談では、就職か進学かという進路選択になる。

進路を決めるという段階まで、
自分が何が好きか
何がしたいか
何が楽しいか
なんて、そんなことを考えたこともなかった。

高校で何をして来たかと聞かれても、特に何も考えずその日をなんとなく過ごしてきた毎日。

中学から高校への進学は、ある程度は一般的。
でも高校卒業後の将来については、多くの人が高校生の頃に初めて真剣に向き合うリアルなのかなと思う。
職業選択の自由はあるものの、小学校、中学校、高校と10代のときから自分の将来を見据えて、人生に目的意識を持って生きてる人はどれくらいいるだろう。
少なくても自分の周りにはほとんどいなかった。

かくいう自分も、中学から成績は真ん中くらい。
それでも偏差値で言うと中の中くらいの普通の高校に進学できたが、2年生3年生のときには数学が苦手で赤点→補習を受けるほど頭が悪く、勉強が嫌いだったから、授業もサボったり中抜けしたり遅刻もよくしていた。

高校で真面目に取り組んでたことといえば、部活。
バトミントン部に所属し、市内ではわりと強いほうだったから部活だけは真面目に取り組んでた。

なんとなく高校に通って、部活をやって、友だちと帰りにどこか寄り道して、夏休みなどはバイトして。

でもやっぱり、勉強が嫌いだったから大学に進学したところで何の勉強をするのか分からなかったし、かと言って高卒で就職もしたくはなかった。

進路相談の後に、母親から「大学行かないなら専門学校に行って手に職をつけるのがいいんじゃないの」と助言もあり、初めてこの先(将来)のことを真面目に考えた。

自分は何がしたいんだろうと。

思い返すと、
高校生になって自分で自分の髪を切ったり、夏休みには髪をいろんな色に染めたりしていた。
それを結構楽しんでやっていたなと。
髪の色を同級生の女子に褒められたりして(笑)。

美容室にも何回か行って美容師さんとおしゃべりするのが楽しかったなと。

そして、ひらめいた💡

手に職→専門学校進学
カットやカラーリング→楽しい
美容師カッコ良い→女子にモテそう(笑)

これは、今の自分の全ての願望を満たしているな。
将来は美容師だ!

…今思い返すととても単純なんだけど。。。

続く。


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