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#9 人生100年時代、お金よりも大事なこと。 LIFE SHIFT

こんにちは、しるばです。

前の記事にも書いたとおり、新規事業進めています!

詳細はここには書けないですが、ビジネスモデルを初めて勉強したり休日もずっと考えたり...ビジネス系の勉強も、真面目にしたいなとも考えています。

今回は、空き時間を見つけて「LIFE SHIFT」を読んでみました。

「人生100年時代」という言葉はよく耳にはしますが、「だからどうしなければいけない」という話は特に耳にしませんよね。

この本を読めば、100年生きる私たちの人生は、親の人生を見本にできないこと、見本にできないなら、どのように考えていけばいいのかというヒントが見つかると思います。

それでは、基本情報から始めていきます!

1. 基本情報

著者:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット

著書:LIFE SHIFT ライフシフト 100年時代の人生戦略

発行:2016年11月

ページ数:399ページ

2. 要約

・教育、仕事、引退の3ステージモデルは崩壊する

1945年に生まれた人は、例として20歳から働き始め、62歳で引退し、70歳で世を去ると仮定します。この場合、引退期間が8年にとどまり、勤労期間5年間で退職後1年分の資金を蓄えられればいいことになります。そうなると、生活を圧迫することなく、ゆっくりと時間をかけて貯蓄することができます。

次に、1971年に生まれた人は、平均寿命は85歳。22歳から働き始め、65歳まで働いて引退する予定です。そうすると、勤労期間44年に対して、退職後の期間が20年続き、1945生まれの人よりも、勤労期間に多額を毎年貯金しなくてはならならないことがわかります。

最後に、1998年に生まれた人は、100年生きる可能性が高いです。65歳で引退したとして、その後35年分の貯金を勤労期間に作ることはさらに難しいと想定できます。

1945年に生まれた人は、学生の期間に教育を受け、その後就職し、65歳で引退するという3ステージで、特に不自由はなかったと思います。

しかし、1971年や1998年生まれの人は、同じく65歳で引退すると、勤労期間に対し、収入源がない期間が長すぎます。よって、65歳以降も働く必要に迫られることが容易に想像できると思います。

そうした場合、勤労期間働きづめだった人(この場合の働きづめを、フルタイムで働き、勉強をする時間がなかったりしなかった場合とします)が、65歳以降にも仕事を得られるでしょうか?もう、親世代のような3ステージモデルは、これからのライフスタイルには合わないのです。

そういった観点から考えると、お金ももちろん重要ですが、それと同じくらい大事なものが見えてきます。そう、無形資産です。

・無形資産を増やすことが重要になってくる

無形資産を、1. 生産性資産、2. 活力資産、3. 変身資産 の3つのカテゴリーに分類しました。それぞれのカテゴリーについて説明します。

1. 生産性資産 とは、スキルや知識を構成要素に持つ、人が仕事で生産性を高めて成功し、所得を増やすのに役立つ要素のことです。

長く生産的な人生を送るためには、スキルと知識に投資することが不可欠となります。学習と教育は大きな金銭的恩恵をもたらすからです。

将来を見据えて、必要な教育にはお金をかけてでも取り組まないと、65歳を過ぎてから職につくことは難しいでしょう。

2. 活力資産 とは、肉体的、精神的な健康と幸福のこと。

健康であることの価値は、これから一層大きくなります。不健康だと、働けなくなってしまったり、病院代や入院費用もかかってしまいます。不健康の代償は、経済的な面でもそれ以外の面でも甚大なものになりかねません。

3. 変身資産 とは、100年ライフを生きるにあたり、その過程で大きな変化を経験し、多くの変身を遂げることになりますが、そのために必要な資産のことです。

人生の途中で変化と新しいステージへの移行を成功させる意思と能力が重要となってきます。これからは、会社が倒産したり、自分が身につけたスキルが古くなったり、そういったことで移行を余儀なくされる場合もあるでしょう。または、自発的に変わろうとする場合もあるかもしれません。

変化はときに難しく、大きな不安を伴います。部署異動したときを考えてみると、想像しやすいかもしれません。変身資産は、そういった変化のプロセスを助けるためのもので、移行につきものの不確実性への対処能力を高める要素とも言えます。

・「私は何者か」という問いを意識する

上記のように、無形資産を増やそうとしたときに、何をすべきかを考えなけれなばなりません。そのとき、将来自分はなどうしたいのかという問いをすることになります。

「私は何者か?」「私はどのように生きるべきか?」という問いに答えられるのは、結局のところ自分しかいません。人生が長くなれば、この問いは無視できないものになるのです。

人生設計というテーマについて具体的に検討し、自己効力感(自分ならできる、という認識)と、自己主体感(自ら取り組む、という認識)を高め、必要な知識を習熟する必要があるのです。

3. まとめ

この本を読むことで、以下のことがわかりました。

・人生100年時代にやるべきこと。

・自分の働き方が、昔の働き方と異なってきていること。

・65歳で引退するには、35年分のお金を貯める必要がある。もしくは、働く期間を長くしないと、楽しい老後が過ごせない。

・働く期間を長くするには、知識や健康、変化する力が必要である。

・行動したいと思ったら、今すぐに実行すること。

正直、「65歳過ぎても働かなきゃいけないのか。。。つら」などと言ってられる場合ではありません。65歳で退職しても、それなりの暮らしができなければ意味がありません。

世界の状況にも目を向けて、「自分はどうありたいのか」を今一度考えてみたいと思います!

ここまで読んでいただいてありがとうございました!おすすめの本などありましたら、コメント欄に書いていただけると大変嬉しいです。

それではまた、しるばでした!

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