カフェインの摂りすぎに注意
こんにちは、Dr.たっちぃです。
最近リモートワークでコーヒーの摂取量が増えてしまいました。NescafeのDolce Gustoが非常に便利で、一日に3杯くらい飲んでしまっています。
そのせいか、リモートワークをして以来、睡眠の質が下がっているような気がしています。
一日に5杯くらい飲んでしまったときに、どうも寝つきが悪くて、一晩中寝られない経験をしました。
これはカフェインのせいでないかと思い、カフェインについて調べました。そのメモも兼ねて、カフェインについて記事にさせて頂きます。
カフェインの含有量
カフェインを多く添加した清涼飲料水は、RedBull、Monsterなどのエナジードリンクを指しています。
Redbullだと30 mg/100mLすなわち一本(330 mL)あたり100 mgになります。
カフェインの効果
カフェインの作用として主に以下の3つがあります。
・頭が冴え、眠気が覚める覚醒効果「眠気覚まし」
・倦怠感を取り去る「疲労回復」効果などです。
・痛みを抑える「鎮痛作用」
鎮痛作用があるため、カフェインは風邪薬や頭痛薬などの医薬品にも用いられています。例えばバファリンプレミアムには80 mgのカフェインが入っています。
カフェインの副作用
カフェインを過剰に摂取した場合には、中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらすことがあります。
よく、レッドブルを一気に飲むと心臓がバクバクすることがあると思いますが、これはレッドブルの糖分で一気に血糖値が上がるのと、カフェインの心拍数増加の複合作用です。
カフェイン飲料は、一気に覚醒させる一方で、血管系に副作用を及ぼすことが多いので、摂取には気を付けたほうが良いです。
カフェインの摂取許容量
カフェインには一日摂取許容量(ADI)は設けられていません。
ただし、WHOや各国の政府が出している推奨量があります。
特に妊婦の摂取には注釈がつくことが多く、200 mg以上取るべきではないでしょう。
これは、コーヒー2~3杯程度となります。
私も、これを調べたのちに、一日コーヒー2杯まで、というルールを作って守っています。
カフェインの致死量
カフェインの致死量は個人差があるものの、1日あたり5,000~10,000 mgと言われています。
すなわち、コーヒー10杯程度で致死量の1/10量を摂取してしまいます。
これほど危険なのに毎日摂取されている物質は世の中にあまりなくて、食品化合物の中でも例外中の例外です。歴史的にコーヒーが飲まれてきたことから、規制が緩くなっています。
もし、カフェインが新しく発見された食品添加物であったとしたら、一日あたり1 mg程度の摂取しか認められない規制となるでしょう。
下記のように中毒の症例も増加しているため、身近にあるとても危険な物質として付き合い方を考えなければなりません。
今、カフェインの摂取が原因で救急搬送される若者が急増している。日本中毒学会の調べでは、5年間で101人が病院に運ばれ、うち3人が死亡していた。平均年齢は25歳で、95%がカフェイン入りの錠剤を大量に口にしたことだった。若者の間で何が起きているのか?中毒になった若者を取材すると、カフェインが安易に手に入る環境の中、その危険性を知らずに依存し、知らぬ間に中毒になっていく実態が浮かび上がった。一方、エナジードリンクに代表されるカフェインを含んだ飲料は、若者に大人気の成長市場でもある。カフェインの大量摂取をどうしたら防げるのか考える。(https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4036/)
まとめ
カフェインはとても身近で毎日何かしら口にしています。かといって安全というわけではありません。
皆様もリモートワークでコーヒーやエナジードリンクを飲む機会が増えたと思いますが、量を考えて付き合うことを心がけましょう。
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