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わらび餅が他力本願で「美味しい」の地位に君臨している疑惑。

友人と素敵なカフェで食っちゃべっている時に(食べる+喋るのことです)こんな話題になった。

「わらび餅って美味しいって言われてるけど、わらび餅自体は味ないよね?」
うぉぉぉおおおおー。確かに、確かに、確かに!
言われてみれば、わらび餅は「喉ごし」は良いけれど、これと言った味覚を思いだせない。

美味しいのはわらび餅 itselfではなく、自我を主張することなく、わらび餅に寄り添っているきな粉と黒蜜、あるいは、割りに存在は認められているけれども、わらび餅やパフェとコラボするときには奥ゆかしさを発揮する抹茶パウダーではないのか?

となると「あ、自分、和菓子の代表的立ち位置なんッスよ」と言わんばかりの顔をしている「わらび餅」は他力本願でその地位を手に入れた「遣り手の成り上がり」と言えないだろうか。

昨今のカフェでは、あたかも自分が「美味しいモノ」であるかのように、「わらび餅」としてメニューに名を連ね、京都の土産物売り場戦線では、包装紙に威風堂々と「わらび餅」と名をうって参戦している。

が、しかし、だ。
これまでのわらび餅に関する記憶のすべてを洗いざらい思い返してみても、わらび餅には味がない!!食感しかない!

これは何ということだろうか。
私たち消費者はまんまと「わらび餅」ブランディングにしてやられている。

世の中にはこんなふうに、ぷにぷにしているクセに強者が数多くいるに違いない。グラビアや若者雑誌系で活躍しているモデルは、この類が多い。
ぷにぷにして軟なようで強いのだ。

「わらび餅系」
2021年風の時代の流行語大賞にならないかしら。

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