ララヤ@本好き研究者

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ララヤ@本好き研究者

読書×英語×旅 を何年もやってます。良書だけを読みます。民間企業でアメリカ勤務を経て研究開発をしています 。勉強する社会人を応援します。Amazonアソシエイト参加中(※ブログからnoteに記事を引越し中です)

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「読書×英語×旅」の相乗効果

読書・英語学習・旅(海外渡航)の3者間には強い相乗効果があります。バラバラに考えて行動するのはもったいないことです。相互作用を意識して取り組むことをおすすめします。 つまり、 読書の質を改善したければ、旅行と英語学習をしよう、 英語力を向上させたいなら、読書と海外旅行をしよう、 旅行の経験を充実させたいなら、読書と英語学習をしよう、 …ということです。 この記事では、私自身が25年以上この3つに取り組んできた経験から、3者間にどのような相乗効果があったのか、さらに、相

    • 「収入は読書量に比例して増える」のウソについて考察

      読書量を増やすとキャリアアップや年収アップに繋がる、という話をよく聞きます。果たして本当でしょうか? ここでは、読書量とキャリアや収入との相関関係・因果関係について、調査結果を参考にしながら考察します。 読書量と年収との相関関係はあるが因果関係は不明確まず結論から。 読書量と年収には相関があります。しかし、因果関係を示すデータは見つかりません。したがって、「読書をすれば年収が上がる、とは言えない」が実態であると考えます。 <読書量と収入の相関> 「収入が多い人は読書

      • スイス鉄道旅行では氷河急行よりも代替手段がおすすめ

        氷河急行は、スイスの鉄道旅行のハイライトだと思ってませんか。その思い込みは捨てたほうが良いでしょう。 今回は、鉄道好きの私がスイス旅行で氷河急行に「乗らない」と決めた経緯と、代替手段で大満足だったことをお話します。 氷河急行とその代替手段<旅程> スイスの主要都市をまわる鉄道旅行に行きました。2015年でした。「スイストラベルパス」(8日間、2等)を購入しました。(以下の話は2015年当時の状況です。現在は変わっているかもしれませんので、最新の一次情報を確認してください)

        • 洋書はこの基準で選ぶと完読率が上がった

          「洋書を読み始めたけれど、完読できず挫折した」という経験はありませんか。しかも何冊も繰り返していませんか。 長い英文を読み続けるのは負担が大きいです。私も何度か挫折した経験があります。しかし今では選び方を工夫することで、ほぼ100%完読できています。 次の基準で選ぶようにしています。(なお、前提として相応の英語力は必要です) 完読できる洋書を選ぶ基準: (1) 章ごとの独立性が高い。 洋書を読んでいて、途中で理解が追いつかなくなることがよくあります。このとき、章ごとに

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          海外旅行の現地発着ツアー参加で気をつけてきたこと

          海外旅行でよく現地発着ツアーを利用してきました。さまざまなトラブルも経験してきました。そこから、気をつけてきたこともあります。また、自分なりの楽しみ方も追求してきました。これらをまとめてみます。 現地発着ツアーの失敗・トラブルの例現地発着ツアーで経験してきた失敗・トラブルの記憶をたどってみます。これはほんの一部の例です。 <現地発着ツアーのトラブルの例> 良いツアーが見つからず、ホテルと現地旅行会社を行ったり来たりして時間を浪費した。 申込みしようとしたら、満席で、1

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          科学技術系の読書をサボる弊害

          文芸やビジネス書を好んで読む人は、自然科学や技術に関する本を避けていませんか。 かく言う私も、研究開発職でありながら、人文・社会科学の本を多く読むので、自然科学や技術の本ももっと読まねばと反省しているくらいです。一般の人ならなおさらと想像しています。 自然科学系の知見が欠けると、日常生活や仕事で、致命的な誤解や判断ミスを犯すリスクが高まります。教養にも偏りが生じます。 この記事では、自然科学系の読書不足による影響を整理した上で、本の選び方についてご紹介します。 自然科

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          The Economist誌は英文多読訓練のコスパ最強素材

          英語の読解力を伸ばすには、英文の多読訓練が不可欠です。 私はこれまで数え切れないほどの英文素材を試してきましたが、中級者以上の人なら、"The Economist" 誌がコスパの面でベストと考えています。その理由と、効果的な読み方についてまとめます。 英語学習のための The Economist誌の利点The Economist の英文素材としての利点は次のとおりです。 価格の割に分量が多い。 英文の質が良い。 多様な著者による、幅広い分野の英文が読める。 知的好

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          旅行写真をInstagramに投稿して得られたもの

          旅先で撮った写真を少しずつInstagramで公開しています。Instagramはこちら ( @la_raya1 ) 旅好きの人は、SNSで旅行写真を公開することをおすすめします。以下の利点があると実感しています。特にInstagramは旅行写真の整理ツールとして使い勝手が良いです。 旅行写真をSNSに公開して得られたメリット: テキストのコメントを追記しながら写真を振り返ることで、旅の記憶の整理が進む。 どこで撮ったのか思い出せない写真は、「google画像検索」を

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          自己啓発本よりも小説・学術書を多く読んで良かったと思う理由

          今まで数えきれないほど本を読んできましたが、読書経験の中で、一つ強調しておきたい教訓があります。 「自己啓発本に早く見切りをつけて良かった。小説や学術書のほうが、仕事や人生のために有益だった」 ということです。 この記事では、その理由を整理してまとめます。ポイントは「自己啓発本から得た知識は自分の中で定着しない」です。 また、もし自己啓発本を読む場合、おすすめできる書籍を2冊だけ紹介します。 自己啓発本の問題点ここでは、「自己啓発本」の対象範囲を、専門性・学術的要素

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          『読書大全』で本選びの迷いが解消された

          学術書・ビジネス書や古典で読むべき本を選ぶ際、『読書大全』(堀内勉/日経BP)を参考にすることを強くおすすめします。私は本書を手にしてから、特に古典の本を選び方に迷いが無くなりました。 本書の利点や活用方法についてご紹介します。 学術書や高度なビジネス書を読むには、時間もお金もかかります。本選びに失敗すると後悔します。本書を参考にすれば失敗を避けられます。 「読書大全」の概要と重要ポイント世の中には「読書ガイド」「名著の紹介」のような記事や本が溢れています。その多くは、

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          オンライン英会話の教材は英文ニュース記事が最も効果あり

          オンライン英会話の素材としては、私の経験上、英文ニュース記事を使うのが最も効果があります。その理由と方法について書きます。 オンライン英会話の重要ポイント オンライン英会話の教材やレッスン方法について、私も長年にわたって、いろいろ試してきました。そこから、「自分で英語で考えながら話す時間を最大化すること」で最も効果が上がることがわかりました。 逆に、それ以外のこと、つまり、講師の発話を聞くことやテキスト音読は独学でできます。独学可能なことは、一人で集中的にやるのが最も効

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          TOEIC IPオンラインテスト受験で落とし穴になる注意点と対策

          TOEIC IPオンラインテストをこれまで3回受験しました。従来型のペーパーテストとの違いについてまとめます。慣れない人にとって落とし穴になる注意事項と、重要となるポイント、コツを挙げます。 <Unit 1、Unit 2の2部構成> Listening, Readingともに、"Unit 1", "Unit 2" の2段階に分かれています。Unit 1の正答率に基づき、Unit 2の出題内容が変わります。上級者の場合、Unit 2は難度が上がる感覚がありますので、事前に意

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          今まで行った国のリストを整理する

          海外渡航の記憶・履歴の整理の方法をまとめます。事例として私の渡航履歴もご紹介します。 多くの国への渡航経験は、豊かな人生を意味します。人生の振り返りの意味でも、渡航国リスト整理をおすすめします。 行った国の記憶の整理国の定義 「国」としてカウントして良いのか、あいまいな地域があります。香港とかパレスチナとか。「国」の定義は、立場によって変わります。 (1) 日本人の立場から、日本国政府(外務省)の定義で考えるのがよいでしょう。「国」に該当しない場合、「地域」とみなされ

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          TED Talksの英語学習用おすすめ動画

          TED Talksは英語リスニング力と教養を同時に向上できるため有用な学習ツールです。字幕・再生速度も設定可能ですので、自分に合ったスタイルで視聴できます。 質の良い動画を、工夫しながらで繰り返し視聴することで、リスニングの持久力がつきます。一方で、ただ漫然と聴いていると、時間を無駄にしてしまいます。次のように視聴することをおすすめします。 <おすすめの視聴方法> 字幕なしで、英語の音声と映像で視聴する。聴き取れなかった部分をなるべく覚えておく。 字幕を「Englis

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          ▫️自己紹介/方針

          プロフィール: ララヤと申します。読書と英語学習と海外旅行が好きで、学生の頃から続けております。 プロフィールは以下のとおりです(個人の特定を避けるため詳細は省略)。 仕事: 民間企業で研究開発をしています(研究職が長いですが、アメリカ勤務、商品の企画開発などもしてきました)。 経歴: 旧帝大→ 旧帝大院 (工学系)→ 大手民間企業。 年齢/性別: 70年代の生まれ(1970〜1979年の間のどこか)。男。首都圏在住(子どもの頃は地方にいましたが、首都圏にいる期間が長

          ▫️自己紹介/方針

          旅に出ることで読書の質が向上した

          読書が好きなはずなのに「本を読んでいても面白くない」「読みたい気分になれない」と思うことはありませんか。私はたまにありました。 そして、旅を趣味として続けるうちに「旅に出ること」が読書の悩みの解決策になることに気付きました。 読書だけを追求する限界 読書をしていて「楽しめない」「感情移入できない」と感じることがあります。知識の浅さと想像力の不足が主な原因でした。 たとえば歴史小説を読むとき、知識が中途半端だと、いくら想像力を駆使しても、当時の人々の生活や合戦での戦況な

          旅に出ることで読書の質が向上した