ララヤ|本好きR&D職

読書×英語×旅 を長年やってます。知見や考察を気ままに書きます。勉強する社会人を応援 …

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読書×英語×旅 を長年やってます。知見や考察を気ままに書きます。勉強する社会人を応援 | 民間企業, アメリカ勤務→研究開発

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「読書×英語×旅」の相乗効果

読書・英語学習・旅(海外渡航)の3者間には強い相乗効果があります。バラバラに考えて行動するのはもったいないことです。相互作用を意識して取り組むことをおすすめします。 つまり、 読書の質の改善には旅行と英語学習を、 英語力を向上には読書と海外旅行を、 旅行の経験の充実には読書と英語学習を、 …ということです。 この記事では、私自身が25年以上この3つに取り組んできた経験から、3者間にどのような相乗効果があったのか、さらに、相乗効果の活かし方、仕事・キャリアへの活用の考え

    • 『ブロックチェーン』― 仮想通貨・NFTを使う前に知っておくべきこと

      『ブロックチェーン 相互不信が実現する新しいセキュリティ』(岡嶋裕史/講談社ブルーバックス)のレビューです。特に仮想通貨やNFTを使う人は、本書を通じて、ブロックチェーンの理論・技術的な限界を把握することで、大きな過ちを避けることができるでしょう。 『ブロックチェーン』の読み方仮想通貨(暗号資産:Crypto Currency)や NFT(Non-Fungible Token)を使う人が増えています。 こうした新たな仕組みを利用する場合、背後にある技術、つまりブロックチェ

      • 英語苦手から社内でグローバル人材の地位を確保するまで

        私はかつては英語が苦手でしたが、入社10年ほどで、社内で「グローバル人材」と言われるポジションを得るに至りました。その過程を振り返りながら、気付いたことなどをまとめます。 <入社時は英語は苦手・海外に興味なし> 大手民間企業に新卒で入社してしばらくは、研究開発職としての技術的な専門分野はあるものの、自分の「居場所」が見つけられず、将来のキャリア形成に不安がありました。もともと英語が不得意で、TOEICも600点台あたりをさまよっていたかと思います。 海外に関わる仕事にも

        • 「上司・部下」という古臭い言葉を捨てて楽になった

          職場での言葉遣いを改めてから、しゃべるのが楽になった話です。私が実践しているのは以下の3つです。これで、仕事の会話の余計なストレスやトラブルとは一切無縁になりました。ぜひ実践することをおすすめします。 (1)「上司/部下」→「管理者/メンバー(同僚)」に変える 今どき、「上司」「部下」などという古臭い言葉を使っている人も少ないかもしれません。「上長」も錆びれた響きがあります。 そもそも、会社で働く人に上下関係はありません。あるのは役割の違い、あるいは所掌範囲や責任範囲の

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          速読の限界 ― 現実的な速読に効果のあった工夫

          読書好きの人なら一度は「速読」を関心を持ったことがあるでしょう。私も若い頃は速読法を調べて、実践してみました。その経験から、一般の人がイメージする「超高速な速読」は不可能であるとの結論に至りました。これは最近の研究でも明らかになっています。 一方で、読み方を工夫すれば、短時間で効率的に本の内容を「習得・理解」できることも分かりました。 本記事では、超高速の速読法の限界や、読書のスピード向上のために私がしている工夫についてお話します。 超高速の速読は不可能速読の限界に関す

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          ビジネス書の翻訳書で日本語タイトルの意味が原書と全く違う紛らわしい本

          翻訳書の和文タイトルは、原書と大きく異なっていることがあります。同じ本だと気づきにくいケースもあります。 本記事では、著名な翻訳書で、タイトルが日本語・英語で大きく違うものを紹介します。また、なぜ原書と全く意味が違うタイトルになったのか、理由を推測・考察します。 主にビジネス書系の本を対象とします。 翻訳書のタイトルの意味が英語版と異なる本の例『イノベーション・オブ・ライフ』(クレイトン・M・クリステンセン, ジェームズ・アルワース, カレン・ディロン) 『How W

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          機内トラブルで客室乗務員の協力要請を拒否した話

          数年前、国際線の機内でトラブルに遭遇し、客室乗務員の対応に感心したことがあります。そのお話。 客室乗務員から協力要請された<トラブル発生> 3人がけの席で、私は通路側、中央に若い日本人女性(A)、窓側に年配の日本人女性(B)が乗っていた。 [通路] 私,A,B [窓] 突然BがAに「ねぇ! 失礼じゃないの!?」と言い、説教を始めた。 どうやらAがシート上に雑誌を立ててBの肘の侵入をブロックしたことに、Bが怒ったようだった。Bの説教が続くとAが我慢できず席を立ち、帰っ

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          在宅勤務用ノートPCにディスプレイを繋げたら作業効率が上がった話

          在宅勤務で会社支給のノートPCをそのまま使ってませんか? ぜひ大画面のディスプレイを接続することをおすすめします。 私は、コロナ禍で在宅勤務が始まってから数ヶ月間、何に考えずに会社支給のノートPCをそのまま使って作業してましたが、ディスプレイを接続して作業効率がドーンと上がりました。なぜもっと早くしなかったのかと後悔しました。 在宅勤務のPC環境の事例<会社支給の在宅勤務PC環境> 私の勤務先は、2020年4月頃から新型コロナウィルスの感染拡大により、原則として在宅勤務

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          海外出張の持ち物のリストと準備方法

          海外出張には数え切れないほど(数十回)行きました。そのたびに、持ち物リストのアップデートをしてきました。 ここでは、私の外国出張の持ち物の準備の考え方、持ち物リストを紹介します。 外国出張の持ち物の準備の考え方<持ち物の準備のポリシー> 定期的に外国出張に行くことを想定します。 この場合、持ち物として、(1) 毎回同じ物を持っていく、(2) 出張のたびに購入する、の2種類に分けられます。 後で述べる「持ち物リスト」を用意しておき、持ち物を (1) (2) に分類して

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          ビジネス書や学術書の失敗しない選び方・参考にすべき情報

          ビジネス書や学術書を選ぶ際、自分で手にとって確認するだけでなく、他の人の意見や助言も参考にしたほうが失敗を避けられます。本記事では、そのポイントについてまとめます。 <信頼できる専門家・読書ガイドを参考にする> 私はこれまで多くの実用書を読んできました。「時間の無駄だった」と思う駄本・悪書も多くありました。あるいは、「読む順序」を間違えることも多くありました。まず基本を抑えることなど、順序も大事です。 こうした経験から、自分の直感を過信せず、信頼できる専門家の見解、ある

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          旅先の写真が何処で撮ったのか思い出せない問題を回避する方法

          過去の旅行の写真を見ていて、「何の写真か思い出せない」と思ったことはありませんか。 そうならないよう、私が心がけている方法をお話します。 記憶・記録に残す旅行写真の考え方私は何十回も海外旅行をしてきたため、膨大な量の写真があります。そのため、1枚の写真だけを見て、正確な場所やその時の出来事を思い出せることは少ないです(印象深い写真は別ですが)。 酷い場合、どの国のどの町で撮った写真なのか、全く思い出せないものもあります。 それを回避する方法として、「情報のための写真」

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          『英語独習法』で英語学習の疑問を解決しよう

          英語の学習をしていると、英語の勉強方法や習得のプロセスについて、誰もが共通で疑問に思うことがあります。 『英語独習法』(今井むつみ/岩波新書)は、こうした疑問に科学的な回答を示してくれます。本書を読めば、英語学習を進める上での余計な悩みを避けることができるでしょう。ここでは、本書の読み方と重要ポイントについて説明します。 『英語独習法』の読み方『英語独習法』の著者は認知科学の専門家とのことで、「学習」の一般的理論と英語の特徴を勘案して、語彙の効果的なとらえ方などが説明され

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          『サピエンス全史』レビュー ― 人類史の理解に有用

          『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ)のレビューです。 『サピエンス全史』の読み方日本語タイトルは「サピエンス全史」ですが、元の原書タイトルは単に「Sapiens: A Brief History of Humankind」、つまり、「人類の略史」です。「全史」というほど大げさではありません。 実際、人類の歴史全体の包括的な解説ではなく、著者の視点での見解が述べられているものです。本書だけで人類史の全てを網羅的に理解できるわけではありません。 私個人としては、印象

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          TOEIC L&Rの試験対策は公式問題集だけで十分である理由

          私はこれまで20回以上TOEIC L&R(L&Rになる前身のTOIECも含めて)受験してきました。様々な教材や勉強方法も試してきましたが、試験対策としては「公式問題集を必要最小限だけやれば良い」との結論に至りました。その理由を説明します。 TOEIC L&R対策に時間をかけすぎるべきではないTOEIC L&Rの試験問題は、非常に特殊です。特殊性が強すぎて、現実の英語を使う状況に合いません。こんな偏った英語の勉強ばかりしていると、「偏った英語力」が身についてしまいます。 具

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          海外出張のフライトの選び方

          海外出張でフライトを選ぶ際、迷うことはありませんか。 ここでは、私の経験から、航空会社やフライト(時間帯、条件など)を選ぶ際の考え方について考察します。 なお、自分である程度自由にフライトを選べる場合を仮定します。勤務先から強制的に指定される場合は、それに従ってください。 海外出張で使うべき航空会社海外出張では、旅行と違って仕事ですので、遅延やトラブルの影響をなるべく避ける必要があります。何かあったときの対応をスムーズにするため、日系の航空会社(日本航空、全日空)が安心

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          試験勉強は教科書・問題集のどちらから先にやるべきか

          資格・検定試験や入学試験などの「試験勉強」の進め方として、「教科書と問題集のどちらから先にやるべきか」が問題にされることがあります。その答えについて説明します。 問題集を先行させるのは危険な場合あり(1) 一般的な順序 普通に考えれば、 教科書・参考書を読んで理解する 問題集を解く 問題集の解答を読む が一般的でしょう。実際、この方法が王道です。 ただし、次のような順序のほうが効率的だとの意見も耳にすることがあります。 (2) 問題集を先行させる順序 問題集

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