ララヤ@本好き研究者

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読書×英語×旅 を何年もやってます。良書だけを読みます。海外の僻地好き。民間企業でアメリカ勤務を経て研究開発 | 勉強する社会人を応援します

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「読書×英語×旅」の相乗効果

読書・英語学習・旅(海外渡航)の3者間には強い相乗効果があります。バラバラに考えて行動するのはもったいないことです。相互作用を意識して取り組むことをおすすめします。 つまり、 読書の質を改善したければ、旅行と英語学習をしよう、 英語力を向上させたいなら、読書と海外旅行をしよう、 旅行の経験を充実させたいなら、読書と英語学習をしよう、 …ということです。 この記事では、私自身が25年以上この3つに取り組んできた経験から、3者間にどのような相乗効果があったのか、さらに、相

    • 旅先の写真が何処で撮ったのか思い出せない問題を回避する方法

      過去の旅行の写真を見ていて、「何の写真か思い出せない」と思ったことはありませんか。 そうならないよう、私が心がけている方法をお話します。 記憶・記録に残す旅行写真の考え方私は何十回も海外旅行をしてきたため、膨大な量の写真があります。そのため、1枚の写真だけを見て、正確な場所やその時の出来事を思い出せることは少ないです(印象深い写真は別ですが)。 酷い場合、どの国のどの町で撮った写真なのか、全く思い出せないものもあります。 それを回避する方法として、「情報のための写真」

      • 『英語独習法』で英語学習の疑問を解決しよう

        英語の学習をしていると、英語の勉強方法や習得のプロセスについて、誰もが共通で疑問に思うことがあります。 『英語独習法』(今井むつみ/岩波新書)は、こうした疑問に科学的な回答を示してくれます。本書を読めば、英語学習を進める上での余計な悩みを避けることができるでしょう。ここでは、本書の読み方と重要ポイントについて説明します。 『英語独習法』の読み方『英語独習法』の著者は認知科学の専門家とのことで、「学習」の一般的理論と英語の特徴を勘案して、語彙の効果的なとらえ方などが説明され

        • 『サピエンス全史』レビュー ― 人類史の理解に有用

          『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ)のレビューです。 『サピエンス全史』の読み方日本語タイトルは「サピエンス全史」ですが、元の原書タイトルは単に「Sapiens: A Brief History of Humankind」、つまり、「人類の略史」です。「全史」というほど大げさではありません。 実際、人類の歴史全体の包括的な解説ではなく、著者の視点での見解が述べられているものです。本書だけで人類史の全てを網羅的に理解できるわけではありません。 私個人としては、印象

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          TOEIC L&Rの試験対策は公式問題集だけで十分である理由

          私はこれまで20回以上TOEIC L&R(L&Rになる前身のTOIECも含めて)受験してきました。様々な教材や勉強方法も試してきましたが、試験対策としては「公式問題集を必要最小限だけやれば良い」との結論に至りました。その理由を説明します。 TOEIC L&R対策に時間をかけすぎるべきではないTOEIC L&Rの試験問題は、非常に特殊です。特殊性が強すぎて、現実の英語を使う状況に合いません。こんな偏った英語の勉強ばかりしていると、「偏った英語力」が身についてしまいます。 具

          TOEIC L&Rの試験対策は公式問題集だけで十分である理由

          海外出張のフライトの選び方

          海外出張でフライトを選ぶ際、迷うことはありませんか。 ここでは、私の経験から、航空会社やフライト(時間帯、条件など)を選ぶ際の考え方について考察します。 なお、自分である程度自由にフライトを選べる場合を仮定します。勤務先から強制的に指定される場合は、それに従ってください。 海外出張で使うべき航空会社海外出張では、旅行と違って仕事ですので、遅延やトラブルの影響をなるべく避ける必要があります。何かあったときの対応をスムーズにするため、日系の航空会社(日本航空、全日空)が安心

          海外出張のフライトの選び方

          試験勉強は教科書・問題集のどちらから先にやるべきか

          資格・検定試験や入学試験などの「試験勉強」の進め方として、「教科書と問題集のどちらから先にやるべきか」が問題にされることがあります。その答えについて説明します。 問題集を先行させるのは危険な場合あり(1) 一般的な順序 普通に考えれば、 教科書・参考書を読んで理解する 問題集を解く 問題集の解答を読む が一般的でしょう。実際、この方法が王道です。 ただし、次のような順序のほうが効率的だとの意見も耳にすることがあります。 (2) 問題集を先行させる順序 問題集

          試験勉強は教科書・問題集のどちらから先にやるべきか

          海外旅行は若いうちに借金してでも行くべき理由

          学生さんや20代の若い社会人は、海外旅行に行きたいけど、お金が無くて行けない、と言う人もいるかもしれません。しかし、海外旅行は無理してでも行ってほしいです。お金が無ければ借金してでも、若いうちに行く価値があります。その理由を説明します。 人生の中で20代・30代の貴重な時間を、有効に使ってください。間違えると、歳をとって後悔することになります。 若い年齢での海外旅行に行くべき理由経験、感受性、思い出、余裕の4つの観点で説明します。 なお、ここでは、国内旅行も海外旅行も本

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          名刺代わりの小説10選

          私の好きな小説10選とそれらを選んだ理由を紹介します。私の人格形成に大きく寄与した、思い入れのある小説です。 小説10選:選んだ基準と背景以前 X(Twitter)で #名刺がわりの小説10選 というタグで、10作を紹介しました。 選んだ基準は、単に「面白かった」だけでなく、「読んでよかった」「この本を読んだから今の自分がある」「強く印象に残っている」という点を重視しました。そのためか、30代前半までの感受性が強い人格形成期に読んだ小説が中心です。また、私が好む小説の傾向

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          海外出張の経験を積んで良かったことと注意してきたこと

          会社員が海外出張の経験を重ねる利点、出張に行く際の心構えをまとめます。 私自身は、年に数回の出張をほぼ20年ほど重ねるうちに、今では国際業務がキャリアの軸になっております。その経験から気づいたことを共有します。 海外出張は、失敗するとトラウマや苦手意識につながりかねないので、準備万端で臨みましょう。 海外出張の経験のメリットキャリア面でのメリット <海外業務の実績を積める> 社内でグローバル人材として認められるには、「海外での国際業務」の実績を積む必要があります。

          海外出張の経験を積んで良かったことと注意してきたこと

          英検1級合格までに独学で使った必要最小限の教材

          英検1級に合格するまでに、私が実際にやった勉強方法、使用した教材など紹介します。 独学での必要最小限の対策で、一次・二次ともに1回の試験で合格できました。 これから英検1級を受験する人の参考になれば幸いです。また、英検準1級の受験者にも共通点が多そうなので、参考になればと思います。 英検1級の受験以前の前提条件はじめに、英検1級に合格するまでのプロセスを振り返ると、英検1級の受験には最低限の準備と英語力が必要だったと感じています。 目的と必要性の確認 まず、英検1級

          英検1級合格までに独学で使った必要最小限の教材

          旅の予習・旅のお供で使ってきた本

          旅に出る前に読む本、旅の途中で読む本について、私の旅の考え方を交えながらお話します。本は、確実に「旅の価値」を高めてくれます。 旅先を知るための読書<総論> 旅先の知識を得るための読書は、旅に出る前、旅の途中のどちらでもできます。ただし、旅の途中だと荷物がかさばるし、観光の時間が削られるので、基本的には出発前に読むことをおすすめします。 私の旅の経験から言えることは、旅先に関する知識が多ければ多いほど、知的好奇心が刺激されて、旅を楽しむことができます。 歴史・文化・慣

          旅の予習・旅のお供で使ってきた本

          英検1級に合格して分かった価値・評価

          英検1級は希少な検定・資格と言われます。英検1級の価値や世の中での評価について、私自身が合格してから分かったことや感じたことをまとめます。 TOEICだけではアピールとして弱い: 私は民間企業に勤めていますが、周りを見る限りでは、TOEIC L&Rは会社から半強制的に受験させられるため、ほぼ全員が受験しています。また、TOEIC L&Rは、リスニング・リーディングのみのため、これだけで英語力の証明にはならないことも企業は知っています。実際、TOEIC L&Rで900点前後

          英検1級に合格して分かった価値・評価

          「収入は読書量に比例して増える」のウソについて考察

          読書量を増やすとキャリアアップや年収アップに繋がる、という話をよく聞きます。果たして本当でしょうか? ここでは、読書量とキャリアや収入との相関関係・因果関係について、調査結果を参考にしながら考察します。 読書量と年収との相関関係はあるが因果関係は不明確まず結論から。 読書量と年収には相関があります。しかし、因果関係を示すデータは見つかりません。したがって、「読書をすれば年収が上がる、とは言えない」が実態であると考えます。 <読書量と収入の相関> 「収入が多い人は読書

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          スイス鉄道旅行では氷河急行よりも代替手段がおすすめ

          氷河急行は、スイスの鉄道旅行のハイライトだと思ってませんか。その思い込みは捨てたほうが良いでしょう。 今回は、鉄道好きの私がスイス旅行で氷河急行に「乗らない」と決めた経緯と、代替手段で大満足だったことをお話します。 氷河急行とその代替手段<旅程> スイスの主要都市をまわる鉄道旅行に行きました。2015年でした。「スイストラベルパス」(8日間、2等)を購入しました。(以下の話は2015年当時の状況です。現在は変わっているかもしれませんので、最新の一次情報を確認してください)

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          洋書はこの基準で選ぶと完読率が上がった

          「洋書を読み始めたけれど、完読できず挫折した」という経験はありませんか。しかも何冊も繰り返していませんか。 長い英文を読み続けるのは負担が大きいです。私も何度か挫折した経験があります。しかし今では選び方を工夫することで、ほぼ100%完読できています。 次の基準で選ぶようにしています。(なお、前提として相応の英語力は必要です) 完読できる洋書を選ぶ基準: (1) 章ごとの独立性が高い。 洋書を読んでいて、途中で理解が追いつかなくなることがよくあります。このとき、章ごとに

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