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海外出張のフライトの選び方

海外出張でフライトを選ぶ際、迷うことはありませんか。

ここでは、私の経験から、航空会社やフライト(時間帯、条件など)を選ぶ際の考え方について考察します。

なお、自分である程度自由にフライトを選べる場合を仮定します。勤務先から強制的に指定される場合は、それに従ってください。

海外出張で使うべき航空会社

海外出張では、旅行と違って仕事ですので、遅延やトラブルの影響をなるべく避ける必要があります。何かあったときの対応をスムーズにするため、日系の航空会社(日本航空、全日空)が安心です。

ただし、フライトのスケジュールや料金、その他条件が、勤務先の規定と合わないことのほうが多いです。実際私も、出張で日系の航空会社が使えるのは半分くらいです。この場合、外国系でもなるべく信頼性やサービスの質の面で評価が高い航空会社を選びましょう。フライトでストレスがたまると仕事にも影響が出てしまいます。

航空会社のランキングやレーティングなどは、webで検索すれば調べられます。たとえば、こちらの記事(AIRLINERATINGS.COM TOP 25 AIRLINES FOR 2024)では、以下の航空会社が上位に評価されています(日系の2社も含まれています)。

1. Qatar Airways
2. Korean Air
3. Cathay Pacific Airways
4. Air New Zealand
5. Emirates
6. Air France/KLM
7. All Nippon Airways
8. Etihad Airways
9. Qantas
10. Virgin Australia/Atlantic
11. Vietnam Airlines
12. Singapore Airlines
13. EVA Air
14. TAP Portugal
15. JAL
16. Finnair
17. Hawaiian
18. Alaska Airlines
19. Lufthansa / Swiss
20. Turkish Airlines
21. IGA Group (British Airways, Iberia)
22. Air Canada
23. Delta Air Lines
24. United Airlines
25. American Airlines

また、頻繁に海外出張に行く機会がある人は、同じアライアンスにまとめるとマイルが溜まりやすくて良いでしょう。日系の場合、Star Alliance、One Worldのいずれかになります。

海外出張でのフライトの選び方

具体的に海外出張のフライトを選ぶ際は、以下の点に注意する必要があります。ただし人によって必要条件が変わりますのでご注意ください。

  • 仕事の予定変更により、日程変更、キャンセルの可能性があるため、払い戻しの条件をよく確認する(キャンセルや変更の際の費用負担が低いこと)。

  • 乗り継ぎ時間は、最低2時間は確保すること。特に往路では、預けた荷物が届かない場合、仕事に支障が出るため、余裕を持つこと。

  • 往路で、現地到着時刻が遅すぎないようにすること。翌日の朝が早い場合、睡眠不足になり、仕事に影響が出てしまいます。

  • 復路で、現地出発時刻が早すぎないようにすること。仕事のスケジュールが、想像以上に延びてしまうことがあり、フライトに間に合わなくなるリスクがあります。またドタバタしていると、余計なトラブルに見舞われがちです。お土産を買いそこねる可能性もあります。

  • 冬の場合、降雪の影響をなるべく避けること。特に米国に出張の際は、なるべく北部の空港の経由は避けたほうが無難です。

  • 乗り継ぎの空港は、安全・安心な場所を選ぶこと。トラブル発生時は、乗り継ぎの空港内で長時間滞在をしたり、空港の近辺で一泊することもありえます。

例えば、私も以前は、欧州に旅行に行く際には、ロシアのアエロフロート航空のモスクワ経由便を何度か使っていました。ただし、出張では、乗り継ぎ場所としてリスクが大きいため、使いませんでした。いざというとき、ロシアはビザがないと入国できませんので。

基本的には、海外出張のフライトは、海外旅行と同様に考えれば良いのですが、リスクへの備えを通常より十分にしておくことです。

まとめ

海外出張の際は、さまざまな予定変更やトラブルを想定し、仕事に支障が出ないように仕事のスケジュールを十分に考慮してフライトの調整をすることが大事です。精神的に余裕がないと、安心して仕事に集中できません。

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