アズマ

言い訳が上手な

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最近の記事

    ピカピカの革靴

    「若いって良いね。上がるだけだから。私は下がるだけだよ。」 忘れもしない。入社1日目のこと。 「上司が出勤したら席を立つ必要性」を懇切丁寧に教えてくれた上司の口頭一句だった。 抱いた印象は最悪だった。 入社して数日で、最初に抱いた違和感は確信に変わった。 感情の起伏、電話の数、責任放棄、過去の栄光、笑わない瞳 この人、仕事、楽しくないんだろうなあ。純粋にそう思った。 ただ、部下育成は楽しいらしかった。 実際、疑問には丁寧に答えてくれた。 私は教えてもらった分だけ

    ピカピカの革靴

    わたしのためのひと呼吸

    ばあちゃんが逝った。呆気なく。 患っていた癌の転移が見つかり緊急入院、先の病院でコロナに罹り、帰らぬ人となった。  その間、私は異動真っ只中で、会えもせず、そうらしいと、人づてに聞く限りだった。 最期に会ったのは今年の6月末。 要介護認定を貰うためのヒアリングの日だった。 とても元気だったから、相談員に元気アピールして、結局認定もらえなかった日。 らしくて可愛かった人。 癌になってから、会う度にいつもこれが最期みたいに思い出話や、ありがとうをくれた。 どういう最期を

    わたしのためのひと呼吸

    2022 わかりあえなくても

    今までの好きなものや好きなことに対して興味がなくなってしまった(一時停止感)→これがめちゃくちゃ悲しかった そうなってることを毎日感じていたし、どうにかなおしたかったけど、根性論じゃどうしようもできなかった。その日しのぎがいっぱいいっぱいだった。 準備できる事はとても多くあったのに、やる気も起きなかった。 総じて自分にとって苦手なことへの向き合い方を学んだ一年。2022年。かなり苦しかったし、友達には「武士みたいな生き方だね」と言われてその通りだと思った。 性格のマイ

    2022 わかりあえなくても

    221021 想起する

    高校までの通学路、乗換駅でよく見かけた全力ダッシュする骨格ゴツめのお姉さま、走り方がスタイリッシュで超好きだった。真夏でもジャケット羽織ってたの良かった。ピンヒールカツカツしてたのも推せた。性別不明な感じも推せた。退勤時は普通に歩いてたのも良かった。今を生きてる人だった。 学生の頃。最寄駅、21時くらいにそっと誰かの帰りを待ってる三つ編みのアジア女性がいた。ずっと待っていた。いつも待っていた。冬は特に寒そうだった。じっと待ってた。その人を30回くらいは見かけたけど、待ち人を

    221021 想起する

    心にアンミカを置いている人

    私の陽気な友人は最近、心にアンミカを置いているらしい。 LINEスタンプに、アンミカの『365日ポジティブ』スタンプというものがあって、それをよく送ってくる。私は送られるたびに少し楽しくなる。 確かに心にアンミカがいると最強かもしれない。失敗しても落ち込んでも大丈夫だと思う。 そういう私も最近、リュークを心に置き始めた。 デスノートに出てくる死神リューク。 現実で何かあると一歩下がってリュークを思い出す。 一度「人間っておもしろ!」を思い出して自分を落ち着かせる。

    心にアンミカを置いている人

    しいたけ占い 「あなたってこういう感じの人だから、こうした方がいいよ」っていう方向性を示してくれる。当たっていようが当たっていまいがその温もりがプラスに働く。お守り

    しいたけ占い 「あなたってこういう感じの人だから、こうした方がいいよ」っていう方向性を示してくれる。当たっていようが当たっていまいがその温もりがプラスに働く。お守り

    はやく一人暮らしがしたい

    18歳頃から、明確に「自立したい」という思いがあった。自立するには親元を離れるのが1番。 だから、大学進学を考える時、地方大学を受験し、一人暮らしをしようと思っていた。けれどそんな余裕は我が家にはなく、早々に諦めて通学範囲内の大学に進学。選んだ大学に決して後悔はないけれど、変わらず一人暮らしの欲はおさまらず、下宿している友だちが只々羨ましかったです。 「自立したい」という思いと、なんとなく自由になりたくて、なんとなく流されたくて、大学生の時にふるさとワーホリに参加するように

    はやく一人暮らしがしたい

    可変する生活の中で、それでも変わらないものを見つけるのが好き。自分を構成するものになるから

    可変する生活の中で、それでも変わらないものを見つけるのが好き。自分を構成するものになるから

    音楽:「わたしの両目の淵から見ている風景は、わたしにはこんな感じで見えてこんな色をしてるんです」って感覚遊びで伝えられる。だから音楽が好き

    音楽:「わたしの両目の淵から見ている風景は、わたしにはこんな感じで見えてこんな色をしてるんです」って感覚遊びで伝えられる。だから音楽が好き

    SDGsと憤り うまく言語化できない抽象と具体 個人と社会

    SDGs-誰一人取り残さない- が謳われる前、社会に取り残されている感覚があって、いや取り残されてる人いっぱいおるやんって、掬われていない感を持っていた高校生までの私 大学生になってから言語化できない個人的なことに関心をよせるようになった。個人的なことは社会的なこと。まず自分と自分の周囲を見よう。 子どもの頃、子どもにも権利というものがあって、自分の権利があること、体感的にわからなかった。 だって権利の主張ってなんか攻撃的な感じで嫌だった。権利を主張して、誰かに認めて

    SDGsと憤り うまく言語化できない抽象と具体 個人と社会

    ひとは声から忘れていく

    好きなものは何かと尋ねられると、 私は本と音楽が好きだと答えます。 それ以外で、もう本当に、一生好きだろうなというものがあります。 私は人の言葉がとても好きです。 まず、発する音が好きです。ひとりひとり違って面白い。イントネーションとか、語尾を上げる下げるか、柔らかいか鋭いか、早口かゆっくりか。 発するだけで、その人の音なんですよね、愛おしくて本当に好きです。 言い回しが好きです。その人が何に影響されて、どう思考している人なのかわかるから。口癖はあるのかないのか。主観

    ひとは声から忘れていく