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臨床+

運動器疾患を担当するセラピスト向けマガジン! 経験豊富な6人のセラピストがオンラインセミナーを中心に教科書だけでは解決できない臨床の悩みに対する情報を発信していきます!!若手セラ… もっと読む
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#トレーニング

カフトレーニングを考える

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今月は股関節・膝関節・肩関節・脊柱の記事を配信しています。 ▼今月の配信記事はコチラ▼ ※来週は脊柱編を配信予定(ライター:塚田悠平) https://note.com/mryp2 私が今回、担当するテーマは「肩関節」 臨床で多くみる肩関節疾患では、肩関節周囲炎や腱板損傷、投球障害肩などを対応することがあるのではないでしょうか。 これら運動器疾患の対応をする上で、局所機能の徒手療法に加え、腱板機能を強化するカフトレーニングを運動療

肘・手関節からみる肩関節-挙上動作に導く戦略-

臨床+.3週目を担当する佐藤康です。 今月の臨床+.のテーマは「他関節からみる肩関節」を配信しています。 肩関節(肩関節複合体)は上腕骨・肩甲骨・鎖骨・肋骨など多くの組織により構成されます。つまり、これは全身となるさまざまな部位の影響を受けやすいということが言えます。 肩を診るうえで、肩の局所的な介入のみでは 改善しないことを経験したことのある方も多いと思います。 姿勢・運動連鎖など他関節の影響を考慮した評価・介入が必要となるため、今回の記事で私は肩関節の遠位部位である

クロスサポートメカニズム‐Exerciseへの応用‐

臨床+動画について今回は佐藤が担当していきます。 前回、「足部からみる!股関節」をテーマに記事を配信しました。 股関節疾患をきたす要因として足部構造の破綻や機能低下による遠位の問題が誘因と考えられる痛みの発生は臨床上でもよく見られることがあると思います。 足部アライメント不良による上行性の影響も痛みやインピンジメントの問題を分析する上で押さえておきたいポイントとなります。 そこで今回は、 足部アーチ機能に着目してエクササイズをまとめていきます。 ■クロスサポートメカ

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膝関節トレーニングプログラム

膝関節に対するトレーニングの考え方 膝関節は大腿骨と脛骨による大腿脛骨関節と、大腿骨と膝蓋骨による膝蓋大腿関節により構成され、股関節と足関節の中間に位置し、スポーツにおいて傷害の発生率が高い部位でもあります。 スポーツにおいて発生する膝関節疾患は、ジャンプなどの着地の失敗、タックルなどによる直接的なコンタクトなどによる前十字靭帯損傷や内側側副靭帯損傷などの急性疾患、いわゆる使い過ぎのオーバーユースによって発生する膝蓋腱炎や腸脛靭帯炎などの慢性疾患に分けられます。 膝関節疾

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腰椎分離症-運動復帰を目指す運動療法‐

臨床+3週目を担当する佐藤康です。 今月の臨床+のテーマは「腰部疾患」 私は、成長期のスポーツ障害として対応することの多い 「腰椎分離症」について配信していきます。 |腰椎分離症 腰椎の関節突起間部に生じる疲労骨折 椎骨の上下関節部での骨性連絡が欠如したもの 腰椎分離症は成長期のスポーツ障害で臨床場面でも対応することの多い疾患の一つであり、腰痛の長期化により競技パフォーマンスにも大きく左右する障害のひとつであるといえます。 今回は、腰椎分離症を引き起こしやすい動作パタ

半月板損傷術後-競技復帰に向けた戦略-

臨床+3週目を担当する佐藤康です。 今月の臨床+のテーマは「膝関節疾患の術後対応」です。 今回、私はスポーツ場面でのケガも多くみられる 「半月板損傷」についてまとめていきます。 術後のリハビリテーションでは、術後の関節水腫(水がたまった)や疼痛を防ぎ、再損傷を予防しながらスポーツ復帰を果たすことが第一目標です。そのためには、損傷の要因となる異常動作の改善を図り、各動作・トレーニングを開始を許可する時期に、オーバーストレスとならないよう見極める必要があります。 その対応に

<膝の痛み>運動療法で改善するための戦略

臨床+の佐藤康です。 今月の臨床+は「膝関節疾患」がテーマです。 今回、スポーツ障害の膝関節疾患でもケースの多い 「膝の前方障害」についてまとめていきます。 膝痛のスポーツ障害として ・オスグッド‐シュラッター病 ・膝蓋靱帯炎(ジャンパー膝) が代表的に挙げられます。 主にランニングやジャンプ競技にて多く見られますが、対応が不十分であると、痛みが残存しスポーツ復帰に難渋することも経験したことはあるのではないでしょうか。 これらのスポーツ障害は局所機能である炎症・疼痛の

足関節内反捻挫の対応

臨床+の佐藤康です。 今月の臨床+は「足関節疾患」がテーマです。 今回、私は足関節疾患でも他関節疾患との関わりの深い 「内反捻挫」についてまとめていきます。 内反捻挫の対応について、臨床ではリハビリオーダーのされない環境もあることを聞くことがあります。内反捻挫を経験したスポーツ選手や一般の方は数多くいらっしゃいますが、経験した多くの方が「ほっといたら治った」と話します。 自分がスポーツをしていた学生の時、捻挫を繰り返した経験がありますが、私もほっといたうちの一人です。