マガジンのカバー画像

L-tra.|障害予防→パフォーマンスアップ情報配信

151
スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン… もっと読む
運営しているクリエイター

2021年2月の記事一覧

トレーニング効果を向上させるウォーミングアップ

スポーツ競技においても、トレーニングにおいてもウォーミングアップは重要であり、最大限の力発揮をするにも適切なウォーミングアップを行う必要があります。 1.ウォーミンングアップの目的①体温・筋温を上昇させる 血液循環が良くなり、酸素と栄養の供給をスムーズにする。また筋の粘性が改善され、筋発揮がしやすい状態となる。 →最大心拍数の60-70%で10-15分程実施することで、筋温上昇による最大筋出力(パワー)や敏捷性の上昇が見込めるとされています。 ②関節可動域を広くする 滑

怪我を防ぐ股関節・体幹のセルフケア

スポーツにおいて股関節・体幹の重要性は言うまでもありません。バスケットにおいても、股関節・体幹が機能している状態=力が発揮しやすい状態を維持することは怪我の予防、パフォーマンスの維持・向上にとても重要です。今回は股関節・体幹の力を発揮させるための、練習後のケアについてお伝えしていきます。 股関節と体幹のケアで必要な知識股関節はソケットとボール状の関節で、周囲は靭帯や筋肉に覆われ、股関節の外側には多くの筋肉があります。股関節は外側の筋肉が柔軟に動くことで、スムーズに動かすこと

投球障害予防のための軸脚機能-柔軟性-

L-tra.投球障害予防シリーズ! 第3弾「軸脚機能」についてご紹介します。 前回までは上半身を中心に 投球障害につながる要因について紹介してきました。 これまで配信してきた内容を踏まえ 今回からは「下半身」を中心に紹介していきます。 投球障害が起こりやすい原因として、 痛みのある上半身、特に肩・肘に着目することが多いと思います。 上半身の問題がみられないけど、 肩・肘の痛みが続いてしまうという選手もいるのではないでしょうか? そういう選手に必要になってくるのが 「

産後エクササイズ

妊娠に伴って起こる身体の変化や産後どのようなストレッチやトレーニングをすると良いのか、注意点やポイントを解説していきます。 【妊娠中の身体の変化】妊娠に伴って、母体は様々な変化があります。 ・体重増加 ・子宮の増大 ・循環器 - 心拍数・心拍出量など ・呼吸器 - 呼吸数の増加など ・消化器- 便秘・頻尿など ・泌尿器系 - 血液循環量の増加 ・内分泌系 - ホルモン ・骨格の変化 - 靭帯の弛緩による仙腸関節の不安定性 ・姿勢の変化 - sway back これ以外に