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スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン…
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2020年10月の記事一覧

成長期における足関節捻挫

成長期の発育段階にある小学生や中学生などでは身長などの発達が個人差が大きいため、相手とのコンタクトや衝突による、転倒や着地の失敗などが怪我の原因となることが多くなっています。 怪我の中でもバランスを崩して手や足をつくことによって、手関節(手首)や足関節(足首)の捻挫や骨折などが多いことが特徴としてあります。 足首の足関節の捻挫は下半身で特に多い怪我であり再発してしまうことが多い怪我です。 捻挫を繰り返してしまう場合には軽い着地でもバランスを崩すことで再発してしまうた

オスグッド・シュラッター病の予防ストレッチ・トレーニング

オスグッド・シュラッター病とは10〜15歳頃に発症する脛骨(スネ)の骨端症(骨の端の部分の障害)です。 大腿四頭筋という、ふともも前面の大きな筋肉の使いすぎによって発症するもので、成長期が終わることで症状は消失しますが、長期に及ぶ場合は改善までに2年程度の期間を要します。 痛みが強い場合はスポーツ活動に影響を及ぼすなど、症状の重さは人それぞれです。 大腿四頭筋のタイトネスによって脛骨粗面への牽引力が増大して発症する場合と動作時の骨盤後傾が原因となる場合、さらにその両者が組み

プロテインのベストな取り方

今ではコンビニやスーパーなど至るとことで手に入るようになったプロテイン。 一回は飲んだことのある方が多いと思います。 そんなどこでも手に入るプロテインですが 取るタイミングや種類、量に悩んだことはありませんか? トレーニングの後にプロテインを飲むと言うのは一般的によく知られていますがトレーニングを普段しない人も飲んだほうがいいのか、そしてその摂取するタイミングはいつが良いのか。 今回の記事ではそんなプロテインに対する疑問にお答えします! 【プロテインってそもそも何?】

大腿四頭筋が硬くなる原因

大腿四頭筋が硬い人の特徴と原因についてお伝えしていきます。 オスグット・シュラッター病、ジャンパー膝、膝蓋靱帯炎など膝の前面に痛みがある方の特徴として大腿四頭筋が硬いことが挙げられます。 膝前面の痛みでしゃがめない、階段昇降で痛みが出る、踏ん張れないなどスポーツ動作に限らず、日常生活にも支障が出るケースが多くあります。 以上の2つで硬くなる原因は他の部位にあり、それを代償するため筋肉が硬くなるとお伝えしてきました。 そのため硬くなった筋肉をストレッチすることも重要ですが、

成長期における腰痛の正体とは

小学生から高校生の成長期にスポーツをしていて腰痛になった経験は一度はありませんか? 実は成長期の腰痛を放置してしまうと大人になっても腰痛に悩まされてしまう可能性があるのです。 私が関わるスポーツの現場でも腰痛を訴える成長期の選手は多く、痛み我慢してかなり重症化してから相談してくる選手が多いのも事実です。 実は成長期に起きる腰痛は背骨の疲労骨折、いわゆる腰椎分離症という背骨の疲労骨折の可能性が潜んでいます。 この腰椎分離症を放置してしまい、成人になっても腰痛に悩まさ