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スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン…
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2020年7月の記事一覧

下肢関節のセルフケア

セルフケアでは筋肉を解しストレッチをすることが一般的ですが、関節の動きを考慮し関節が噛み合う状態に改善することが最も効果的なセルフケアと考えます。 噛み合わない関節を無理やりストレッチすることは、壊れたドアを力づくで動かすのと同義と考え、ドアを直すには繋ぎ目を改善することが優先させると思います。 関節でも同様に関節部分を改善することで繋ぎ目がスムーズに動き、その後ストレッチにて柔軟性を改善することが望ましいのではないでしょうか。 ❶股関節股関節は球関節と呼ばれるグルグル

ミネラルの働き

前回の記事は微細栄養素のビタミンについて書かせていただきました! 今回はもう1つの微細栄養素であるミネラルについて記事を書いていきたいと思います! ミネラルという言葉自体は聞いたことがあっても ミネラルが具体的にどんな物の事を言い、どんな役割があるか知っている人は そう多くないと思います。 今回はミネラルの役割や働きについて触れていきます。 ミネラルには多くの種類がありますが 人体に必要な必須ミネラルは16個と言われています。 その16個のミネラルは”主要ミネラル”と”

股関節のアクティベーショントレーニング

|股関節の重要性スポーツにおいて股関節の重要性は言うまでもなく、ご存知の方が多いと思います。 股関節はその形態から、自由度が高く可動域が広い関節になります。また関節周囲には大きな筋肉がたくさんあり、パワーを発揮する上でも重要な関節となります。 その股関節を使えるかどうかは、全身との相互関係性から決定するため、トレーニングにて股関節単体で動きの改善をしても、十分にその役割を果たすことはできません。 そのため、体幹を固定したトレーニングよりも体幹を連動させたトレーニングにより

足関節トレーニング|鍛えたい3つの筋肉

足首(足関節)の怪我はスポーツにおいて起きる割合が多く、スポーツと経験していれば一度は何らかの怪我や痛みに悩ませられたことがあるのではないでしょうか? まず足関節のなかでも代表的な怪我である捻挫について考えてみましょう。 足首を内側に捻ってしまう捻挫は足関節内反(ないはん)捻挫と呼ばれます。足首を内側に捻ることによって足関節を補強する靭帯は損傷し、何度も繰り返すことによって靭帯は徐々に強度が低下してしまい関節が不安定な状態となってしまいます。 関節が不安定な状態にな

足裏のバネを鍛えよう!!

足の裏はアーチと言って土踏まずが高くなっており、衝撃を吸収する際にはたわみ、推進する際には硬くなり、バネのように働きをします。 バネなのである程度の硬さがあり、たわむ必要があります。 そのためアーチが下がる上がる動き、どちらも必要になります。 |アーチはどのように安定しているのか足には多くの骨があり、それぞれが骨同士で支え合い、安定しています。 体重が加わると、わずかにたわんできますが、筋肉や靭帯が支えており、 たわみすぎないように支えています。 このたわみがあることで体