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第三回 ハイデガーの『存在と時間』:本来性を取り戻す

・はじめに

ハイデガーの『存在と時間』第3回では、「本来性」を取り戻すための重要なテーマとして「死」と向き合うことが取り上げられます。
私たちが死をどのように捉え、それに向き合うことで本来の生き方を見つけることができるかについて考察します。

・死との向き合い

私たちは日常生活において、周囲に同化し、空気を読みながら生きていますが、仕事や他の多くの事柄とは異なり、「死」は決して他者と交換できるものではありません。
死は、誰にとっても唯一無二のものであり、他者が代わりに引き受けることは不可能です。
ハイデガーは、死と向き合うことで「自分と唯一無二になれる」と述べています。
死は確実にやってくるものですが、その時期は誰にもわかりません。
この不確実性が、私たちに本来の生き方を教えてくれるのです。

・良心の呼び声と決意性

死への意識は、私たちに「良心の呼び声」をもたらします。
この良心の呼び声は、別の生き方があったのではないかという疑問を投げかけますが、それは自分でコントロールできるものではありません。
良心の呼び声を聴くためには、自ら耳を傾ける必要があるのです。
ハイデガーはまた、「決意性」と「開示性」という概念を提唱します。
決意性とは、自分の人生を選びとる決意を持つことであり、それによって本来の生き方を取り戻すことができると説いています。
さらに、開示性は、世界の見え方が変わり、過去を受け入れることで未来が見えてくるという考え方です。

・死と生の関係

死を意識することは、決して容易なことではありません。
しかし、死と向き合うことで、自分の生き方を見直し、より良い人生を歩むための指針を得ることができます。
ハイデガーは、死への先駆が本来の生き方を見つける手助けをすると考えています。

・おわりに

ハイデガーの哲学は、私たちにとって重要な問いを投げかけます。
死を意識し、向き合うことで、私たちは本来の生き方を見つけることができるのです。
過去を受け止め、未来に向けて進んでいくためには、死を恐れるのではなく、理解し、受け入れることが必要です。
これによって、私たちはより良い人生を歩むことができるでしょう。

ご視聴ありがとうございました。
次回は「 ハイデガーの『存在と時間』:存在と時間を超えて」というテーマでお話させていただきます!

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