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#漫画

漫画「だがしかし」感想(完結作品を語る! #400)

「だがしかし」(コトヤマ) 連載期間 2014年~2018年(週刊少年サンデー) 昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。 ・hiro’と漫画 高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。 「だがしかし」は、駄菓子紹介がメインのハートフルコメディ作品! 全11巻。サンデーうぇぶりというアプリで全話無料で読めます! 1話1話が短いので読みやすく、色々な駄菓子が出てき

【葬送のフリーレンから学ぶ】物語を面白くする「バトル描写よりも大事な〇〇」って何?

なかです。かくかくしかじかで、アパレル→マンガ編集者になりました。 ということで、いろいろ勉強している最中なのですが、備忘録的に作品制作段階で調べた内容や、自分も脚本書くの好きなので、そこで得た知見をもとに書いていきたいと思います。 / 気軽にフォローしてね! \ 本題です!バトル漫画で一番ワクワクするのって皆さんどんな時ですか?必殺技?アクション?迫力ある線画?画角?みんな違うと思います。当たり前ですけど、バトル描写は物語に「緊迫感や視覚的な魅力を与える要素」として重

世界のタブーを解放している日本のア二メ。

なぜ日本のアニメはこんなに生まれたの❓  こんにちわ。Saraです。  日本のアニメや漫画・ゲームの進化というのは本当に凄まじく、誰もが虜になって耽溺した日々があるのではないだろうか? 私も生まれたときからヒーロー&変身アニメに心奪われ、学生時代は特にその世界観の住人と化していた(笑)(=゚ω゚)ノ  やがて大人になり、社会人となり、私なりに社会や世界情勢を知っていくと、日本のアニメは、世界にはない唯我独尊的な存在であることに気づいていった。  その理由の一つは、海外

「葬送のフリーレン」に学ぶ、昔話でイキることのヤバさを知るのが良い。

マンガ大賞をご存知だろうか? (公式ロゴ:『マンガ大賞』公式HPより引用) マンガ大賞(まんがたいしょう、英題:Cartoon grand prize)は、マンガ大賞実行委員会によって主催される漫画賞である。友達に勧めたくなる漫画を選ぶことをコンセプトにしている。発起人はニッポン放送アナウンサーの吉田尚記。2008年3月末に第1回マンガ大賞が発表された。 『マンガ大賞』Wikipediaより引用 本屋さんのポップなどで、名前や存在は知っている方も多いと思う。 選考年

コロナと共に終息したブーム

こども園で働く保育士です。 前回もアニメ関連記事(転生モノ)を書いたので、今回も少々違う角度からアニメブームのお話。 夫がアニメ漫画好きなので、リビングで何か観ていたら否応なしに影響を受けており、中年世代女性にしちゃあわりと詳しいほうだと思います。 令和に突入して最初のメガヒットアニメと言える【鬼滅の刃】。 そして美しい背景・描写・色彩で高技術&高画質な最近のアニメたち。 ちょっと思うところがあった昭和世代が、勝手に私見を書きます。 【鬼滅の刃】考察~ブーム期 3年ほ

魔族とは、一体何なのか?

多分、日本ほど異世界ファンタジーが氾濫してる国はないだろう。 エンタメ大国・アメリカのハリウッドや3大ネットワークにせよ、そこでの異世界ファンタジーのシェアなんて、たかが知れてるもんな。 ある意味、日本人ほど異世界に精通した民族もいないってことだ。 かくいう私も異世界物を少なく見積もっても100以上は視聴してきてると思うが、ある程度見てくると、大体のパターンみたいなものが掴めてくる。 まず、人間とは別種で魔族なるものが存在することだ。 今回は、この魔族について考えていきたいと

萌えの原点・高橋留美子の世界

今回は、高橋留美子先生について書いてみたい。 というのも、この令和になって「うる星やつら」のリメイク版が放送されていたのを見たからさ。 見た感想としては、正直面白くなかった。 アニメの出来が悪かったわけでもないと思う。 割と作画は良かったし、ちゃんと声優も一流どころを揃えてた。 なのに全然面白く感じなかったのは、これはもう時代のせいとしか言いようがない。 80年代漫才ブームの頃のツービートの漫才を今ビデオで見て、全く笑えないのと同じことである。 やはり笑いは生鮮食品みたいなも

漫画がなぜ日本の文化なのか、海外にいるとわかる理由

高校生の頃、赤点取ったのが数学と英語でした。 そんな私は、英語圏であるオーストラリアに住んではや30年。 こんなに長く住むと英語が完璧と思われがちですが、現実はそんなことありません。 日常会話はそこまで英語力必要なかったりするんですよ。 そうはいっても、現地で働くには最低限は必要なので、まあ、最低限はできるということかもしれません。ただ、期待されるほどはしゃべれないということです。 そんな私ですが、最低限の英語を使っていても、英語とと日本語の違いを感じることはあります。

「葬送のフリーレン」から学ぶ日本文化史

最近、「葬送のフリーレン」の話題をよく耳にする。 驚いたのは、このアニメが序盤の4話分を「金曜ロードショー」の枠で放送しちゃったことだよ。 新作アニメとしては異例の扱いであり、いかにこの作品が別格かということだ。 作品の内容は、エルフを主人公にした異世界ファンタジーである。 もはや食傷気味ともいえる異世界物だが、この作品が他と一線を画すのは、原作が少年サンデーというメジャー誌の連載漫画ということだ。 異世界物といえば「なろう系」の専売領域かと思いきや、いまやメジャー誌がこのジ

オタクに会いたい平日の夜

ちゃるめらです。 昨日は火曜日、星野源のオールナイトニッポンの話をしたのですが、ラジオって素晴らしい番組がたくさんあるので「今、自分が好きだな」と思うおすすめ番組をまとめておこうと思います。 星野源のオールナイトニッポンの素晴らしさはこちらから。 ちなみに、過去回はSpotifyで無料で聞き直すことができます、と毎週源さんがお知らせしてます。もちろん今週の回はradikoで聞き直すことができますので是非に。 平日のちょっと忙しい夜に聞きたい番組大前提、ラジオはどの番組も最

漫画が今、活況であるワケ

 今、漫画が本当に面白いですよね。  チェンソーマン、呪術廻戦、SPY×FAMILY、鬼滅の刃、そして推しの子など、次々とヒットタイトルが生まれている。スラムダンクもアニメとして今年、日本中のおっさんを沸かせた。UFOキャッチャーでもキャラクターフィギュアが大人気。海外でもMANGAファンは増え続けていて、去年アゼルバイジャンに行った時にも、現地の若者との共通の話題はもっぱら、アニメだった。  なぜ漫画は強いのか。もちろん絵がメインなので世界へ打って出やすいということもあ