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すずめの戸締まり

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『すずめの戸締まり』は今まで観た映画の中で、トップクラスに良かったです。多くの人が感想や考察を書いていますが、私が読んだ中で共感できるものやハッとさせられたものを集めてみました。…
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2023年4月の記事一覧

『すずめの戸締まり』に通底する精神は『日月神示』に通じる

『すずめの戸締まり』には日本の根源的精神が流れている 新海誠『すずめの戸締まり』はご覧になったでしょうか。普通に日本で暮らしている人であれば、この映画には神道の発想が根底に流れていることを感じたのではないかと思います。神道の発想の中でも、特に古神道あるいは幕末明治維新期に生じた新興神道(形式化した神道に対する本来の神道復活の動き)に通じるものがあると感じました。 そうした古来の本来の神道のエッセンスは『日月神示』(「ひつきしんじ」と読みます)に凝縮されて示されていると思ってい

すずめの戸締まりを通して見つめた、わたしの故郷と記憶

書かないと、書かないとやってらんない。 誰かに話さないと、やってらんないような気分でもあるけど、いま日本はきっと朝の5時ごろで、まだ誰も起きてないし。 だから今日も1人で書く。こんな陶酔しきって荒削りの状態でいるのもあれだし、少し落ち着いてから時間をおいて書くべきなのかもしれないけど、いま、2023年4月21日22時43分のわたしのこの感覚は、いまのわたしが一番鮮明に体感できるものだから、書く。 映画「すずめの戸締まり」をやっと見てきた。 (ネタバレを含みます。) 涙もろ

「すずめの戸締まり」を観た話。

こんにちは。 こちらのnoteを訪れてくださる方々の足音のお知らせ、大変有り難く思っております。 相変わらずひそりと運営中のyuki.です。 すずめさんの終映が決まったとのことなので 記憶と記録を兼ねてnoteに記します。 内容は、何てことのないシンプルな感想です。 考察とか本気で何にもしてません。 ものすごーーーーく素直にそのまま観ました。 ので、「よかったあああーーーーーー!!」という感想のみでまとまりそうなのが正直なところです。 2回観に行きましたが 2回とも素直

「すずめの戸締り」大好きで埋め尽くす

「すずめの戸締り」を見ながら思った。(三度鑑賞) 新海誠監督はきっと「大好き!」が山ほどある昭和っ子。 映画を大好きで埋め尽くしたんじゃないかって。 (タランティーノの例を挙げるまでもなく、 映画監督はそれをよくやる) この映画からくる「好きなものは好き!」の感じが好ましい! こちらもこの「すずめの戸締り」への思い (好きポイント、引っかかりポイント)を 自由に書いてみる事にした。 新海誠監督の映画「すずめの戸締り」って、 現代が舞台の作品なのに昔話の香りがする。 (昔話

「すずめの戸締まり」を戸締りできずにいる

気になっていた映画を観てきた。 新海誠監督の最新作 「すずめの戸締まり」 映画を観終わって、ぶっ倒れそうになるくらいいろんな感情がグルグルしている... 「これは感想を書きたい!言語化しておきたい!」と思って苦手な文章を書いてみる。自己満足。 まだ観ていない人は、何の情報もないまっさらな頭で映画館に行ってみてほしいです、 簡単に情報が入る時代だからこそ。 -------------------- 映画の内容に触れる感想です -------------------

すずめの戸締り

新海誠監督作品、原菜乃華氏、松村北斗氏ダブル主演の「すずめの戸締り」を見てきた。 この作品去年の11月公開で、早朝一本の上映だけとはいえども現在4月12日(鑑賞当時)。 半年ほど上映されてるロングラン作品である。 それで遅ばせながら私も鑑賞してきた。 何で今更? もっと早く見に行けば、早起きしなくてもよかったのに。 そう、本当にそう。 何でけど、私新海誠監督の作品はちょっと苦手意識がある。 2016年に大ヒットとなった「君の名は。」は良かったのだけど、前作の「天気の子

『すずめの戸締り』を観た

ロンドンで『すずめの戸締り』が上映されたので早速観てみた。正直観終わった感想として思ったのが、「やーあまり理解できなかった」である。それから家に戻りちょっと考えた。 もちろん本考察は、作者の意図とは異なるかもしれない。後詳細を完全に捉えきれてないかもしれない。その辺はお手柔らかに。是非コメントにでも。 ちなみに、個人的には「正しい」考察などないと思う。映画を含めた芸術作品は、作者と観客がいて初めて成り立つ。すなわち、作者が何かしらのメッセージを込めた作品を披露し、それを観

『すずめの戸締まり』が中国で記録更新ラッシュ!何がどうしてすごいのか

こんにちは。「まつ」と言います。現在、中国現地で映画配給の仕事に携わる日本人です。 中国でまさに大ブームと言っていいほど広がっている新海誠監督の『すずめの戸締まり』 本作については、立場上知っていることもあるのですが、この記事ではただ中国に暮らすいち日本人として、そして新海監督、日本コンテンツの大ファンとして、公開情報とデータを通じて、今中国で何が起きているのか、『すずめの戸締まり』の何がすごいのかを書いていきたいと思います。 『君の名は。』超え!これの何がすごいのかさて、

今更ですが、すずめの戸締まり観てきました(ネタバレ控えめ?)

はじめに 原作小説はわりと早くに購入して読もうとしたのですが、24%で積読本化し映画鑑賞もタイミングが合わず今日となりました。24%しか読んでいませんでしたが続きは気になっていましたし、一部メディアの報道で軽いネタバレは食らいつつも最後まで楽しく観ることができました。 君の名は。以降では一番好きな作品となりました。 すずめの戸締まり>天気の子>君の名は。の順です。 新海監督からの強いメッセージ すごく感じました。とある出来事へのメッセージだと存じますが、素晴らしい作品に

映画鑑賞キロク「すずめの戸締り」

「複雑やわぁ〜」 「新海さんに複雑な気持ちやわぁ〜」 私が映画「すずめの戸締り」を見終わった後に夫にもらした感想だ。 無理矢理自分の記憶をほじくり返されたような。 そんな気持ちで映画館を出た。 あの震災は私にとっては離れた場所で起こったことだ。 それでも、テレビの記憶ばっかりな私でもなかなかにきつい記憶だった。 これは、見たらあかん人がたくさんいる。 一度負った深い傷がまたえぐられてしまう。 なのになんで新海監督はこれを作ったんだろう。 もう疑問というか疑念というか。