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「お茶をテーマに静岡を巡る」 旅行記(6)牧之原市編

2024年のGWにお茶をテーマに静岡を巡りました。その時の体験を要約した旅行ガイドを公開しましたが、こちらの記事では写真を交えながら、旅の様子をお伝えします。旅行ガイド編では扱えなかった内容も含みます。第6回目は牧之原市。

前回の旅行記はこちら


概要

行程
マップ

牧之原大茶園

 原生林だった牧之原台地を開墾し開発した、日本一の面積を誇る大茶園。総面積は約5,000ヘクタールで、牧之原市、島田市、菊川市にまたがり、静岡の茶の生産量の40%、全国の茶園面積の12%を占めます。

 牧之原台地を運転していると、あたり一面が茶畑で圧倒されます。ただし、車を止められる場所はあまりなく、全景を撮れる撮影スポットを探すのは意外と難しいかも。

牧之原大茶園

グリンピア牧之原

 卸問屋の喜作園が運営する施設で、お茶摘み体験や工場見学、ショッピング、スイーツなどを楽しめます。

外観
フリースペースの「THE HOUSE」。茶畑とテラス席があります。
ななやのジェラートもあり、限定のほうじ茶味も

お茶摘み体験

 お茶摘み体験は4月中旬以降から10月下旬ごろまでの期間限定で、事前予約制で茶娘衣装レンタルも実施。摘んだ茶葉の利用法のレシピももらえます。

一面に広がる茶畑
早速摘んでみました
のんびり摘んでおよそ20gになりました

工場見学

 自由に見学するスタイルです。牧之原大茶園の歴史や、過去の製茶機械、現代の製茶機会が展示され、上からガラス越しに工場の様子を見学できます。

過去の揉捻機
現代の揉捻機。基本原理はほとんど変わっていないようです。
原料(荒茶)の合組→選別・篩分け→火入れが行われる再製工場

日テレNEWSでも取り上げられていました。

茶園見学に際しての注意点

 見学の受け入れは、茶園にとってイレギュラー業務で、どこの茶園でも実施しているわけではなく、アポなし突撃は迷惑となる恐れがあります。新茶(1番茶)の時期は特に繁忙期で、連日深夜までの製茶作業が続いている場合もあります。気兼ねなく行きたければ、観光客向けのグリンピア牧之原や、予約制のティーテラス「茶の間」がおすすめです。

茶摘みの時期の目安

伊藤園「お茶百科」(https://www.ocha.tv)より

番外編: 自家製茶してみました

 摘み取りした生の茶葉は日持ちしないので、頂いたレシピを元に製茶してみることに。水洗い、電子レンジ、揉みを経てが「電子レンジ製煎茶」が完成。20gの生葉は水分が飛んで最終的に4gに。早速飲んでみると、色は薄いものの、爽やかな香りと甘い風味を感じられました。

水洗い
電子レンジ
完成したので、淹れてみました

 電子レンジ製の製茶では、電子レンジ、平皿、キッチンペーパー、サランラップが必要になります。フライパン、新聞紙、巻き寿司の巻す、菜箸があれば、釜炒り茶も作れます。

 以上、牧之原市の旅行記でした。次回は最終回の掛川市の旅行記です。

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