俺がいま滅法ハマってる「黒いラーメンとチャーハン」の話。
ある日、京都に長く住んでいたラーメン好きの先輩に聞いてみた。
「京都で一番通ったラーメン屋はどこですか?」と。
引っ越してきてから知ったのだが、京都はいわゆる「ラーメン激戦区」とされている。たしかにふらっと歩いてるだけで、たくさんのラーメン屋を目にする。
「おいしい」とされているラーメン屋は、このnoteで軽く検索するだけでもごまんとヒットするぐらいだ。
そんな魅力的な京都のラーメン屋を食べ歩いていたという先輩は、
「おいしいとこはいっぱいあるんだけど、なんだかんだ、結局ここに戻ってくるなぁ」と、このラーメン屋を教えてくれた。
その名も「新福菜館」である。
1938年に京都で屋台から誕生した中華そば専門店で、京都ではとてもよく知られている。
調べてみると、現在は東京や福岡など6つの都道府県で展開している。麻布とアキバにもあったなんて!
肝心のお味はというと、これが今まで食べたことがないぐらい濃厚なしょうゆ系のラーメンでめっちゃウマい。
強烈なインパクトがある黒いスープからは、ちょっと意外なほどあっさりとした味わい。スッと喉を通る、程よく食べごたえのある麺との相乗効果がすごい。
いちばん好きなのは、なんといってもこの濃厚なしょうゆスープだ。
若干のしょっぱさを感じるぐらいめちゃくちゃ濃厚なんだけど、あっさりしてるからか不思議とグビグビと飲んでしまう。でもあっさりしすぎるわけでもなくて、こってり感もちゃんとある。
全然うまく表現できないけれど、全体のバランスがすごい。
新福菜館のスープだけは最後まで飲み干してしまう。完全にこの独特なしょっぱさに魅了されてしまった。。。
さて、文量的にはこのあたりで終わるのが良さそうなのだが、新福菜館を教えてくれた先輩はこうも続けた。
「ラーメンもおいしいんだけど、むしろチャーハン食べるために行ってたかも」
そう、「新福菜館」にはもう1つ、これまためたくそにウンマイ「黒チャーハン」こと「やきめし」なるものがある。
しょうゆを焦がした香ばしすぎる匂いが、エグい勢いで食欲をそそってくる。濃厚なしょうゆとお米の相性がこうまでいいとは……。
ラーメンのようにあっさりしてるというより、しっかり食べごたえがあってジャンキー感のある味わい。
ラーメンで多少満腹になっていても、どんどんと食べてしまう。「新福菜館」に行く時は、中華そば+やきめしが定番になった。
京都のラーメン屋はまだ全然回れていないけれど、先輩の「ここに戻ってくる」という気持ちはなんだか分かる気がする。あの黒スープとやきめしは、まじで定期的に食べたくなる。
「新福菜館」は京都のほか、東京、福岡、愛媛、滋賀、大阪にもあります(一覧に残ってる「大丸京都店」は2月で閉店してます)。
お近くにある方、もしくは京都へ来た時にはぜひ食べてみてください。
ちなみに、最近よく行っている神宮丸太町駅にある「府立医大前店」近くの鴨川はめちゃ落ち着いてる上に、広々と整備されていてお気に入りです。
京都駅近くの本店は鬼混んでるので、神宮丸太町で食べて、近くの鴨川でのんびり過ごすのが個人的にはオススメです。
鴨川に癒やされながら出町柳まで歩き、叡山電鉄で鞍馬寺〜貴船神社へ……行く様子はまたの機会に書いてみたいと思います。
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