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きものを楽しむ季節

10月も半ばを過ぎ、袷が心地よい季節になってきました。

このブログをアップする頃は、二十四節気では寒露(かんろ)の後半であり、また七十二候は10月24日からは『蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)』となり、秋の虫が音が鳴り響き始める頃になるという秋の深まりを知らせる歳時記となっています。

きものは季節をまとう装いと言っても過言ではないほど、季節感を重視する衣服です。

たとえば、立秋から初秋といい、アサガオ、ススキ、桔梗などの文様が入ったきものや帯が季節感を表し、白露から中秋とされ、菊やハギ、ケイトウなどの花の文様が入ったものが合うと言われています。
そして寒露から立冬までを晩秋と言い、秋桜やシクラメン、山茶花などの文様があるものがよりその時節を表す楽しみができるといえます。

もちろんどの季節もきものは楽しめますが、特に春と秋は、美しい季節の草花と一緒にきものを楽しめる絶好の時期であることは間違いありません。

この秋はぜひ秋の装いを意識して、きものでお出かけしてはいかがでしょうか?