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東大経済学部生が、乏しい経験から考える『運命の人』

こんにちは、先日彼女と別れたたつやです。

最愛の人との別れ、という悲しい経験をすると、
「何がいけなかったんだろう…」と色々と考えを巡らせてしまいますよね。

私自身、彼女とお別れしてから、自分なりに考えた結果、
①防げた部分(付き合う前に気づくことができた、別れの前兆)
②どうしようもなかった部分(付き合う前には分かり得ないこと)
の、両方が重なって別れることになったんだな、と結論づけました。

そして、
「『運命の人』がもし存在するなら、どれくらいの確率で出会い、どんな条件を満たしていて、どのようにすれば効率的に出会えるのか?」

という、経済学部生的な疑問が生まれてきました。

そこで、私の経験から導かれる、上記の疑問への答えを、私なりにダラダラと書いてみようと思います。


1. 『運命の人』の定義とそれを満たす最低条件

前提として、私は『運命の人』を、
「円満な恋愛関係を人生の長い期間にわたって継続させられる人物」
と定義します。
この言葉は世間では結婚相手、のようなニュアンスで使われることも多いです。
しかし今回は、2人の恋愛関係としてのマッチ度合いに特にフォーカスしたいので上記のような定義を置きます。

そして私は、『運命の人』は、少なくとも以下の5つの条件を満たしている必要があると考えます。これはあくまで私の考える条件ですので、1つ1つの項目が人によって変わる可能性は十分にありうるとあらかじめお伝えしておきます。私が考える条件は以下の通りです。

a 容姿が自分の納得できる人物であること
b 会話の波長がおおむね一致する人物であること
c 飲酒の頻度や量がおおむね一致する人物であること
d 性行為の頻度や嗜好がおおむね一致する人物であること
e 衛生観念がおおむね一致する人物であること

aに関して、自分が好きだと思える容姿の人でないと恋愛に発展しないのは言うまでもないと思います。
bに関しても長い時間を一緒に過ごす上で会話が楽しめず気まずい思いをするのは非常に苦痛です。
cは、今回私が痛感したことですが、お酒が好きな私にとって、それを一緒に楽しめない相手はやはり物足りなさを感じてしまいますし、私だけが酒を飲んで楽しむ状況も、相手にストレスを与えてしまいます。
dに関しては、性行為をどちらかだけが求める、もしくは拒むと言うのは非常に大きなストレス要因になりうると考えます。
eは、私はまだ経験していませんが、同棲などを考えるにあたって、洗濯や掃除の頻度などの衛生観念が合わないことは大きなストレスになりうると思います。

先に述べた通り、各項目が人によって変化することは十分にありうると思います。しかし、私が現時点で『運命の人』が満たすべき、あくまで最低条件はこの5つだと考えています。もちろん、経済面や食事の好み、趣味なども重要な項目だと思いますが、2人が恋愛に発展し、それを長く継続するために、私が特に重要だと思うのはこの5つです。

正直、ひとつひとつの項目自体は重要ではないので話を進めます。

2.『運命の人』と出会う確率

では、どれくらいの確率で、『運命の人』は存在するのでしょうか。

ここでは、経済学部生らしく?非常に勝手な仮定をおきます。
異性愛者の男性を今回は例にとると、a〜eの各条件を満たす女性は、全女性の中で40%であると仮定します。すると、各条件が独立であるというさらなる仮定をおけば、女性のなかでこれら全ての条件を満たす人物は、0.4^5=0.01024、すなわち約1%しか存在しない、と言うことができます。

各条件は、長く愛を育んでゆくのに当然満たして欲しいものである一方で、100人に1人の女性、と言われると突然『運命の人』っぽさを感じられますよね。

ここで重要なのは、各条件はおおよそ独立であり、それらを満たす確率を掛け合わせることで『運命の人』と出会う確率は非常に低くなる、ということです。

3.『運命の人』と効率的に出会う方法 

では、上記の5つの項目は絶対に妥協したくない!というあなたが、『運命の人』と出会うためにはどうすればいいでしょうか?ここでは、あなたの人物像に基づいて2通りのパターンを考えていきたと思います。

A.あなたが、いわゆる『普通の人』の場合

まず、ここでは『普通の人』を定義づけます。
今回私は、『普通の人』を、
「容姿から衛生観念までの5つの項目において、世間と近い嗜好を持ち、強いこだわりを持たない人物」
と定義します。

その場合、重要なのは、お付き合いするまでに分かることと分からないことを明確にすることです。

具体的には、a~eの項目の中で、cまでの3つの項目は、付き合うまでに判断可能であると考えます。

例えば、aの容姿はもちろん実際に会えばわかることですし、お付き合いまでの間にデートをして、その人との会話を楽しめるかで、bの会話の波長も確認可能です。また、お酒が飲める2人であれば、デートの中で意図的に居酒屋やbarなどで一緒にお酒を楽しむことで、cも十分確認できると思います。

一方で、難しいのがd,eの2つです。

日本において多くの場合、付き合うまでの過程で性行為をしないことが一般的であると考えられるため、dの性行為の頻度や嗜好は、実際にお付き合いしなければ分かりません。お付き合いをする以前に性行為を行い、2人がdの条件を満たしているにもかかわらずかえって恋愛に発展しないというリスクが考えられますので、今回はこのように考えます。
また、eの衛生観念に関しても、お付き合いをして実際に相手の家に行ってみたり、ひとつ屋根の下で長い時間を過ごしたりしない限り判断は難しいと考えられます。

このことから、私は『運命の人』と出会う最適な方法は
「a~cの条件を満たす女性とお付き合いをした後にd,eを確認する」
であると結論づけます。

この場合、2.の、各条件を満たす女性が全体の4割であるという仮定に基けば、お付き合いをした女性がd,eを満たす確率は0.4^2=0.16、すなわち16%となります。

すなわちお付き合いをした女性の16%、約6人に1人が『運命の人』であると言えます。

ただ、今回お伝えしたかったのは確率それ自体ではありません。自分に合ったタイミングで各項目に相手が当てはまるかを判断し、相手をフィルタリングしてゆくことで、『運命の人』と出会う確率は上げられるのです。

B.あなたが『変態』である場合

インパクトのある場合分けですが、伝えたいことはシンプルです。
ここで、『変態』とは、
「容姿から衛生観念までの5つのどれかの項目において、世間とは大きく乖離した嗜好を持っている人物」
であると定義します。

この場合、あなたが強いこだわりを持つ分野においては、2.の確率の計算で用いた40%という仮定は全く当てになりません。

例えば、あなたが異性愛者の男性で、性的嗜好が法の範囲内で超絶ドSであったとします。この場合、その性的嗜好にマッチする女性はかなり少ないと考えられます。

であるならば、A.の『普通の人』のように、お付き合いしてから性的嗜好がマッチしているか判断してしまうと、「この人とも自分の満足のいく性行為をできなかった…」となりかねません。これでは、『運命の人』と出会うのに非常に多くのお金や時間のコストがかかってしまいます。

では、どうすれば良いのでしょうか?

この場合、「自分が『変態』であると自覚した上で、同じような『変態』が集まるコミュニティに参加する」ことが解決策になりえます。

超絶ドSの彼の例の場合、それをしっかりと自覚した上で、超絶ドMの女性が集まるコミュニティ(そんなものが存在するのか、私は存じませんが…)に参加し、その中でd以外の4つの項目に当てはまる女性と出会うのが、効率的であると考えます。

この場合、『普通の人』か経ていた、
「a~cを確認してお付き合いをしてから、d,eの条件を確認する」というプロセスはかなぐり捨てちゃいましょう。

これによって、効率的に、『変態な運命の人』と出会うことができると考えられます。しかしながら、そういった相手がいそうなコミュニティに参加する点が、非常に高いハードルになりえます。

最後に

今回は、貞操観念などを一旦度外視し、とにかく効率的に『運命の人』と出会う方法について考えてきました。

もちろん、こんなチェック項目を頭に浮かべながら女性と接することはまずありません。しかしこのようなある種の冷酷さを持つことで、悲しい失恋から立ち直ることができたり、無益な片思いを防いだりできるのだと思います。

では、失恋の傷が癒えてきた私は、cの「お酒の頻度と量」で共通点のありそうな女性と近々居酒屋に行くのを楽しみに、今日は寝ようと思います。


長い文章になってしまいましたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。


たつや














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