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【読書記録】プロセスエコノミーの落とし穴

おはようございます。
今日は大雨なので
おとなしく家にこもって
Amazonprimeを見ようかと思って
Macを開いたら、永遠に
アップデートが終わりません。

(もう2時間くらいやってます。)



さて、連日にはなりますが、
読書の記録になります。

最近、ビジネス界隈でじわじわきている
『プロセスエコノミー』を読みました。


元々、キングコングの西野さんの
オンラインサロンにずっといるので



この概念自体は
結構前から聞いていたのですが
結構見誤っちゃいがち、だなと思ったので、
自戒の念も込めて、まとめておこうと思います。


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Ⅰ.プロセスエコノミーとは


そもそものプロセスエコノミーは
以下のような意味になります。

製品が作られる過程を
見たり知ったりすることを通じて
作者の思いや努力に価値を見出し、
お金を払うという「プロセスエコノミー」



つまり、漫画家さんとかが、
漫画を描いている過程を配信して
そこで投げ銭などをもらったり、

西野さんの例でいうと、
映画を作るまでの過程を
オンラインサロンに記事を投稿して、
オンラインサロンの月額を支払ってもらう。

(全然それだけではないのですが)


みたいな感じですね。


そんなプロセスエコノミーが
今後、アツい!らしいです。



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Ⅱ.新しい概念なの?


最近、わいわいし始めているので
新しい考え方なのかな?って感じの人も
多いのかもしれませんが、
今までも、あった考え方だと思います。


直近でいうと、NiziUの
Nizi Project とかもそうですよね。


オーディションからの様子を見せて、
デビュー前からの軌跡を販売して、
すでにデビュー前からマネタイズもできるし、
デビューのタイミングではファンもいるから
ある程度の売り上げを想定できる状態で
デビューすることができる。



あとは、ジャニーズとかもそうですかね。

ジャニーズJr.とかがそうかなと。
デビュー前から、応援シロがあるから、
デビューまでの成長過程にも価値があるし、
むしろ自分が見てきた過程がある方が、
より『わが子』みたいな形で応援できるって
イメージですかね。



そう考えると、アイドルとかは
結構この『プロセスエコノミー』を
昔から取り入れている気がしますね。

(AKBとか坂道グループとかもそうですね!)


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Ⅲ.じゃあなんで今更?


じゃあなんで今更、この
プロセスエコノミーという概念が
アツくなっているのか、というところでいうと
『プロセスエコノミー』という言葉を
けんすうさんという方が 言語化 したことが
大きいといわれております。



なんとなく、概念は理解していても、
それに名前がつくと、不思議と認知しやすく
ニュースにもしやすい、ということが
大きいかもしれないですね。


なので、このあたりから、
『プロセスエコノミー』という言葉とともに、
概念も広がっていったのではないか、
ということだそうです。


あとは、TikTokなどの
動画配信サービスが『投げ銭機能』
充実させたことも大きいですよね。


今までは、マネタイズしようにも、
どうやってマネタイズするのか、という
仕組みづくりからする必要があったけど、

今はTikTokでLive配信をすれば、
投げ銭機能があるので、そこで稼いで
マネタイズすることが簡単にできる。


こういった時代の流れと相まって
ちょうどいい感じで、広がってきたことで
今かなりワイワイしているのでしょうね。



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Ⅳ.なにがいいの?


このプロセスエコノミーのなにがいいって
才能のあるクリエイターさんが
発掘されやすい、というところにあります。


芸人さんとかでイメージすると
とても分かりやすいのですが、
売れてない芸人さんって
よくテレビとかで見ると思うのですが、

バイトを週7でやってます。
舞台の前と後にバイトです。
芸人の収入はほぼ0です。


みたいなことが
まだ日の目を見ていない
クリエイターさんは多いみたいです。


そうなってくると、
本来はネタ作りとか、作品作りに
全精力を注げたほうがいいにもかかわらず
バイトなどで時間を使ってしまう。


その結果、他のすでに売れている人との
差はどんどん大きくなる、という構造から
なかなか抜けさせない現状でした。



それを解消するのが、
このプロセスエコノミーという概念ですね。


作品を発売する前に
マネタイズできる可能性があるので
作品作りに集中ができることになる。


本来は、漫画家さんなら、
漫画を発売して、買ってもらって
初めて『印税』という形で収入が入るが
そこまでの製作期間は収入がない状態になる。


つまり、お金がないことで
作品を作れるか、作り続けられるかが
決まってくるというわけですね。

このあたりは以下の記事も面白いです



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Ⅴ.一番の落とし穴


じゃあ、これでまだ名もなき漫画家
アイドル・作家・クリエイターが
全員稼げるようになるのか、というと、
そういうわけではないと思います。


結局、なにが大事になるか、でいうと、
一番は、作品のクオリティですよね。



めっちゃ雑にいうと
無名の人が『今からラクガキします!』で
マネタイズできるわけがないって話です。


ここを見誤っちゃうと、
努力もせずに、プロセスを売ればいいのか
となって、本来は作品だったり
アウトプットが目的なのに
プロセスが目的になってしまうことも
あるということも、この本には
書かれていました。

(以下も参考になります。)




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Ⅵ.まとめ


まあ、これって何事もそうなのですが

新しい概念とか、サービスとかが出て、

『あ、これ乗ったらイケる!』みたいなのって
結局、そこに対する理解もそうですが、
結果とか、クオリティとか、
圧倒的ななにか、がないと結局売れないんです。


西野さんとかも、よく言ってますが、

作品を広めたいとかであれば
まずは作品のクオリティが大事なんです。




たくさんの方に見てもらうために
まずすべきことは、作品のクオリティで
ぶっちぎることだと思います。

広告の戦略の話をするのは、
それよりも後の話で、
まずは作品の内容でぶっちぎる。

なので、音楽とか動画をあげた上で、
なにも話題になっていないってことは
焦った方がよくて、
そこがぶっちぎってないとどうしようもないので。



自分の作品が売れないのは
届け方が足りないから、とか
売り方が良くないから、ということで
マーケティングに頼る場面って
あると思うのですが、そもそも、
ゴミはゴミでしかないので、
マーケティングで売ろうと思っても
限界があるよって話です。

(まったく売れないわけではない。)



なので、手法とかも当然大事ですが
まずは自分の作品なのか、能力なのか
価値なのかわからないですが、

それをしっかりと高めていく、
売れる状態にまで持っていく。


そうして初めて、こうした
マーケティングとかが生きてくる


そんな感じでしょうか。



自分もマーケティングに携わる仕事をして
同じような話をする場面もありますが、
伝え方なども難しかったりするし、

自分もまだまだ能力的には
全然ぶっちぎっているわけではないので
改めて頑張ろう、そう思いました。



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