見出し画像

報連相をしない部下の理由

🔵あなたの部下が「報連相」しない本当の理由


なぜ情報が思うように上がってこないのか。


何気ない言葉の使い方ひとつでも、間違えれば部下の信用をなくす原因となる。


➡️リーダーの悩みの上位3位以内である。


⭕️「報連相」が上がってくる方法


1.  「なぜ」を使わない


2.  解決策のヒント“だけ”を与える


3.  「デキる人」よりも「相談しやすい人」になる


4.  他人の責任にしない


5.  部下との小さな約束を守る



1. 「なぜ」を使わない


「なぜ」は自分に問いかけるときだけに使う言葉である。


計画と結果がかけ離れてしまったときにその要因を検証。


➡️この場合の自分への問いかけとして「なぜ」を使うことは正しい。


➡️部下に対して使うのは間違いである。


❌「なぜ、期限に間に合わなかったんだ?」

❌「なぜ、競合他社に受注を奪われてしまったんだ?」

❌「なぜ、見積もりを間違えたんだ?」


➡️「なぜ」と言われると、言われた側は自分が責められていると感じる。


➡️立場の弱い部下にとっては、上司の「なぜ」という言葉に強い圧迫感を感じる?



⏹️「なぜ」を「何」に変える


⭕️「何が原因で、期限に間に合わなかったのだろう?」


⭕️「競合他社に奪われてしまった要因は何だろう?」


⭕️「見積もりを間違えた原因は何かな?」


➡️聞かれたほうも気持ちが楽になる。



🌸「なぜ」が「責められている」と感じさせるのに対して、「何」は人ではなく起きた出来事や事象に焦点を当てる。


🌸聞かれた側は第三者の視点に立てることができ、解決策を考える余裕が生まれる。



2.  解決策のヒントだけを与える


迅速に対応しなければならないクレームなどの場合は、解決策をアドバイスする事は正しい。



⏺️緊急の場合以外は、解決策そのものではなく、ヒントを与えたほうが部下は成長する。


・優秀な部下

➡️上司から解決策を押し付けられて「そのままやれ」と言われることを嫌う。


・そうでない部下


➡️ある程度は自分で考え、自由にやれる余地を求める。



⏺️ヒントを与える場合


・強要しないようにすること


・時間がかかっても部下が自分で考えて解決策を見つけ出すまで見守る。


➡️そうすることで、部下の成長が加速する。



男性は「解決脳」が強い

女性は「共感脳」が強い


➡️女性の部下に対して「解決してやろう」という態度で臨むと嫌がられることがある。


3.  デキる人よりも相談しやすい人になる


➡️リーダーが自分をデキるビジネスマンに見せようとする事は逆効果。


⚠️プレイヤーとしては優秀だったが、部下がついてこず、この人のチームは離職率が非常に高かった。


・「こんなことを相談して叱られないかな」

・「こんなことを報告したら評価を下げられないかな」


➡️不安を感じてしまう。


⭕️リーダーは自分の能力の高さをアピールするより、自分の欠点や過去の失敗などを開示する。



⏹️自分の欠点や失敗を開示する


昔こんな大きいミスをしてしまった。

⬇️

上司に早めに相談したおかげで解決した。



⏺️自身の失敗談例


・自分で書いたメモの字が下手すぎて読めなかった。


・かつては部下に怒ってばかりの上司だった。


・お客さまを間違えて呼び捨てにしてしまったことがある。



➡️リーダーが積極的に自分の弱みや失敗談を開示することで、部下はこの人にもそんなことがあったんだと感じる。


故に、相談しやすい上司だと思われる。



4. 他人の責任にしない


⏺️参考例


部下から「このお客さまには特別の対応をしたい」などという相談の場合


❌「ルールだから、特別扱いはできない」


⭕️「できない理由」をきちんと説明する。



⏹️部下が大きな案件を提案してきた場合


上司に掛け合い、通してくれるように交渉
⬇️

案件が通らなかったら、きちんと自身の言葉で「できない理由」を伝える。



❌「部長がダメだってさ」

❌「ウチの社長ももう少し頭を柔らかくしてほしいよな」


➡️部下は上司からそのような言葉を聞きたいとは思わない。


⭕️自分の力不足で提案を通せなかったことを素直に謝る。


他人の責任にしていては、離れていく。



5. 部下との小さな約束を守る


⏹️リーダーにとっては小さな相談でも、部下にとっては大切な相談である。


「お手すきの際に」

「手が空いたときでいいので」

「急いでませんので」


➡️期限のない相談は後回しにしたり、忘れたりする。


自身が部下の立場だったら、回答してくれない上司に不満を持だろう。


⏹️原点に立ち返る


部下の話の内容や回答期限などは、メモをとるようにする。


忙しいリーダーだからこそ原点に立ち返る。


自分にとっては小さなどうでもいいこと=相手にとってもどうでもいいことではない。



🌸チームの心理的安全性を確保し、信頼関係を構築し、部下が「報連相」を上げてくるようになるのはもちろんのこと、チーム全体の生産性もアップする。

~おすすめ情報サイト~

☑️口癖 「どうせ」


✔️自ら積極的に行動しなくて済む材料を見つけることをする。


・自分のやる気も著しく下げる。


【改善策】

「どうせ」→「どうせなら」を使いましょう。

https://note.mu/shouta1177/n/nf576d3928f2c

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?