1ドル156.000為替介入は160.000まで無い
[日銀、金融政策の現状維持を決定―追加利上げは見送り]
✔️日本銀行は金融政策決定会合を開催
現行の金融政策を維持することを決定した。
この決定により、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標は0〜0.1%に据え置かれることとなる。
近年の経済状況を踏まえ、追加利上げの必要性が注目されていたが、日銀は物価と賃上げの動向を更に詳細に観察する必要があると判断。
このため、慎重な姿勢を保ちつつ、現状の金融環境を維持することを選択した。
✔️植田和男総裁の会合後の記者会見
現在の経済状況と将来の見通しを踏まえ、今回の決定が最も適切だと判断したと述べ、さらに必要に応じて迅速に政策調整を行う準備が整っていると強調した。
[鈴木俊一財務相、円安進行に対する政府の対応を語る]
✔️鈴木俊一財務相の閣議後の記者会見
1ドル=155円台という34年ぶりの円安に対して、政府が為替市場の動向を注視し、適切な対策を講じる姿勢を強調した。
財務相は具体的な政策手段やタイミングについては明言を避けつつ、為替市場の安定を図るための準備が整っていることを示唆した。
✔️円安が日本経済に与える影響について
プラス面とマイナス面の両面があると述べ、特に物価高騰との戦いが政策課題である中で、円安による負の影響に対する懸念を表明した。
円安の背景として日米間の金利差が考えられる。
この金利差は、円売り・ドル買い圧力を強める一因とされ、市場の動向や経済指標によって形成される為替レートの複雑さである。
💡教養の見解
基本的な考えは日銀としての姿勢は崩されておらず、緊急利上げという考え方もあったが、今回はそれを回避した動きである。
1ドル160円まで最低でも為替介入はないとの判断を当初から分析している。
理由として、155の節目の介入はわかるが、その後ジリジリと円安が続けば次第に155円まで到達する。
160円をブレイクアウトすることにより、次のレジスタンスラインは177円である為、ここは是が非でも回避したいところである。
即ち、弾薬はまだあるが無駄金を投じることとなりかねない為、155円のラインでは抵抗措置はないと判断する。
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