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【学び直しのすすめ】気にするなかれ 元不登校なんて言わなきゃわからない

高卒認定の取得や、大人になってからの学び直しを考えている方へ


ちょっと私の事


こんにちは京@kyou_brodyと申します。
私は中学校2年生の時に学校に行くことを止めました。
なんで不登校という選択をしたのかという事は自分でもよく解らなかったりするのですが、それはまた別のところで記しておこうと思っています。

不登校で引きこもりのまま中学を卒業し、16歳になる年に近所の飲食店で働き始めました。私にとって、人生で初めての職場です。私は18歳までこの飲食店で、朝から晩まで働いていましたので、今でも青春時代というとその飲食店の仲間たちの事を思い出します。

初めての職場にいるうちに高認を取得しました。18歳の夏でした。私は小学生の頃から出来の悪い子供で、中学校にもなじめずに早々に中退したものですから、高認に挑戦する事には勇気が必要でした。

高認って難しいの?

高卒認定って難しいの?と聞かれる事があります。
答えは「人による」です。
高認の過去問を見た時
人によってはこんな簡単な問題で高卒とか言っていいの?フザケンナ!と感じる事でしょう。しかし人によっては、大学を出ている人だってチンプンカンプンだったりします。

私は当然チンプンカンプンでした。小学校しか出ていない上に、勉強が楽しいと思った事なんて一度も無かったのですから当たり前です。

私が当時、初めて高認(大検)の過去問を見た時に抱いた感想はこうです。
「意味不明」
「1問も解けない」
「解ける問題が1つもない」
「無理じゃね?」
「5教科9科目?無理でしょ」

しかし私はとある人の
「簡単だよ。頑張れば絶対合格できるよ」
の言葉を信じて挑戦する事にしました。

仕事もしていましたので、時間との戦いでもありましたが、全科目に1発合格する事が出来ました。合格通知が届いた日の事はいい大人になった今でもよく覚えています。また別のところで書き残せたらと思っています。

遡り

もう一度学び直したいと思っている方に伝えておきたい事があります。
もしあなたが今、なんらかしらの参考書を手に取って、その内容がチンプンカンプンすぎてとても無理だと思ったとしても、絶対に挑戦してみてほしいんです。
高校の内容がチンプンカンプンであれば、中学の内容に遡って取り組んでみましょう、中学の内容が???????であれば小学生のドリルを買って挑戦してみましょう。小数点の計算、分数の計算、どこまでもどこまでも遡ってみて下さい。いつか必ず解るところにたどり着きます。

私も17歳の時に小学生のドリルまで遡りました。
あなたも一緒にどこまでも遡りませんか?
それが私たちの未来なのですから。

あなたは今、学校へ行く事を止め、不安な日々を過ごしているかもしれません。引きこもって辛い日々を過ごしているかもしれない。
でももし少しでも学び直したい、怖いけど社会に出たいという気持ちがあるのなら挑戦してください。前例はいくらでもあります。

寛容な社会

社会に出てしまえばあっけにとられるかもしれません。
あれだけ大問題だった不登校も、親戚中の悩みの種であった引きこもりも、言わなければだーれも気づきゃしません。顔に元不登校って書いてあるわけじゃないんです。あんたは普通じゃないと罵られた日々が嘘のように、ただのどこにでもいる社会人として、社会は元不登校も、元引きこもりも、高校中退も知らん顔で受け入れてくれるんです。働いてみたら、普通の人なんて一人もいませんでした。

ペンは剣よりも強いという事

私は学校で習う勉強が死ぬほど大事だとは思いません。
しかし学ぶ事を止めない人の方が絶対に人生楽しいです。

今日の猫村さんという漫画をご存じでしょうか。
私は大好きで、全巻所有しているのですが。
猫村さんのセリフにこんなものがあります。
「勉強って、勉強をがんばる人をいろんな所へ運んでくれるのよ」
というものです。
このセリフは可愛らしくて、でも世の中の核心を突いていると思います。

勉強をすれば世界が広がります。
沢山の種類の人間と出会い、視野が広がります。逆に、人が苦手だからできるだけ人に会わずに生きていきたい、という場合も、勉強をすればそういう類の仕事に就くこともできるでしょう。世の中に選択肢がこんなにあったのかと気が付かされます。

要らない者は排除。一緒に遡りましょう。

今不登校や引きこもりの方だけでなく、もう立派な社会人として働いているけど、実は学び直したいと思っている方、たとえあなたが何歳であってもやった方が良いです。
もし学び直そうとしているあなたの側に、「こんな事もわからないのw?」
「今更手遅れじゃない?」と言ってくる人がいたら(心の中でぶっ飛ばして)そっと物理的な距離をとりましょう。その人はあなたの人生には必要のない人です。

私は高認を取得した後、大学受験の勉強をしている時(これがまた大変だった)同じく受験生の知り合いに「こんなこともわからないの?」と言われた事があります。私がどんな思いでそこまで歩いてきたかも知らないくせに。

私はあなたがどんなに基礎的な事がわからなくても笑ったりしません。私でわかる事なら知識をおすそ分けしますし、私にもわからない事なら一緒に考えてみようと思います。

私はコロナウイルスが蔓延しだす直前まで、学び直し専用の塾で講師のボランティアをしていました、今はコロナウイルスの事と、本業が忙しくなったため、また別の形で誰かのお役に立てればと機会をうかがっています。

最後にもう一度言います。
あなたも一緒にどこまでも遡りませんか?
それが私たちの未来なのですから。





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