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虚無日記 2023/5/8

GWが終わってしまった。
絶望の幕開けだ……。
今朝出社してメールチェックしたら新着メッセージが30通越えてて気を失いそうになった。ぽまえら、連休中に仕事するな(憤怒)

正直、今年のGWはここ数年と比べてもあまり休めた気がしない。

GW初日である3日は、仕事の打ち合わせ&出社してやらねばならぬ業務が残ってたので、普通にいつも通りの時間に起き、なんとか16時頃までに業務を終わらせ、その足で地元への新幹線に乗り込んだ。最後に実家帰ったのが一昨年の夏なので、まぁさすがに帰省しなきゃな……と無理やりスケジュールに詰め込んだ。

新幹線で2時間かからないくらいで地元に到着。奥羽の田舎……の中では比較的都会である仙台だ。

僕は別に地元を好きではないが、仙台という街は過ごしやすい土地だと思う。中学時代、ちょっと遠出するか! ってなった時の定番が仙台だった。あの頃は魚クセェアニメイトに毎回寄っていた。浪人生時代は1年近く通ったのもあり、それなりに思い出深い。1年近く通っていても、予備校と近くの飯屋とか駅前のゲーセンとかLOFTくらいしか出入りしてなかったので、あんま詳しくないのだがな。

そんな感傷は程々に、そっから地下鉄とバスを乗り継いで実家に向かう。
本当に僕が生まれ育った町はそれこそ近くの遊び場がジャスコしかなく、他は田んぼと山と寺くらい……という典型的な田舎だ。

地元に帰る度に「ここは停滞しているな」と思う。そら田舎の景色なんてそうそう劇的に変化しないものだが、変化が激しい東京に住んでるせいか余計にそう感じる。
ここには僕が置いてきたものがたくさんある。
それは大切な思い出ではあるけれど、拘泥するものでもないし、“今”より大切なものでもない。

実家には3日~5日のお昼すぎくらいまで滞在したが、ハッキリ言ってめちゃくちゃ退屈&疲れるものだった。

退屈なのは言うまでもなくやることがないから。仙台までいけば時間は潰せるが、実家に帰省しといて家族と話さず外に遊びに行ってる……というのもさすがに悪いだろう。
普段からインドア派だからどこでも変わらなくね? と思うが、まともなスペックのノートPCを持ってなかったので、暇つぶし道具がアイヒョンぐらいしかなかった。
(スイッチぐらいもってけばよかった)

そうなるとマジでやることがない。普段の僕の暇つぶしは全てPCありきで成り立ってるので、それがないとかなり暇だ。

あまりにも暇だったのでなんとなく気になってはいたが時間なくて手を出せなかったソシャゲを一通り触ったりもした。
(ヘブバン、スターレイル、MTGA、ラスバレ)

だがどれもちょっと触っただけで本腰入れてやる気にならなかった。東京戻ったらどうせ他にやることあって触らなくなるのがわかりきってるので。

次に、帰省して逆に疲れてしまったというのは、純粋に家族の相手をするのに疲れた。そもそも誰かと一緒に住むのがマジで無理になってしまったので、家族とはいえ自分の住処に他人がいる環境自体がストレスだったりする。

両親との会話も、結婚はいつだの、なんとなくで過ごしてたら30代、40代はとっくに過ぎていくだの、俺達はもう長く生きられないだの、辛気臭い気持ちになる。

僕がもういい歳で、人生設計についてちゃんと考えなきゃいけないことは自分自身分かっている。分かっていても、今は目の前の仕事に精一杯で、束の間の休息に将来のことを考える余裕もない。

既に仕事を辞め老後を過ごす家族と僕とでは、同じ時の流れを共有していないのだからどうしたって煩わしく感じてしまう。

あと、一番疲れる原因は2歳になる姪っ子だったりする。うちは実家で姪っ子を育てているが、帰省中はほぼその姪っ子の相手をしていた。僕には結構懐いており可愛いのは確かなのだが、子供の相手は兎に角気を遣う。部屋で籠もろうにもトイレ行こうにも気分転換に散歩行こうにも、姪っ子はずっとついてくるし、ついてくる以上僕も無視出来ない。姪っ子が疲れるまで遊びに付き合わされることになる。アンパンマン観てる時だけは静かだったので、僕はこの数日でアンパンマンの偉大さを再認識した。

ご飯の時もまず姪っ子を食べさせるのに注力しないとだし、お風呂も一緒に入るとなると気が抜けない。

まともに相手してたら自分の時間なんて殆ど取れない。子育てしているママ・パパはすげぇよ。

そんな風に過ごしていたらそもそも退屈しないんじゃね? と思われるが、僕は寝床が変わるとあまり寝れなくなるタイプなので、深夜から朝方まで帰省中はずっと起きてた。その間暇だったのでスマヒョをいじるくらいしかやることなかったってワケ。

朝方にやっと就寝するような生活でも、姪っ子は朝の7時~8時の間には起こしにくるので、結果的に帰省中の睡眠時間は2時間ないぐらいだった。

帰省により寧ろ普段以上に疲れつつも、5日の16時過ぎくらいには東京の家に戻ってきて、今度こそ僕のGW幕開けだ。
といっても、実質的な休みは土日だけみたいなもんだしゴールデンでもウィークでもねぇなとなった。

残りの2日間何してたかというと、ずっとメルヘンフォーレストをやってた。一周クリアまで大体20時間ぐらい。GW中にクリア出来て良かった。


3Dグラフィックは少しチープだが、主人公のメルンちゃんはじめ、キャラの可愛さは伝わる出来だったと思う。
本作は三部構成になっており、特に一章とそれ以降でがらっとゲーム性や雰囲気が変わるので、そこで評価が分かれるかもしれない。

一章は簡易版アトリエシリーズといったところで、村(森)を探索して適当な素材をN個持ってくれば課題クリア! というのを3回繰り返すことになる。いわゆるおつかいゲーで、出てくるキャラのポップさや難易度もあり、一章だけならそれこそ小学校低学年向けのゲームだ。

ぶっちゃけ退屈ではあるのだが、そもそもこのパート自体そんなに長くないのでおまけみたいなものだ(釣りのミニゲームはちょっと面白かった)。

で、二章からはハスクラ風のダンジョン探索RPGになる。ダンジョンを潜ってランダムなアイテムや装備を探したり、食料ゲージや罠があったりと、所謂不思議のダンジョンやトルネコ、風来のシレンで馴染みのある奴だ。

ただ、戦闘システムは少々特殊で、QTE要素に近いものがある。

戦闘の基本的なコマンド構成は「攻撃」「戦技」「回避」「防御」となっており、コマンド入力後にはクールタイムが設定されている。

二章ではまだ戦技コマンドが開放されていないので、よりシンプルに「攻撃」「回避」「防御」のみになる。

相手を倒すにはまずは攻撃……といったところだが、攻撃連打してると当然敵の攻撃時に「防御」や「回避」のコマンドが追いつかず、モロにダメージを食らってしまう。序盤は兎も角中盤から敵の攻撃が激しくなっていき、2回モロに喰らえば雑魚相手でも死ぬのが普通だ。

なので、防御・回避主体で隙を見て攻撃を差し込む、というのが基本戦術になる。それだけだと単調というか、テンポが悪くなりそうだが、このゲームには「パリィ」システムがあり、タイミングよく攻撃を弾ければ相手の体勢を崩して大ダメージを与えられる。体勢を崩した状態では「奥義」というコマンドが使えるが、これがめちゃくちゃ強い。ものによっては通常攻撃の30倍以上与えられるものがある。というか、パリィ前提に敵の強さが設定されてるフシがある。タイミング自体は割りとゆるゆるなので慣れれば難しくないだろう。勿論奥義にも種類があり、ダンジョン内で奥義書をドロップするので、探索の楽しみの一つでもある。

他にも、回避推奨の攻撃は赤文字、防御推奨の攻撃は緑文字で表示され、それに合わせてコマンドを選ばないと大ダメージを受ける……なんて要素もある。
(防御推奨で回避すると、回避していても攻撃をモロに食らう。
回避推奨で防御した場合、ダメージが大きすぎて防御を貫通する、など)

実のところ終盤のダンジョンは無駄に広い上景色が代わり映えしないので飽きるところがあるのだが、戦闘自体が結構楽しいのでそれで進められたといっても過言ではない。

で、三章に突入すると、前述通り「戦技」が解放され、更に「アビリティ」という要素も追加される。

戦技は装備した武器ごとに固有のものがあり、戦闘中TP(通常攻撃をする度に貯まる)を消費して発動する。
自身の攻撃力や防御力をあげるものや、相手を確率で体勢崩しするものなど様々だ。純粋な武器の攻撃力だけでなく、戦技で育成する武器を選ぶのもアリだろう。

アビリティも様々な効果があるが、こちらはダンジョン内で拾えるアイテムによってポイントを得て、それを振り分けて自分の好きなように取得できる。

三章からダンジョン内での食料の減りが尋常じゃなくなったり、トラップの数が増えたり、通るだけでダメージを負う障壁があったりと過酷さが増すので、アビリティでそういったものを軽減、回避するものを取っていかないとまともに探索を進められなくなる。

他にも戦闘に仲間が加わったりといった要素もあるが……まぁ事細かに全部書いてたら終わらんので説明はこれくらいで。

ゲーム性、システム性といった部分において、個人的には面白かった。一つ注文をつけるならば、バツボタンで戻る機能も欲しかった。
シナリオ面に関しては、まぁ普通……。ストーリー部分のみでのボリュームがそんなにないってのもあるが、そもそもシナリオ目当てにやるゲームでもない感はある。
可愛いキャラ動かしてハスクラ風ダンジョンRPGやりてぇ~という人になら十分刺さる内容だろう。

最後に、一応これからプレイする人に向けての注意喚起になるが、このゲームには進行不能バグ(?)が存在する。

第一章が終わり第二章に切り替わると、ホームの場所も村からダンジョンのエントランスに移るのだが、エントランスから村へは出口から帰ることができる。しかし、村からダンジョンに行く方法は調べたところなく、一度戻ってしまうとその時点で進行不能となる。

ネットでも同じことやらかした奴いるんじゃねぇかと調べてみたが、ヒットしなかったのでここに記しておく。僕はこれで1時間以上村を彷徨いたがダンジョンへの道は発見出来ず、結局はじめからやり直すことになった。

僕がやったSteam版だけかもしれないが、結構凶悪な仕様だ。
二章のラスボス戦では一章で作成したアイテムが特効になっており、それを取り忘れてたら一旦村に戻って取ってくるか……と考えるものだが、一度戻ったら二度とダンジョンに入れない。
ぶっちゃけ特効アイテムなくても倒せるので取り忘れたらそのまま倒しちゃいましょう。


以上が僕のGWだ。
ゲーム一本クリア出来たので虚無ではなかったが、あまり長期休暇感もなかったので満足感も薄い。

次の長期休暇(お盆休み)こそ存分に謳歌するぞ!

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