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子どもに世界のことに興味を持ってもらうための3つの方法

前回は、「子どもが海外や英語に全く興味を持たない」というお悩みに対して、人は基本的に変わるのが難しいことを説明しました。

しかし、そうは言ってもなんとか「世界のどこでも生きていける人になってほしい」と思っている親御さんのために、具体例を考えてみます。

私だったら、具体的にどうするか。3つ挙げたいと思います。「子どもを無菌室で育てない」「不安や恐怖を(無意識に)煽らないこと」「少しずつやる」です。

1子どもを無菌室で育てない

子どもを心配するあまり、無菌室のような環境で育ててしまっている人がいます。

禁止事項を増やしたり、リスクを過度に強調しすぎる教育をしていないでしょうか。「そんなことしたら危ない」「あんなところに行ったらダメ」が行きすぎると、子供は何もできなくなります。

子どもを信じて放置して何かあったらどうするんだ、と言われるかもですが、完璧に安全な環境には限界があります。時にはケンカしたり、問題を起こしたりするということです。

というか、日本は公的支援が行き届きすぎて、「無菌室化」してるのでは。定期検診やスクリーニング、発達検査などでやっていることは全て「将来困らないように」を考えられています。このシステムに適応しすぎると、人は「他人がやってくれて当たり前」となり、自分の力で考えたり、はみ出して失敗することが怖くなります。ある意味、個人の責任というか、整えられすぎたシステムの弊害のように見えます。

ここでできることは、あえてシステムから出てみることです。
もしくはシステムの外にいる人と繋がることです。

2 不安や恐怖を必要以上に煽らない

日本に帰国して思うのは「日本ほど安心なところはない」と強調されている方が多いことです。こんなふうに強調されたら、「外に出たくない」と思うのはむしろ当たり前ではないでしょうか。

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